2016年3月15日火曜日

自家用電気工事に使う防保護具耐圧試験のお手伝い

3月3日・9日・15日の三日間、四国電力松山試験所で、松山電気工事協同組合の事業のひとつ、「防保護具耐圧試験」のお手伝いをしてきました。

自家用電気工事の際に使用する「防保護具」は、労働安全衛生規則第351条により、絶縁防保護具は6ヶ月以内毎に定期自主検査(耐圧試験等)が義務付けられています。
松山電気工事協同組合では、希望される組合員に対して、定期的に耐圧試験を実施しています。

まずは各組合員に試験所まで持ち込んでもらった防保護具の数量チェック。


箱に入れられた防保護具を、仕分けしていきます。
絶縁胴衣、高圧シールド、低圧シールド、蛇腹式シールド、絶縁ヘルメット、高圧用絶縁手袋、絶縁長靴と、種類ごとにまとめていきます。


自分たちのお手伝いは、受入れと仕分け作業。
耐圧試験は後日、有資格者の方々に作業していただきます。
ここに防保護具をセットして、、、


高圧電流を流して、異常がないかテストする訳です。


不良があるとこんな感じに・・・

これ、実際の現場だと、終わりです(・_・;)
この防保護具は使用できませんから、新しいものを購入していただきます。

耐圧試験が終わると、今度は各組合員のボックスへ、仕分けしていきます。


間違えない様に、2回チェックします。

仕分けが完了すると、組合事務所へ運んで、各組合員に引き取りに来てもらって終了です。

これで組合員が安全に作業できますね(^^)
みなさま、ご安全に。

2016年3月12日土曜日

NTT光サービスからCATVネットサービスへ乗り換え工事

午後から、NTTの光インターネットサービスから、CATVのネットサービスへの乗り換え工事にお伺いしてきました。

保安器が付いて引込工事が完了すると、宅内工事に掛かります。


現状は、NTTのネットと電話サービスを利用中。


既存の電話配管を利用して、ケーブルを宅内へ引込みます。


電話の端子のところまできました。


あとはNTTの光ケーブルと同じ様に、露出配線で引き回します。


専用コネクタで末端加工。


保安器側を接続して、異常がないか宅内側でレベル測定。


右から電話用EMTA、ネット用モデム、プレゼントのWiFiルーターです。

現在キャンペーン中につき、WiFiルーターは無料プレゼントですよ(^^)

持参したパソコンで、有線接続の速度測定。


10Mサービスで9.627Mbps!かわらず優秀です。


スマートフォンを使ってWiFi接続して、スピード計測。
これも問題なし。


あとは、電話機で今まで通り通話ができる事を確認してお引き渡しです。

パソコンへの接続設定はお知り合いの方がされるそうなので、今回はこれでお引き渡しです。
NTTの解約・撤去は、電話の番号ポータビリティが完了後にお手続きしていただきます。

今日から、安価で快適にネットライフが楽しめる様になりましたよ。

はい、ここまでの初期費用全部無料です!
初期費用無料の上に、ネット使用料も2ヶ月無料!
電話は2,000円キャッシュバック!
毎月の使用料もかなりお得になるので、メリットしかありませんね。

アベ冷熱技研は、「愛媛CATV契約代行・映像通信工事認定店」です。
お客様の生活環境に合ったコースをご提案・設計させていただきますので、お気軽にご相談ください。

太陽光発電用 売電電力量計(電力メーター)取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、太陽光発電システム用の売電力量計の取替工事にお伺いしてきました。

電力量計には有効期限があり、満期を迎えるまでに取替えなければなりません。

2016年1月11日の記事「太陽光発電用 売電電力量計(電力メーター)取替工事の今後について」で書きましたが、今まで、太陽光発電システムをご利用のお客様宅には、電力量計が2台(買電・売電)設置されていましたが、四国電力管内もスマートメーターへの切り替えが進んでいる事から、平成28年4月よりスマートメーター1台で売り買い両方の計量を行うことになりました。

