2012年6月26日火曜日

マンションでシステムマルチエアコン取替工事

先週一日と本日一日の2日間掛けて、マンションの一室に設置されているシステムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。


今月初めに、別の階で同じ様な取替工事を行ったのと同じマンションです。
既存機は三菱重工(ビーバー)製で、天井カセット形1方向吹き出しタイプの室内機×2台、壁掛形×1台、室外機×1台のマルチエアコンです。

電気系統の故障で、エラーランプが点滅していてリモコン操作にも無反応でした。
お客様も取替えをご希望されていたので、既存系統が流用できるかチェックすると。。。

以前の工事同様、室内機~室外機の操作ケーブルが使えません。

まぁ、同じマンションなので当然ではありますが。

左側が既存ケーブル、右側が通常エアコンに使用するケーブルです。

ご覧の通り、太さも違えば、本数も違いますね。
屋内用警報用ケーブル0.9mm×2芯。
当時のビーバー製品は、室外機との通信は高負荷にならないため、細いケーブルでもOKだったんです。
現在、各メーカーから発売されているエアコンは、写真下側の「2.0mm×3芯」でなければなりません。

事前調査には2回もお伺いしました。
今回のお宅の天井裏は高さ30cmしか無く、各部屋に大きな梁が横切っている上、天井の点検口はユニットバスのみ。。。
「はっきり言って、やってみないとできるかどうか判りません」と、お客様に念押しさせていただいて施工に掛かります。

室外機を撤去。

いつもの様に室外機周りは社長に任せて、自分は室内機×3台に取り掛かります。

室内機を撤去し、このスペースを点検口として利用して、新しくケーブルを通して行きます。

高さ30cmしか無いので、頭が入る程度のスペースで作業します(+_+)

奥の部屋までには2つの梁を貫通しているのですが、点検口が有りません。
ここは、廊下に設置されている150Φのダウンライトを外して、腕だけ天井裏へ入れてケーブルを通して行きました。

ものすごい量のケーブルが天井裏で邪魔して、結構時間が掛かりましたが無事通りました(^_^;)

ベランダ側へは、予備配管のための貫通穴を利用して通しました。

3系統のケーブルが無事貫通です(^^)v

室外機までの立ち下げは、モールダクトを使って美観仕上げにします。


やっと、エアコン取付けに掛かかれます。
既存冷媒配管流用なので、配管内部の残留オイルを追い出すため、窒素ガスで配管内をブローします。


室内機を吊る吊りボルトの位置が違うため、新たにアンカーを打って吊りボルトを設置。


既存配管にフレアナットを取付けて、フレア加工を行います。


既存のドレン管はVP25の塩ビ管なので、安心して流用できます。


室内機を吊り込みます。


冷媒配管を、トルクレンチを使って適正トルクで締め付けます。


新たに引いてきたケーブルを、端子台へしっかりと接続。


パネルを取付けていきます。


配管接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。


【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-682AS 室外機×1台・MLZ-GX402AS-IN 室内機×1台・MLZ-GX282AS-IN 室内機×1台・MSZ-222GXAS-W 室内機×1台・MAC-460PW 化粧パネル×2個・MAC-430PW ワイドパネル×2個

ケーブル工事がどんな感じになるか不明だったため、3日間の工事予定を組んでいましたが、無事2日間で完工する事ができて良かったです。

三菱電機製エアコンは、本体が1年保証・冷媒回路が5年間の保証が付いていますが、「延長保証が欲しい」方には10年延長保証をお奨めしております。

今回もご説明させていただき、10年延長保証をご依頼いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年6月25日月曜日

三菱電機ZXVタイプへ取替工事(隠蔽配管流用)

2年前にリフォームでエアコン×3台の取替えをさせていただいたお客様から、「他の部屋のエアコン取替えを1台頼むわ」とご依頼いただき、本日お昼から工事にお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZXV562S-W (200V仕様)


