2018年3月11日日曜日

新築住宅で三菱霧ヶ峰×4台エアコン取付工事

昨日と本日、二日間掛けて、新築住宅のエアコン取付工事にお伺いしてきました。

三菱電機製霧ヶ峰。7.1kw×1台、3.6kw×1台、2.5kw×2台。お客様支給品です。

今月末にこちらの新しいお家へ引越しをされると言うことで、今月末までに取付けをしてほしいとのご希望でした。
初めてご依頼いただくお客様でしたが、新しいお家が当社のお近くという事(歩いて行ける)と、当社ホームページをご覧いただいて「きちんと工事していただけるところに」と言うありがたいご希望でしたので、お引き受けさせていただきました。
ただし、今月は予定が埋まっているため後半は無理、この土日ならなんとか時間が取れたので、昨日から工事に掛からせていただいていました。

リビングです。

見て「え?」って思いました(^_^;)
柱の位置、筋交いの位置をマスキングテープで描いてくれています...

図面と写真も、エアコン工事業者用として渡していただきました。

図面を拝見させていただくとか、スマホで撮影した写真を見せていただく事はよくありますが、壁にマスキングテープを貼ってるのは、初めてですf(^_^;)

取付けに掛かります。
ご覧いただくと解ると思いますが、サッシとサッシの中心に間柱があるのではなく、微妙に左に寄っていますね。
美観上、室内機は中心に取付けます。


規定の配管穴中心は目印から100mmのところです。
リビングに設置するエアコンは7.1kwで、配管サイズが2分4分と太いので、穴径65Φではなく75Φで開けます。

そうすると右の柱に当るため、穴の中心を10mmほど左へ寄せます。

「マスキングテープがなかったら、柱の位置が判らず、穴を開けてしまっていただろうね」と思いました?
いえ、マスキングテープ無くても上のコンセントの位置で大体の柱の位置は判ります。
大体の位置が判れば、下地探し工具を使って壁裏を探っていきます。

周辺に障害物が無ければ、先に付いている針が奥まで貫通し、障害物があれば途中で止まる仕組みです。
確かにマスキングテープの左側には、何も無さそうです。

次にもう少し長い工具を配管穴中心部へ突っ込んで、筋交いなどが近くに無いか探ります。


障害物が無い事が確認できると、穴開けを行います。


はぃ、こんな感じで貫通しました。
ホント、びっちり右側に柱がいましたね(*´ω`*)


マスキングテープ貼ってくれる親切な建築屋さんだなぁと思いました?
阿部的には全然思いません。
親切で丁寧な建築屋さんは、エアコンを取付ける壁裏には、きちっと下地を入れてくれているからです。

石膏ボードは、石膏を板状にして両側から紙で挟み込んでいるだけのものです。
ビスをねじ込むと、空回りして効きません。
重量物を壁に設置することが最初から解っている場合は下地を入れておく、と言うのが大工さんのポリシーだったりする話を聞いた事があります。
まぁ下地が入ってると、壁裏センサーも、先ほど使った下地探しも使えないんですけどね(^_^;)
下地が入ってるからセンサーとか使えないだろうと、マスキングテープを貼っていただいていたのなら、大絶賛だったんですけど残念です。

開けた配管穴には気密性確保と、小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入します。


はぃ。下地がありませんから、ビスを揉み込んでも効きません。
ボードアンカーと言うアンカービスを打ち込みます。


ボードアンカーでしっかりと背面板を取付けます。

壁裏の間柱とか、筋交いのあるところは木ビスでしっかりと固定しておきます。
ハッキリ言って、ボードアンカーに耐荷重性能があっても、石膏ボード自体が重さに耐えられなくなって割れると、ボードアンカーなんて何の役にも立ちません。

最近の室内機は重いんです。
ホント重いんです。ハンパないくらい(^_^;)

新築やってる大工さん。下地お願いしますね(*´ω`*)

