2018年8月3日金曜日

エアコン取替えですね?簡単な気持ちで下見もせずにお伺いすると

古くからの知り合いで、同じ町内会の役員をされているお客様から、「阿部さん、お盆休みまででええんやけど、古いエアコンの効きが悪いんで取替えてもらえんやろか。」とご依頼いただき、本日お伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2218-W 霧ヶ峰汎用機です。


実はですね、電気工事とかCATV工事とかで何度かお伺いしているお宅だったので、「あぁ、あのエアコンね。」くらいの記憶があったので、徒歩でお伺いできる距離にも関わらず、忙しさにかまけて下見をしていませんでした...

今日お伺いして見て... うわっ...

これは手強いぞ...(´;ω;`) どう手強いかは後ほど。

動きますが、効きが悪いとの事です。
1997年製...21年も使われているんですね。

この頃のシャープのエアコンは、結構良かった感があります。

外まわりは? うわっ...ここも結構なことに(´;ω;`)
外壁はリフォーム時にサイディングが貼られています。

サイディング貼る際に、エアコン外さずに施工されたんですね。
配管が浮かされたまま、留められていません。

しかも配管穴のところは、ぴっちりハメられていて最悪です...


既存機外すのに、配管が抜けなくて泣きそうになりました(T_T)
ここで3分の1くらいの体力が無くなり、全身汗でズブ濡れです...


一呼吸置いて、取付けに掛かります。
位置決めをして、背面板を取付けます。

解りますかね?既存配管穴の位置...
既存機がコンパクトだったので、穴の位置が高すぎるんです。
ここが手強いところです...(´;ω;`)

この位置に開け直しました。

簡単に開いたと思いますよね(^_^;)
実は30分も格闘しています。
この壁、室内側はベニヤ板で、外側はサイディングなので、パッと見簡単そうに思いますが、内部はブロック造です。
30分、延々とコアドリルを握ってその振動に耐え、35℃を超える室内で噴き出る汗を拭いながら格闘しました(T_T)

ビリビリと痺れている手を擦りながら、お客様が用意してくれた扇風機に当り、水分を補給して一時休憩。

え?そうですね。下見してないから時間に追われてこんな思いをしてるんです。
ことわざ通り、段取り8分ですね、ホント。
実際には段取り9分くらいしてて、寝る暇もないんですよ、この時期は(´;ω;`)

配管穴は貫通スリーブを挿入して、こんな感じで処理。
ここは室内機で隠れてしまいます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続が完了すると、しっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


配管はテープ巻きでいいと言う事で、テープ巻き仕上げです。
耐久性のあるサドルで、しっかりと壁面に固定します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「ありがとうございました。穴開けが大変やったねぇ。これで孫らが帰ってきても涼しく使えらい。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2006年製シャープのエアコン故障のため三菱霧ヶ峰へ取替工事

本日の午前中は、いつもお声掛けいただいているFB友さんのお宅へ、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-GV2218-W 霧ヶ峰汎用機です。


FB友さんなので、メッセンジャーでご連絡いただいていました。


2013年に分解洗浄をご依頼いただき、2015年に移設工事をさせていただいた、シャープのエアコンです。
実は今年、息子さんが空調系の会社へ就職された事もあり、初期点検をしていただいていました。


室外機のファンが回らないとの事でしたので、ファンモーターか基板の不良が考えられます。

このエアコン、2006年製。
以前、シャープの部品を手配した時に「部品は8年で打ち切りです。」と言われましたので、それをお伝えし、取替えをご依頼いただきました。

シャープは電気系統弱い割に部品が高額で、部品供給打ち切りが早いので、あまりお奨めはできませんね。

エアコンが入荷したので、早速取替えにお伺いしてきました。
さくっと既存機を撤去。

おっ、ちゃんと貫通スリーブが入ってますよ。
アベ冷熱技研施工なので当然か(*´艸`*)

新しい室内機を取付けて、配管類を接続していきます。


まだ3年しか経過していないスリムダクトは、当然流用します。


配管接続が完了すると、しっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。

こちら北側なので日が当たらず、少し風も吹いて快適に作業が進みます(*´∀`*)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「良かったぁ。暑い中ありがとうございます。まだまだ暑いんで助かりました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年8月2日木曜日