既存機は98年製で懐かしの「エオリア」。
まだまだ現役で動いています。 配管は隠蔽配管。

ダイニングに設置されていましたが、リビングに続いているので2.8kwで100V仕様では少々能力不足でした。
リビングにももう一台付いていましたが、床置きタイプでこれも能力不足気味。
「省エネでよう効くヤツ付けてや」とのご依頼でしたので、既存の隠蔽配管が流用できる最大能力の5.6kwをお奨めし、ご採用されました<(_ _)>

既存機を撤去するため、ポンプダウン運転を行なって配管内のフロンガスを室外機側へ回収します。


室外機撤去完了。

既存配管を流用しますが、フレアユニオンで接続されている部分があり腐食が進んでいたので、きれいな所でカットし溶接延長します。
室外機周りは社長に任せて、室内機の取替えを行います。

室内機を撤去。

ここもフレアユニオンが腐食しているので取替えます。

隠蔽配管を流用するので、配管内の残留オイルを窒素ガスで追い出します。


壁内のドレン管は塩ビ管なので安心して再利用できますが、穴の下面より上がっているのでここはカットします。

ドレン管が上がっていると、逆勾配になってドレン水がきちんと流れませんからね。

背面板を取付けて、新しいフレアユニオンで配管を延長します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


三菱電機は側面カバーが外れるので、隠蔽配管でもドレンホースの接続が容易にできます。

設備屋さんが三菱電機を好んで使う理由は、こんな細かな気配りにあります。

室内機側が完成。


新しい室外機は既存機に比べて大きくなるので、排水桝のフタを塞がない様に、溶融亜鉛メッキ仕上げの平置台で持ち上げます。


配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


真空引きを行なっている間に、コンセントの電圧を100Vから200Vへ変更します。

200Vのコンセントが逆立ちしてますが、この向きの方がプラグの向き的にいいんです。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


こんな感じで完成です↓

これで今年の夏からは、快適な環境でお食事ができますね(^^)v

取外した既存機は、分解洗浄のご依頼をいただきました<(_ _)>
別のお部屋に設置される予定です。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

賃貸マンションへエアコン新設工事

午前中、いつもご依頼いただいている賃貸マンションの、エアコン新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 MSZ-GV281-W 霧ヶ峰汎用機です。


各部屋同じ造りなので毎回同じ様な感じですが、このマンションのリビングは、微妙な位置に梁が通っていたり、配管穴やコンセント位置が変わっています。

今回の部屋は配管穴の位置が梁ギリギリに空いていたので、室内機を少し低めに設置します。

配管類を接続していきます。


室外機へ配管を接続し、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機側が完了。

配管は化粧テープ巻き仕上げ。
ベランダの段差は、レンガを使って水平を取っています。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


室内側はこんな感じで完了です(^^)v

雨の日が多いですが、マンションのベランダなら何とか工事ができるので、早めに設置できて良かったです。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年6月23日土曜日

日立製 標準機エアコン分解洗浄作業

お昼から、お預りしいていたエアコンの分解洗浄が完了したので取付けにお伺いしてきました。

日立 RAS-2200RX(2003年製)


電気系統を取り除いて、完全分解。

パーツの少ない標準機は、バラすのにも時間が掛からなくてありがたいです(^_^;)

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。

電気系統は外してあるので、完全に丸洗いができます。

熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓

内部はカビが生えていましたが、スッキリ綺麗になりました。

洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
お客様が「前に室内機からゴキブリが出てきた」とお話されていたので、スリーブが入っていなかった配管穴へ、貫通スリーブを入れておきました。


配管接続が終わると、いつもの様に真空ポンプで配管内部を真空乾燥。


作業が完了すると、試運転を行ってお引き渡しです。

夏本番前に洗浄できて良かったですね。
毎年の事ですが、そろそろ分解洗浄の受付も終了しないといけない時期がやってきました。
詳細はまたBlogに掲載させていただきます。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