では室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


冷房能力7.1kwと能力が大きいため、冷媒配管もそれなりに太いです。
4分の銅管は、手曲げすると簡単に潰れてしまうので、曲げる時はパイプベンダか座屈防止材を使って曲げます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機はぐるっと回ってこの位置に置きました。
手前は駐車スペースとして使いたいとの事で、この位置に。

室外機プラロックの下にブロックを敷いているのは、泥跳ね防止のためです。

他のお部屋はこんな感じで作業したところもありました。

ハシゴの傾斜があまり取れず、後ろに倒れない様にロープで固定。
更に隣が月極駐車場で、どちらの車分からない状況で、工具を落とさない様、必要なもの以外は身に付けずに作業しました。
高さとか角度とかは慣れてますが、車が近くにあるのがなんともやりにくいとことでした(´・ω・`)

こんな感じでスリムダクト完成(*^^*)


2階ベランダ置き。


こちらももう一台。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

なんとか土日が空いて、天気もよく、お引越しまでに工事が完了できて良かったです。
「キレイにしていただいて、ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2018年3月8日木曜日

プレハブ現場事務所2期工事が始まりました

1月に1期工事が完了したプレハブ現場事務所。
本日から2期工事が始まりまして、午前中組合のお手伝いの後、午後から現場へ行ってきました。

今回も3階建てですが、台数は前回より少し少なくなって、21台の床置形パッケージエアコンの取付工事を行います。

工期は今月中...
前回も追われる様にやりましたが、今回もそんな感じになりそうです(T_T)
で、初日からイキナリどしゃ降りの雨。
まぁ想定内です。

焦っても仕方ないので、ぼちぼち建物内の方から取り掛かります。

取付ける機器はリース品です。

いわゆる使い回し品なので、こんな状態で持ち込まれます。

まぁ、リース完了後の撤去で、配管をぶち切るのはよくあります。

配管を長めにカットしてくれてる場合は、こういう感じでカットできるんですが...


こういう素人っぽいカットはやめていただきたいもんです(´・ω・`)

これ外すの、かなり大変なんですよねぇ...
苦労を知らない人はこういう仕事をしますね。

ドレンパイプも、変な長さでカットされています。


接続部分は接着剤で接続されているので、これも丁寧にトーチガスで炙って取外します。


はぃ、これでやっと取付けができる状態になりました。

これをですね、午後から現場に入って半日掛かりで21台...
まだ一台も取付けできてません(T_T)
先は長いのか?工期は今月中。できるのか?やるしかない。
頑張ります...(´;ω;`)

と言う訳で、今月いっぱい平日はこの現場へ入り浸りです。
土日祝日は空いてるのか?と言われると、全部予約で埋まっています。
はぃ、今月休み無しです(T_T)
何もできません。
申し訳ございませんが、何卒ご容赦いただきます様、よろしくお願い申し上げます<(_ _)>

自家用電気工事に使う防保護具耐圧試験のお手伝い

予定パンパンで忙しいんですけどf(^_^;)
午前中は四国電力松山試験所で、松山電気工事協同組合の事業のひとつ、「防保護具耐圧試験」のお手伝いをしてきました。

自家用電気工事の際に使用する「防保護具」は、労働安全衛生規則第351条により、絶縁防保護具は6ヶ月以内毎に定期自主検査(耐圧試験等)が義務付けられています。
松山電気工事協同組合では、希望される組合員に対して、定期的に耐圧試験を実施しています。

基本的に、阿部はこの事業担当ではないのですが、阿部が組合の情報担当で広報の様な立場ですから、記事を書くための写真撮影なども兼ねてのお手伝いです。

まずは、各組合員さんたちが持ち込む防保護具を受け取り、仕分けをしていきます。


絶縁胴衣、高圧シールド、低圧シールド、蛇腹式シールド、絶縁ヘルメット、高圧用絶縁手袋、絶縁長靴と、種類ごとにまとめていきます。
仕分けをしたものは、後日検査員の方々に検査をしていただきます。


件数が多いので二回に分けて受け入れをしていて、先週受け入れしていたものの中から、不良が発生していました...

