2018年6月14日木曜日

鍼灸ここわさんの施術室へパイプファン換気扇取付工事

今年の1月に移転されてから今日まで、幾度となくチェックインしてきた「鍼灸ここわ」さん(^_^;)
今日は施術室に換気扇の取付工事にお伺いしてきました。

パナソニック FY-08PDX9D 100φパイプファン大風量形です。

少し前から、お灸のヤニのせいで、クロスが変色していくのを気にされていて、「阿部さん、換気扇付けたらちょっとは違うんですかね?」とご相談いただいていました。

空気の流れを作ってやれば部屋の中に滞留する煙の量が減るので、マシにはなりますね。
完全には無理ですけど。

でもこの建物、借家なので勝手に穴開けて換気扇なんか取付けできませんよ?
大家さんに許可もらわないと...とか話してたんですが...

あれ?給気口がある(・∀・)

エアコン工事に来た時にもあったんでしょうけど、完璧に記憶から飛んでました(^_^;)

この給気口を利用すれば換気扇が付きますよ!(隣のお部屋にも給気口があるので、換気量的には大きな問題はありません)
グリルを外してみます。


おっ!100φの塩ビ管も入ってるし、、、


屋外にはステンレスフードまで付いてます。


さて、電源はどうする?

おぉ!足元にコンセントがあるじゃないですか(・∀・)
ここからぺぺっと電源が取れますよ。

という訳で、本日工事にお伺いしてきました。
まずはフードを外して、塩ビ管も抜きます。


外壁側なので、断熱材がびっちり入っています。


次に、換気扇のON/OFFを行うスイッチを取付けるため、壁を開口します。


足元のコンセントからスイッチまで、サクサクっと電源ケーブルを通します。


で、スイッチから換気扇の場所まで、ケーブルをサクサクっと...行かなかったんです(´;ω;`)


まぁ想定はしてたんですけど、結構手間取りながら、やっとの思いで入線完了です。

真ん中の間柱と筋交いに、壁の中で悪戦苦闘、約40分(T_T)

意地でも露出配線なんかしないぞっていう気力だけで動いていました(^_^;)

スイッチは入切表示付きのタイプにしました(*´ω`*)

※この写真見てはじめて気が付きました... 換気扇のネーム入れてない...(T_T)

換気扇を取付けて、電源接続して工事完了です。

「うまく付きましたね。いつもすみません、助かりました。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

この様な換気扇工事も、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2018年6月13日水曜日

古くなったダイキン床置形エアコンを三菱電機床置形Kシリーズへ取替工事

以前、リビングの天カセエアコン取替工事をご依頼いただいたお客様のお宅で、寝室の床置形エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MFZ-K2817AS 床置形Kシリーズタイプ お客様支給品です。


既存機はダイキン製でした。

何年式か記載されていませんでしたが、20年は超えてると思われます。

タマに水漏れするのと、タマに効かなくなるという、なんとも言えない動作をする様になって、取り替えのご相談をいただいていました。


水漏れの原因は、配管接続部の断熱不足の様ですね。


タマに効かなくなるのは、恐らくサーモ系の不具合か、基板の不良と思われますが、さすがにこれを修理するとかはお奨めしません(^_^;)
隠蔽配管ですから、コンプレッサが壊れる前に取替えをお奨めさせていただきました。

室外機周りはこんな感じです。

経年劣化で、断熱材が無くなって、銅管が裸になってしまっています。


電源は室外機電源。

昔の名残ですね。
ダイキンは当時、123の端子台に赤白黒と接続していました。
今は、どのメーカーも黒白赤になっていますけど。
あ、これ、同業者さんじゃないと解らないお話です(^_^;)

床置きタイプをやめて、壁掛けタイプもご提案させていただきましたが、鉄筋コンクリートのお家で建物も古いので、できれば外壁に穴を開けたくないとのご要望で、既存配管流用で床置きタイプに決まりました。

まずは、既存機を撤去します。
うわ、、、クロスが、、、リフォームの際に室内機を外さずに貼っちゃたんですねぇ...

床も以前はカーペットだったみたいで、きれいに室内機のあった部分だけ残っています...(´・ω・`)
これ、弱りましたよ...