壁掛形×3システムマルチエアコンの取替工事

昨日~本日午前中に掛けて、システムマルチエアコンの取替工事にお伺いしてきました。


3階建て木造住宅で、リビング・ダイニング・和室の3部屋、3台の壁掛形室内機を1台の室外機で運転するシステムマルチエアコンをお使いでした。

壊れて動かない訳ではありませんが、リビングのエアコンの効きが悪くなったため取替えをご検討され、今回アベ冷熱技研へご依頼いただきました<(_ _)>
効きが悪い原因は室内機の風量が落ちていたせいで、洗浄すれば治るかも知れませんでしたが、10年以上経過している事と、省エネ性の面から考えられて取替えを決定されました。

ポンプダウン運転を行なって、配管内のフロンガスを室外機側へ回収します。


室外機を撤去しました。

化粧テープを巻き治して、既存配管を流用します。
室外機側は社長に任せて、自分は室内機×3台を取替えます。

既存機を撤去しました。


ドレンは嫌な感じです。。。
なぜ「ソフト断熱ドレンホース」を隠蔽で使うんでしょうね?

アベ冷熱技研が隠蔽配管する場合、この様なソフト断熱ドレンホースを、点検できない隠蔽部分に使用することはありません。
入れ替えはできませんから、今回は流用します。

隠蔽配管を流用するため、配管内部の残留オイルを窒素ガスを使って追い出します。


既存の室内機に比べ最近の室内機は高さが高いため、壁を切り込んで配管位置を少し下げて設置します。

既存配管が短く、室内で溶接できないため、フレアユニオンを使って延長します。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室内機×3台の接続が完了すると、電動式真空ポンプを使って、配管内部をしっかりと真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行なって、異常がない事を確認してお引き渡しです。


【三菱電機製システムマルチエアコン】
MXZ-682AS 室外機×1台・MSZ-362GXAS-W 室内機×1台・MSZ-282GXAS-W 室内機×2台

これから夏を迎える梅雨時期に、2日間雨に降られる事なく順調に工事を行う事ができました。
お客様は他社さんにも見積り依頼をされていたそうですが、当社ホームページをご覧いただいてご相談いただき、価格面・施工力でアベ冷熱技研をご指名いただきました<(_ _)>
これで今年の夏は快適にお過ごしいただけます(^^)v

三菱電機製エアコンは、本体が1年保証・冷媒回路が5年間の保証が付いていますが、「延長保証が欲しい」方には10年延長保証をお奨めしております。

今回もご説明させていただき、10年延長保証をご依頼いただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2012年6月22日金曜日

四国電力・電工青年部交流会

夕方から、松山電気工事協同組合青年部主催の「四国電力・電工青年部交流会」に参加してきました。

電力さんとの交流会は毎年4月頃行われていますが、今年はいろいろと都合がありこの時期になりました。

まぁ、契約・供給サービス担当の方々と、飲んで騒いで親睦を深める訳です。
お酒が入ると、いろんな話が飛び出します(^_^;)
参加した人だけ知っている。。。

これも青年部に在籍している「メリット」ですね。

松山電気工事協同組合青年部の活動は、こちらでご覧いただけます↓
[emoji:v-109]https://www.facebook.com/mdkseinenbu

2012年6月21日木曜日

6月21日現在の工事予定状況のお知らせ

アベ冷熱技研のBlogをご覧いただき、誠にありがとうございます。

お陰様を持ちまして、6月21日現在すべての工事において、2週間程度先まで予定が詰まっている状況です。

エアコン分解洗浄もかなりのお問い合せを頂いておりますが、ホームページに掲載させていただいている通り、3~4日お預りする様になるため、その間エアコンが使えない状況になる事をご承知いただいております。

アベ冷熱技研へ工事のご依頼をご検討中のお客様につきましては、お早めにご予約をお願い申し上げます。
今後とも、アベ冷熱技研をよろしくお願いいたします<(_ _)>