これ、現場じゃなくて良かったですね(´・ω・`)
この高圧ゴム手袋は使用できませんから、新しいものを購入していただきます。

耐圧試験が終わったものは、各組合員のボックスへ、仕分けしていきます。

間違えない様にしっかりとチェックして、組合事務所へ運び、各組合員に引き取りに来ていただいて終了です。

これで組合員が安全に安心して作業できますね(^^)
組合員のみなさま、ご安全に。

2018年3月6日火曜日

愛媛冷空会の監査に行ってきました

ちょっとBlog放置気味になってきましたね...(^_^;)
3月入ったら大きな現場に入るので、工事予約受付中止にさせていただきますとか書いてましたが、実は現場がズレ込みまして、週末から取り掛かる様になりました。
ぽかぁーんとしている間もなく、バタバタと見積りとか図面作成とかしてます。

そんな中、愛媛県冷凍空調設備工業会の事務所へ。

今日が会計監査の日で、先週「現場入るので参加できませんよぉ」って伝えていたんですけど、現場の予定がズレたので、いそいそと行って参りました。

はぃ、阿部は当工業会の「監事」という大役をいただいています。
こんな弱小企業のペーペーが監事とか恐れ多いことではありますが、こんな人間に声掛けていただける先輩方のお手伝いができるのなら本望です<(_ _)>
監査結果は、来月開催の総会でご報告させていただきます。

今日はこの前の暴風雨と打って変わって、晴天で気持ちいいお天気でしたね(*´∀`*)

自転車で工業会の事務所まで行ったので、帰りに石手川公園を通って帰りました。
もうすぐ春が来ますね。桜の季節が待ち遠しいです(*^^*)

さぁ、明後日から例の現場が始まります。
体調万全に整えて、今月いっぱい頑張ります!

2018年2月28日水曜日

分電盤のブレーカーが上がらない(入らない)ので点検・取替修理作業

朝イチに中学生の頃の同級生から電話が掛かって、「急にブレーカーが切れたんで、上げようと思ってやってみたら火花が出たんやけど、阿部くんとこで見てもらえるん?」と...(・_・;)

いやそれ危ないけん、ブレーカー触ったらいかんよ!と伝えて、夕方点検修理に行ってきました。

分岐回路が一つ切れています。


「あのね、たぶん原因はこれじゃないんかなと思うんやけど。」と手渡されたのは、延長コード...(p_-)これは...

どうも、リクライニングシートの下に敷き込まれていた様で、被覆が剥げて短絡していました。
よく火が出なかったもんだと...(^_^;)

これで原因は取り除きましたが、いくらブレーカーを操作してもハンドルが上がりません?
そう言えば「火花が出た」と言ってましたね。
ブレーカーが破損した感じです。
車に新しいブレーカー積んでいたので、早速取替えます。

パナソニック製のブレーカーは常に車に積んでいるので、即対応が可能です。

取替えてハンドルを操作。

バッチリです(`・ω・´)ゞ
電気が使える様になって、「良かったぁ、すぐ治って。ありがとう。」と、とても喜んでいました(*´ω`*)

さて、撤去したブレーカーを持ち帰って、分解してみました。
わぉ!激しく焼けてますね(p_-)


ハンドルを操作しても、接点が繋がりません。

高熱で、接点を保持している樹脂のパーツが溶けてしまっているんですねぇ...
上手いこと考えられてますね。
内部破損すると、安全のために接点が繋がらない仕組みになってるんですね。
さすがパナソニック製です(*^^*)

教訓!切れてるブレーカーは、原因を取り除くまで操作してはいけません(p_-)

アベ冷熱技研は第一種電気工事士が施工する、四国電力請負計器工事認定店です。
この様な電気工事や修理もお気軽にご相談ください。

2018年2月27日火曜日

電気代が高いので電気温水器の3分の1の電気代で済むエコキュートへ取替工事

いつもお世話になっているFB友さんからのご依頼で、エコキュートへの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 SRT-C373 エコキュート370L エコオートタイプです。


