2011年7月7日木曜日

新築住宅へ天カセPAC×2・天カセハウジング×1新設

昨年末から工事に取り掛かっていた新築住宅の、エアコン工事が完了しました。

先月、エコキュート工事のお引き渡しで記事にさせていただいたお宅ですが、室外機を設置する場所の外溝工事が完了していなかったため、本日まで延期となっていました。
ご依頼いただいたお客様は、以前からご厚意いただいているお客様で、建築分離発注でアベ冷熱技研をご指定いただきました<(_ _)>
今回、エアコン×3台設置工事(機器込み)・エコキュート×2台設置工事(機器支給)・CATVトリプルコース導入工事をご依頼いただきました。

三菱電機製 PLZ-ZRP50SBFB 人感ムーブアイ360搭載 4方向天井カセット形パッケージエアコン


三菱電機製 PLZ-ZRP50SBFB 人感ムーブアイ360搭載 4方向天井カセット形パッケージエアコン


三菱電機製 MLZ-25RAS 小能力天井カセット形ハウジングエアコン


当初、図面上はパナソニック製のエアコンでしたが、人感ムーブアイ360搭載の三菱電機製をお奨めしご採用いただきました<(_ _)>

では、昨年からの流れを。
まずは、建物の基礎工事の段階で貫通穴を空けておくため、コンクリートを流し込む前に「ボイド」を入れておきます。

これを入れておく事で、後から基礎をコア抜きする必要が無いため、基礎の強度を保つ事ができます。

しばらくして棟上げが終わり、大工さんが天井や内壁を伏せる前に配管工事を行っていきます。

今回は室外機をすべて建物裏に設置するため、配管距離はかなり長いです。

アベ冷熱技研では、隠蔽部のドレン管にVP管を使用します。

通常、VP管が当たり前ですが、最近の新築住宅では断熱ソフトドレンを良く見かけます。
お気の毒ですが、ソフトドレンは永年使うと詰まります。
それに横引きする場合、管が波打ってしまうのでアベ冷熱技研では基本的に使用しません。
おそらく施工性の面で、断熱ソフトドレンを使う業者さんが多いんだと思います。

床下で勾配を取りながら建物裏まで配管し、ボイド管を入れていたところから基礎部を貫通して配管を外部に出します。


天井開口補強は大工さんにお願いしました。
餅は餅屋です(*^^)v

出来上がった天井に穴を開けるより、きちっと補強までしていただく方が確実ですから。
もちろん寸法などの打ち合わせは、きっちり行います。

天井・壁が仕上がり、クロス貼りが終わると、室内機を吊り込む作業に掛かります。

アングルを使って吊りボルトを設置。

室内機を吊り込んで、配管類を接続します。


パネルを取付けます。

ムーブアイの目玉が見えます。

外溝工事が完了すると、室外機を接続して真空引き。


リモコンを取付けてから通電し、試運転を行ってお引き渡しです。


人感ムーブアイ360搭載で、快適な上に省エネです(*^^)v


パッケージエアコンでも室外機はコンパクトで、運転音も静かなので住宅でも問題なく使用可能です。


今回は下請けとしてではなく、お客様から直接お引き受けさせていただきました。
今までにもいろいろな業者さんとコラボさせていただきましたが、今回はいろいろと大変な思いをしました。
お世話になっているお客様でなければ、お断りしていたかも知れません。
どんな現場でもそうですが、お施主様の夢実現のために、どんな受注経緯であろうと、お互いが気持ち良く協力し合えば、図面以上のすばらしい物が出来上がると自分は思っています。
建設業界では難しい事なんでしょうか。。。

何はともあれ、本格的な夏に突入する前にお引き渡しができて良かったです。
新築で快適な生活を満喫されてください<(_ _)>

今月最後のエアコン分解洗浄

7月現在、エアコン分解洗浄の受付は停止しております。
今日はエアコン分解洗浄、最後の受付分の取付工事にお伺いしてきました。

東芝キャリア RAS-225PVS(2001年製)

電気系統を取り除いて、完全分解。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


すみません、取付後の写真撮り忘れたのか、どこかのフォルダーに紛れ込んだのか、、、暑さでかなりやられている見たいです(^_^;)
きちんと取付け完了して、お引き渡しさせていただきました。
今シーズン最後の洗浄だったのに。。。

エアコン分解洗浄の受付再開は秋口頃を予定しておりますので、ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。


分解洗浄の動画が見れます↓
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2011年7月6日水曜日

三菱電機 霧ヶ峰 隠蔽配管機器取替工事

先々週エアコン点検にお伺いしたお宅で、リビングのエアコンの老朽化に伴い、取替えのご相談を頂きました。
既存機は隠蔽配管を使用していて、機器の取替えもその隠蔽配管の流用をご希望でした。

もちろんお奨めした機種は、三菱電機の霧ヶ峰。
独自の冷凍機オイルの開発で、最初に既存の隠蔽配管流用可能機種として発売されました。
コンプレッサーの焼き付きなどの異常が無い機種からの取替えであれば、配管洗浄の必要が無いため、コスト的にも、施工面でも自信を持ってお奨めできます。