被災地 大洲で2.5HP天カパッケージエアコン取替工事

またまた大洲にやって参りました。
7月28日にUPした、エステ店復旧の続きです。
今日はなんとか、二人で作業します。

三菱電機製 スリムER 2.5馬力天カセツインパッケージエアコン 元請け支給品です。


こちらの既存機は三菱重工製。

これも水没して電気系統がダメです。
年式から部品がないので、取替えます。

撤去前に、まずフロンガスを回収します。

今回の機種はコンプレッサーが動作しないので、設置したまま回収。
ここで結構な時間ロスです。

室外機を撤去して配管を確認すると、潰れてました...

ベンダを使用せず手で配管を曲げると、この様に潰れてしまいますね。
4分以上のサイズはベンダ必須です。
今回この部分は切断して、溶接延長します。

室内機も撤去。


既存配管流用ですが、2分5分という特殊なサイズのため、5分の方はユニオン継手を使って4分へサイズダウンし、延長します。


吊りピッチは全く違うので、Lアングルを使って吊りボルトを降ろします。


新しい室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。

ここで阿部がちょっとした失敗をしまして、また室内機を降ろして修正...かなりの時間ロスになりました。
気温が35℃超えてる状態での天井裏作業が続いて、もぅまともに脳ミソが付いてこないです(´;ω;`)

配管作業が終わるとしっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが完了すると、リモコンを新しいものに取替えて電源投入。


試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これでこちらの店舗のエアコン復旧はすべて完了です。
明日から通常営業に戻れますね。
遅くなりましたが、頑張ってください!(*´∀`*)

アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年8月1日水曜日

2018松山電工組安全大会(電気使用安全月間)

毎年恒例、「電気使用安全月間(8月1日~31日)」の一環として、松山電気工事協同組合主催の電気使用安全啓発活動に参加してきました。

初めに、四国電力松山電気ビルにて、松山電気工事協同組合主催の「安全大会」が開催されます。

開会宣言後、災害事例などの紹介が行われた後、安全作業指針・安全宣言を行い、今後の安全作業を誓います。

安全大会後は、各担当ヶ所へ向かう出発式。
青年部は恒例の高所作業車を使った、道路照明清掃・点検作業に。
親理事メンバーは、公園点検班・松山市官庁訪問班・東温市官庁訪問班に分かれて出発。

今年の阿部の担当はですね...フリーです(^_^;)
フリーとか、どうでもええんですかぃ?とう言う訳でもなく、事業管理部の情報担当理事としまして、各班の作業の模様を取材と言うか写真撮影に走り回ります。

とは言っても、かなり広範囲に散らばりましたから、全部は回れません。
公園点検班の方は、東鷹の子公園へ。


組合のメンバー2名と、四国電力・四国電気保安協会から各1名の4名で、公園内の電気設備の点検を行います。

漏電はしていないか。
器具が劣化していないか。
自動点滅器は正常に動作しているかなど、市民のみなさんが安全に公園を使用できる様、入念に点検を行っていました。

時間がないので、そそくさと青年部の活動場所へ移動しました(^_^;)

青年部は高所作業車を2台使用して、道路照明点検清掃を行います。
今年は松山東環状線 束本2丁目~松末1丁目間です。


今年も新田高校電気科・松山工業高校の高校生9名(内2名教員)を招いて、社会貢献活動を体感してもらいました。

順調に点検が終了し、どこも異常なし。
これからも安心して公園が使えますね。

松山電工組各担当のみなさん、お疲れ様でした。
詳細はコチラにUPさせていただきました↓

2018年7月31日火曜日

カラオケスナックで23年使用の天カセパッケージエアコン取替工事

松山道後は道後温泉で有名ですが、その道後温泉から少し入ったところにある、老舗カラオケスナック「道後まどんな」さんで、パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 PLZ-ERMP160ER 6馬力スリムERタイプ天井カセット形パッケージエアコンです。


既存機はダイキンの5馬力で、1995年製。
23年選手です。

当初ご相談いただいたのは、ホール内にタバコの煙が充満するので、換気扇の取替えについてでした。
換気扇の取替えもご依頼いただきましたが、「ホントはエアコンも相談に乗って欲しいんですけど、この時期お忙しいんでしょ?実はメーカーさんに修理にしてもらったんですけど部品が無くて、とりあえず動くようにしてもらってるけど、いつ壊れてもおかしくない状態なんです」と。

予定が詰まっているので、すぐには無理ですけど、とりあえず動いているなら見積りしてみましょうか?
という事で... 室外機はどこにありますか?