とりあえずお客様に確認していただいてから、作業を進めます。
既存配管流用ですが、既存が2分4分のため、4分は3分へ、異径ユニオン継手を使ってサイズダウンします。(この位置で溶接はありえません)


配管を加工していると、「阿部さん、これとりあえず貼っておいてもらえます?」と持って来られたのがクロス。

リフォームされた際に取って置いていたみたいで、クロスだけあったそうです。
はぃ、糊が無かったんですね(^_^;)
「とりあえず、画鋲で貼っておいてください。後で糊買ってきて自分で貼りますから。」とお客様。

という訳で、こんな感じで室内機を設置。
配管類を接続していきます。


室内側でワタワタしている間に、うちの会長が配管溶接を済ませて、真空引きを開始していました(^_^;)


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「あら、思ったよりスッキリしててキレイですね。お忙しいのに儲けにもならない事お願いして申し訳ないです。まだ他の部屋もそろそろ取替えないといけないのがあるんで、またお願いしますね。」と、とてもお喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

10年目のエアコンが効かなくなったので霧ヶ峰から霧ヶ峰へエアコン取替工事

以前、エアコン分解洗浄をご依頼いただいたお客様のご依頼で、別のお部屋のエアコン取替えのご依頼をいただきました。

三菱電機 MSZ-GV2218-W 汎用タイプをお買い上げいただきました。


既存機も三菱霧ヶ峰でした。

2008年製。10年目にして、運転はするけど効かなくなりました。
修理はせず、取替えをご希望です。

既存の配管ダクトは流用です。


ただしこの業者さん...

以前、洗浄でお伺いしたお部屋のものも、ダクトがきちんと留められていませんでした。
「同じ電気屋さんの工事ですから...」と、お客様も苦笑い(^_^;)

ウォールカバーの周りは、コーキングではなくパテ?

えらいこと山盛りにしていますが、何かあった感じですねぇ~...

室内機を取外しました。


怖いですね。このアンカーで、且つこの本数で、石膏ボードの壁に重量物を据えるなんて...

わたくしはこの下では眠りたくない(^_^;)

貫通スリーブが入っていませんね。
柱?補強?の木材が出てきたので、左斜めに配管穴が開けてあります。


なんとか入ったので、斜めに向けて貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を外す時に、バラバラと黒い物体が大量に出てきました。

ネズミ?
いや、コウモリかも知れないと、あとでお客様がお話されていました。
なので、外側のところに山盛りパテを詰めてたんですねぇ...

では、新しいエアコンの取付けに掛かります。
水平器を使って、背面板を水平に取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


ハシゴの丁度真下に勝手口の軒先が出ているため、お隣の敷地へ入れさせていただいて<(_ _)>

こういう場合、お隣さんとの関係が良好でないと、作業が進みませんね(*^^*)

ダクトが汚れていたので、雑巾で拭き取っておきます。

山盛りパテは撤去して、配管穴を完璧に塞いでおきました。
スリーブも入っているので、小動物の侵入経路は遮断されています。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


あとは試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

「ありがとうございます。暑くなる前に交換できて良かったです。また他のお部屋もそろそろ取替え時期なんで、またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年6月12日火曜日

それでもエアコンを量販店で買いますか?エアコンの取付け直しのご依頼

午後からも修理と言うか、手直しでした。
手直しと言うより、本格的な作業になりましたけど...(´・ω・`)

以下、お客様からのメールそのままコピペです↓(店名はとりあえず伏せます)

「先月家を新築した際に、◯◯◯電機でエアコンを購入して、◯◯◯電機の下請業者が取付に来たのですが、ボロい業者で取付が雑だったので、アベ冷熱技研さんに付け直しをお願いしたいと思っております。
どこか信頼できる業者さんは無いかとネットで探していたら、アベ冷熱技研さんのホームページにたどり着きました。
12月からブログを毎日拝見していて、ここなら大丈夫と確信しメールした次第です。」

今年1月にメールをいただきまして、状況を確認にお伺いしてきました。

新築です。いいですね、パナソニック。

素人さんがこの二枚の写真を見ても、どこが悪いんだ?って感じだと思います。
そうです、パッと見わからないから恐ろしかったりするんですよね(^_^;)

お客様が気になって仕方がないこと↓

・スリーブが入ってない
・穴が室内側から室外側へ右斜め下に空いている。
・室内機の換気用ホースが、そとの化粧カバーてっぺんの格子に干渉しているせいか、格子が撤去されている。
・電池式のおもちゃみたいな真空ポンプを使っていた。
・防水性と気密性に疑問がある。化粧カバーのてっぺんは、何か透明のジェル状の物を塗ってましたが、
中はパテで穴を塞いでないかもしれません。
・室内機が若干右下がりに傾いて見える。気にしすぎかもしれません。
・室内機が 落ちてこないか心配。取付プレートに安い短いネジを使ってないか疑ってしまう。
・ドレンの通水試験をしていない

では、確認していきましょう。
配管化粧カバーの縁をコーキングしていませんね。

というか、これは外すと縁ではなく、カバーと壁の接合面にコーキングしてありました。
けど、これやられると、外す時大変なんですけど...