三菱電機 3Dムーブアイ霧ヶ峰 MSZ-ZXV361S-W

今回は点検時の対応などから信頼いただき、機器込みでのご依頼です<(_ _)>

既存機です。

1991年製・・・20年近く経過しています。
下部には露たれした形跡が。。。

室外機もかなり古いですが、しっかりと現役で頑張っていました。


ポンプダウンして室外機を撤去。

配管内の残留オイルはほとんど無く、十分に既存配管が流用できます。

室内機を外そうとすると、配管接続部がかなり結露していていました。

結露の原因は、接続部の断熱不良です。
背面板が錆びてしまって、壁に露たれの跡が付いてしまっています。

室内機を撤去。

雑巾で一生懸命拭きましたが、錆が固着していて取れませんでした。。。

気になっていたドレン管ですが、壁内の奥の方に立ち上がっていたので、ドレンホースを差し込むのに苦労しましたが、何とか接続完了。


背面板を取付け、フレアを加工、コンセントも200Vに取り替えます。


室内機を吊り込んで、配管を接続していきます。


室外機側も接続し、電動真空ポンプで配管内部をしっかりと真空乾燥します。


真空引きが完了すると、試運転を行い、異常が無い事を確認してお引き渡しです。

「快適セレクトリモコン」をご説明すると、「ほぉ、最近のエアコンは賢いんやねぇ。」と感心されていました。

三菱ルームエアコン「霧ヶ峰」

今回も三菱電機をお奨めして良かったです。


アベ冷熱技研では、故障確率の少ない三菱電機をお奨めしております。
販売する側から見ても、故障が少ない方がありがたいですから(^_^;)
でも、メーカーのしがらみは有りませんから、どのメーカーでも取り寄せ可能ですので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

新築1階和室へエアコン新設

午前中、新築住宅のエアコン新設工事にお伺いしてきました。
以前に、分解洗浄と取付けをご依頼いただいたお客様です。
リピートいただけるのは信頼の証なので、大変うれしいです<(_ _)>

まずは、新規に穴開けから。


慎重に開けないと、たまにこんな物が出てきます(>_<)

指を突っ込んで、横の方へケーブルを追いやって穴開けを進めます。

新規に穴開けを行ったところには、貫通スリーブを入れて配管保護を行います。


室内機を設置。

コンセントにアース端子が付いている所では、アース配線も行います。

外部配管は、スリムダクトで化粧仕上げ。


室外機を接続して、電動真空ポンプで配管内部を真空乾燥。


作業が完了すると、試運転を行って異常が無い事を確認してお引き渡しです。

ダイキン製 ATE22MSE8-WS

今回の機器はお客様が大手家電店で購入された物です。

この時期、機器だけ購入されて工事のご依頼だけという事も多いです。
量販店の場合、工事が二週間待ちなど日程的な事もありますが、施工面を気にされる方が増えてきた感じもあります。
アベ冷熱技研は、お客様の立場に立って丁寧な工事を心掛けています。
機器別でも、お気軽にお声掛けください<(_ _)>

2011年7月5日火曜日

フロンガス充填+取付け直し

「ホームページを見たんですが、フロンガスを充填してもらえませんか?」と、お電話。

この時期はガス入れ依頼が多いので、「何でガスが抜けたんですか?」と、かならずお聞きします。
冷えない原因がガスだと思い込んでいる方もいらっしゃいますし、永年するとガスは抜けるものだと勘違いしている方も多いです。

でも、今回のお客様は違いました。
ご自分で「エアコンを取り付けた」と言われました。
毎年、何人かのお客様がこう言われるので、別に驚きはしません。
が、このお客様、「My電動真空ポンプ」をお持ちで、真空引きまでされたそうです(+o+)
��真空ポンプ買うくらいなら、工事依頼する方が安上がりだと思いますが。。。)

でも、その使い方が間違っていたらしく、室外機のバルブを開放にして、機器内のフロンガスまで真空引きしてしまったそうです(^_^;)
よく真空ポンプが壊れなかったなぁと思います。

「配管接続は自信がある」とお聞きしていたので、「ガス入れだけなら30分~1時間でできるので、夕方にでも寄って見ます。」とお応えして、お伺いすると、、、

見た瞬間、帰ろうかと思いました(-_-;)
室内機はビス2本で何とかぶら下がっている状態。。。

室外機の周りは、噴き出したオイルでベトベト。。。

ご本人様は仕事でいらっしゃらず、娘さんが暑そうに留守番されていたので、現状をご説明し、作業時間が大幅に増える事と、修理費用がアップする事をご説明して作業開始。

まずは室内機をきっちりと取付け、配管もフレア再加工して接続し、化粧テープ巻き仕上げ。


曲がりくねっていた外部配管も、できるだけ癖を取り化粧テープ巻き。


配管接続完了後、電動真空ポンプで真空乾燥。


真空引き後、電子量りを使って規定量のフロンガスを充填。


作業終了後、試運転で異常が無いか確認。

かなりのオイルが噴き出していたので、オイル不足でコンプレッサーの焼き付きと言う不安は残りますが、何とか異音も無く正常に冷えていたので、これでお引き渡しさせていただきました。

このBlogをご覧いただいているお客様にお願いです。
フロンガスを大気中に放出すると、地球温暖化が進みます。
ご自身でエアコンの取付けは行わず、信頼の置ける地元取付業者さんにご依頼ください<(_ _)>
そうする事で、何万円も出費して購入したエアコンの寿命が延びるだけでなく、温暖化防止にもつながります。