え?...(;・∀・)

こ...これは... 高さ2mほどあるところに、鋼材を加工して設置されています。

名板を見ると104kg,,,(´;ω;`)

100kg超えですか...
人力じゃどうにもならない。
かと言って、ユニック車とかクレーンは入って来れる場所ではありません。

お断りしようかと思いましたが、お聞きするとアベ冷熱技研のお客様からのご紹介と言うことと、そんなに急いでいる訳でもないと言うこと、何より「できるなら阿部さんにお願いしたい」とのお言葉で、とりあえずお見積りをさせていただく事に。

既存機が5馬力で少々能力不足気味との事でしたので、ブレーカー容量と配管サイズなどから6馬力でご提案させていただきました。
年式がかなり古いので、見積りと一緒に取替えた場合の年間電気代の試算もしてみました。

結構凄い結果が出ました(^_^;)
年間23万円ものメリットが出ます!
(こちらの店舗の場合は夜間営業のため、少し結果は変わってくると思います)
能力UPした上に省エネで電気代削減できるなら、早くやらないと損ですね。

という訳で、「阿部さんの空いている、できるだけ早めの日程でお願いします。」とご依頼いただきました<(_ _)>

「店は休みたくない」とのご希望で、さすがに二人では無理なので、午前中の重量物搬出搬入だけ、いつも助けてもらっているSくんに応援を頼みました。
では作業に掛かります。
エアコンは動作しているので、フロンガスはポンプダウンして一旦室外機側へ回収。


100kgの室外機をどうやって降ろすか、ずっと悩んでいました。
いつもの電動アッパーくんは、目一杯下げても1mちょっとの高さがあるので、そこから人力で降ろすのは至難の業です。
そこで久々に引きずり出してきたのが、因幡の電動アッパーキャリーくん。

既に製造中止品で、かなり重量があるので気軽に使わなくなり、倉庫で眠っていました。
3mまで上げ下げでき、100kgの物を上げる事ができます。
はぃ、100kgまでですよ。
あと4kgは... 頑張ってくれました(^_^;) ホントはダメなんですよぉ。

無事降ろせました。

室外機の留め寸法が違うので、架台を加工後に新しい室外機を乗せます。
新しい室外機は89kgなので、全然大丈夫です。

室内機も撤去しました。

既存機はH鋼にCチャンネルを渡して吊られていました。

今回はこのCチャンネルにL形アングルを組んで吊り込みます。


既存配管流用。配管サイズは3分6分。
新しい機種は3分5分なので、溶接してサイズダウン。


いつもの電動アッパーくんも大活躍。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。


既存機に比べてコンパクトなので、リニューアル用のワイドパネルを使用します。


パネルを取付けて、室内機周り完了。


新しい室外機を架台に乗せて、配管接続。
しっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。


真空引きが完了すると、リモコンを新しいものに取替えて電源投入。


試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

なんとかOPEN時間に間に合いました。

持ち帰ったエアコンはフロン排出抑制法に基づいて、機器内のフロンガスを回収します。

回収ボンベに回収したフロンガスは、破壊処理業者へ持ち込み適正に破壊処理されます。
この様に、業務用エアコンは家庭用エアコンの家電リサイクル法とは違い、フロン排出抑制法の扱いになります。

「室内機がコンパクトになってどうなのかなと思ったてけど、前のより全然良く効きますね。これは快適です。お願いして良かった。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)


道後まどんなさんは、この地区で永く観光客のみさなさんの憩いの場になっています。
地元大手のホテルや旅館の団体さんも来られる、カラオケスナックとしては大きなお店です。
カラオケ好きな方はぜひ(*^^*)


アベ冷熱技研は「第一種フロン類回収業者登録店(愛媛県)」、「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工です。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。