ただし、今月3月満期を迎える電力量計については、今まで通りお客様負担で取替えとなります。
今回のご依頼が、まさにそれでした。。。


二次側ブレーカーを切って、既存の電力量計を外します。


新旧交代です。


10年後まで有効です。

今回はコストを抑えて中古品の再検定を受けた物を使用します。
この再検定も2月いっぱいで受付終了でしたので、2月中に再検定依頼をしていました。

感電防止のために低圧用ゴム手袋で安全対策を行い、トルクドライバーを使い規定トルクで端子を締めます。


送電前にテスターで電圧測定を行い、接続ミスがないか確認。


ブレーカーを入れて送電。

正常に電力量計が動作しているか確認を行って、作業終了です。
後は、指示数や品番などを四国電力へ報告して完了となります。

この作業、アベ冷熱技研ではこれで受付終了となりました。
今後は四国電力とお客様とのやり取りとなりますので、ご了承ください。

太陽光発電用 売電電力量計(電力メーター)取替工事の今後について

2016年3月11日金曜日

ダイキン 農業用ハウス栽培専用床置形ヒートポンプエアコン新設工事

電気工事の方の記事でも書きましたが、農業用ビニールハウスのヒートポンプエアコン新設工事が完了したので、試運転・お引き渡しさせていただきました。

ダイキン製 ハウス栽培専用床置形5馬力ヒートポンプエアコン SFYP140A ×2台。


今回、三菱電機・日立製作所・ダイキンの3社で、農業用ヒートポンプエアコンの比較検討を行いました。
性能的にはそんなに大差はありません。
最終的には、お客様にお見積りを提出させていただき、初期投資を抑えれるダイキンに決定しました。


ハウス外観はこんな感じ。


室内機設置に掛かります。
今回、床置きタイプですが、ハウス内に棚を設置するため、室内機吹出口がその棚の高さより高くなる様にして欲しいとのご要望で、プラロックに通常は室外機を乗せる平置台を設置。


この上に室内機を乗せます。


足元はしっかりとボルト留め。


上部もしっかりと固定して、転倒防止。


銅管をベンダで曲げ曲げ。


配管類を接続していきます。


室外機89kg。
位置決めをして、配管を接続。


配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


リモコンを取付け。


今回、エアコンの運転と連動させて、別置の循環送風ファンを運転するため、接点出力用のアダプタを、室内機基板に組み込みます。


こんな感じで、基板BOXの後ろ側へ取付けます。


すべての作業が完了すると、試運転。


吹出温度、運転電流、ガス圧など、すべて異常なし。


こんな感じで完成。
室外機A。


室外機B。


室内機は対面に1台づつ設置。


もう一方も。
対面で20mほどあるため、上部に設置された循環送風ファンを、エアコンのファンと連動させて運転する仕組みです。

今回の農業用ハウスへのヒートポンプエアコン設置、アベ冷熱技研としては初めての施工でしたが、ご相談・ご依頼いただいた元請け様も初めて、なんとお施主様もこの様な事業に取組むのが今回初。
いろんな知識を持ち寄って、完成しました。
何を栽培するかは、ここでは書きません。
これが成功すれば、2棟目、3棟目となっていくそうです。
今回の施工、電気工事を含めて結構大変なところもありましたが、いい経験をさせていただきました。
ご縁に感謝です<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

農業用ビニールハウスで電灯・動力新設電気工事

昨年年末からお声掛けいただき、いろいろと構想を練られていた農業用ビニールハウスの電気工事が完了したので、本日お引き渡しさせていただきました。


通常、ビニールハウスと言えば透明なビニールシートで覆われているイメージですが、今回のハウスは特殊な仕組みです。

昨年年末に、建物内にハウス栽培専用ヒートポンプ空調機を設置する件でご相談いただいていましたが、「電気工事もついでに」と言うことで、お引き受けさせていただきました。
ヒートポンプ空調機の記事については、またじっくり書きますね。

まずは電気設備の図面を作成し、四国電力へ申請。

今回、電灯契約だけでなく、動力契約もあるため、急いで提出。
動力は電柱上のトランス容量が足りない場合、トランス乗せ換え作業があるため、最悪1ヶ月程度掛かってしまいます。
幸い今回は、近くのトランスの容量が十分な容量があったため順調に進みました。

四国電力の許可が出ると、電気工事に掛かります。
引込ポールを設置する場所から、屋内の分電盤設置場所まで、幹線ケーブルを通していきます。

埋設部分はPF管で保護します。

屋内で立ち上げ。


電灯分電盤まで横引き。

同じように、ヒートポンプ空調機用の電源ケーブルも延長していきます。

分電盤、制御機器は、一箇所にまとめて設置。


引込ポールを建てるため、1mちょっと掘り下げないといけない訳ですが、施主様直々に掘っていただきましした<(_ _)>


ここ、粘土質なので、手掘りだと丸一日掛かったと思います(^_^;)


ポールを建てるのは人力。
シャキッと建てて、引込ケーブルなどを装柱していきます。


足元はコンクリートで根巻きします。


四国電力から電力量計を引き取り、計器、ブレーカー類と接続していきます。


配線工事が完了すると、漏電箇所がないか絶縁抵抗計でチェック。


引込みが入りました。


電圧に間違いはないかチェック。


ブレーカーをONにして送電します。


屋内分電盤もONに。


点灯確認をして、お引き渡しです。

奥に空調機が見えますが、これについてはまた別に書きますね。
今回、分電盤以降の照明器具・コンセント・送風ファンなどの二次側回路は元請け様の施工です。
昨年夏にfacebookで知り合い、年末に今回の計画をご相談いただきました。
このBlogでは簡単に書いてますが、いろいろと難しいところもありました。
ご縁に感謝します。そしていい経験をさせていただきました。

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事やご相談もお気軽にご相談ください。