既存機は460Lの電気温水器で、四電エナジーサービスのリース品でした。

別に故障したとかではないんですが、電気代を気にされていて、以前からエコキュートに取替えたいとご相談を受けていました。

まず、電気温水器というのが電気代の面でネックですね。

・エコキュートだと電気温水器の3分の1の電気代で同じ量のお湯が沸かせる
・そもそも二人家族なのに460Lものタンク容量は必要ない
・リース品なので長い目で見ると余計な費用が掛かっている

この辺をご説明させていただき、タンク容量を抑えて370Lタイプのエコオートでご依頼いただきました。
なぜ追い焚きができないエコオートなのかと言うと、二人家族なので、今後将来も追い焚きの必要がないとの事でこれに決まりました。
リース品は「故障する」と考えるとメリットはありますが、「故障しない」もしくは「故障したら修理費用を負担する」という考え方であれば、買い取りの方が断然メリットがありますね。

では四国電力へ、電気温水器からエコキュートへの取替え電力申請を行います。

2月初めにご依頼いただいたのですが、実はかなりエコキュートが売れている様で、メーカーに在庫がありませんでした...
とりあえず手配を入れて入荷を待っていましたが、やっと昨日入荷しまして、本日取替えにお伺いしてきました。

まずこの配管類...

浴槽管はゴム製の循環ホースなのに断熱もされず地中に埋まっています...
排水管は細いVP20が使われていて、奥に見えるもうひとつのドレンは接続されていません...

排水管を取替えるため、雨水桝まで掘り返していきますが...
VP20だと思っていた塩ビ管は、地中でVP16へサイズダウンされていました(´・ω・`)


なぜこんな事をしているのか意味が解りませんが、全撤去してVP30へ取替えます。

ほんとはVU50に替えたいところですが、勾配が取れないのでVP30にしました。
距離が長くないので、排水量的には問題ありません。

で、この浴槽循環ホース... これはもう使いません。


浴室から新たに配管をしていきます。
配管を通す穴を外壁に開けて。


新しい配管を通していきます。


浴室まで通りました。


新たに入れた配管は、断熱材付きの三層管です。
右は既存の循環ホース。


三層管は高耐熱ポリエチレンにアルミパイプを挟み込んだ配管で、高温に強く、配管内部からのイヤな臭いがしません。
保温性に優れていて、エネルギーロスが少ないのが特徴です。


古い浴槽アダプターも取替えます。
これ普通のやつなのでNGです。


エコオート専用の高温水遮断形の浴槽アダプターへ。


既存の電気温水器を撤去します。

既存のコンクリート基礎はしっかりしているので、そのまま流用します。

錆びたアンカーは流用しません。切り飛ばしてしまいます。


溶融亜鉛メッキ仕上げの新しいアンカーを打ち込みます。


配管工事を進めていきます。
配管類は美観もそうですけど、耐久性と保温性も考慮してスリムダクトへ収めます。

この辺りは新築でも配管を転がしている業者さんが多いですが、阿部的には譲れないところです。

タンクとヒートポンプを据えて、配管類を接続。
細かいところまでしっかりと保温材を巻きつけます。

配管工事が完了すると、タンクへ注水開始。

タンクが満杯になるまで時間が掛かるので、リモコンを取替えていきます。


タンクが満水になると、台所リモコンも取付けて電源投入後、初期設定。


試運転で湯はりを行います。


勢い良く浴槽に注水が始まりました。

異常がない事を確認して、作業完了です。

あとは、取扱説明を行ってお引き渡しです。

電気温水器からの入れ替えなので甘く見ていましたが、結構時間が掛かってしまいました。

お客様には「キレイに仕上げてもらって、ありがとうございます。」とのお言葉と、FBへのコメントもいただきました(*´ω`*)

Sさん、いつもありがとうございます。
念願のエコキュート。来月からの電気代も楽しみですね(^^)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>