換気カバーの格子が撤去されている件。

これはこれで正解です。
パナソニックのフィルター自動掃除機能付きタイプは、屋外へホコリを排出する仕組みのものがあるため、ここに格子を付けたままにすると、ホコリで目詰まりしてしまうんですよね。

カバーを外すと、配管穴はしっかりとパテ埋めされているため、ホコリが壁内へ入り込むことはありませんね。

と、ここまでは基本に忠実に施工されている感じでした。

...でした。

パテを外して見ると...

え?穴の半分が柱ですけど...(p_-)

たぶん筋交いか何かがあって、斜めに避けたら今度は柱が...って感じっぽいですね。
ここまで柱が見えていると、貫通スリーブを入れることはできません。

とりあえず、調査を済ませご報告。

・スリーブの挿入はできませんので、内壁・外壁部分のパテ埋めとなります。
・室内機の傾きとビスの取付け具合は、取外した際にビスの確認、取付けの際に水平器でチェックします。
・換気ホース用ダクトカバーの格子はお話した通りです。
・「電池式真空ポンプを使っていた」との事ですが、ここは確認のしようがありません。
こちらができる事は、運転時のガス圧測定までです。
規定の真空度に達しておらず水分が残留していても、ガス圧測定では判断ができません。
一度ガス内に空気や水分が混じってしまうと分離は不可能ですので、そこはご了承ください。

という訳で、まだ1月で暖房を使われていたため、「暖かくなってからやりましょう」とか言いながら、延び延びになって本日施工となりました(^_^;)

まずはポンプダウンして、すべて取外してしまいます。


室内機取外す際に、泣きそうになりました。
配管が抜けないんです...
数回諦めかけました(T_T)
やっと外れて見えた光景は...(# ゚Д゚)


思った通り筋交いが出てきましたけど、これは酷い...
まぁ、切ってないだけマシですか(´・ω・`)


外から見るとこんな感じです。

急激に斜め向いてる上に、柱と筋交いの隙間を配管が通っているため、キツキツなんですよね。
これ、取付けもかなり苦労したと思いますが...

気にされていた取付けビス...

外して良かったですね。本数が少なすぎます。
室内機15kgありますからね。

で、右に傾いてる感じがする件。

傾いてますね。ドレン勾配を取ってるつもりなんでしょうけど、水平にするのが一番いいんですよ。

全部取っ払って、最初からすべてやり直しです。


位置決めをして、的確な位置と数で、しっかりとビス留め。


水平にしました。


貫通スリーブは入りません。

ここはどうしようもありませんね。
外壁と内壁を貼り替えていただけるなら穴開け直しますが、現実的ではありません。

また涙がこぼれ落ちそうになりながら、室内機を掛けました(T_T)
カバーを外しているのは理由があります。


貫通スリーブが挿入できないので、小動物侵入防止と気密性確保のため、内壁側の穴もパテ埋めしておきます。

三菱電機製だと、側面カバー外すだけでできるんですけどねぇ~(p_-)

配管もフレア加工し直して、トルクレンチでしっかりと締め付けます。


外壁側の穴もしっかりとパテ埋めしますが、その上からコーキングも。

パテは硬化すると縮んでしまうので、コーキングで気密性を確保します。

化粧カバーの縁も、雨水が侵入しない様にコーキング。


室外機もビシッと水平に(`・ω・´)ゞ


配管接続が完了すると、しっかりと真空引きを行い、配管内部を真空乾燥させます。


真空引きが終わると、試運転開始。


運転ガス圧もしっかりと点検しておきます。

異常がない事を確認して、お引渡しです。
これで気持ちよくエアコンをお使いいただける様になりましたね。

ところで、量販店でエアコン工事を頼むと、その量販店の従業員が工事に来ると思ってる方が多いですね。
実は「協力業者(下請け業者)」が取付けに来ます。
特に繁忙期になると工事業者が足りなくなり、県外からも下請け業者がやってきます。
取付け台数をこなさないとお金になりませんから、一台に掛ける情熱なんかある訳がありませんね。
阿部は、そんなレベルの業者さんたちと競い合うつもりは、まったくありません。
値段で選びますか?
技術で選びますか?
真夏に暑い思いをするのは、お客様ご自身です。