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2020年8月7日金曜日

エアコン専用コンセント増設電気工事と古いアンテナの取替工事

初めてのお客様のご依頼で、電気工事とアンテナ工事にお伺いしてきました。

今回ご依頼いただいた理由は、お友達がこの状態をご覧になられて「なんて危ない使い方してるの?」と言われてのことです。
エアコン専用コンセントではなく、足元のコンセントから電源を取っていますね。

エアコンは高用量の電気製品になりますから、基本、分岐ブレーカー1つに対してコンセントが1つの専用回路でなければなりません。
足元のコンセントは、ブレーカー1つに対して他の複数のコンセントと同じ回路になっているので、あまりよろしくありません。(※エアコンの負荷容量によります)
大型量販店などでエアコンを購入すると、専用コンセントがない場合は取付けをしてもらえません。

とても気になられたお客様は、息子さんに相談されてアベ冷熱技研を見つけていただいたそうです。
基本、繁忙期には電気工事のみのご依頼はお引き受けしていませんが、「クチコミやブログを見て、これは阿部さんにお願いしないといけない」と思われたそうで...(^_^;)
「いつまでもお待ちします。阿部さんの都合のいい時でかまいませんから、お願いできませんか。」と熱望されてのお引き受けです<(_ _)>

専用回路は分電盤にブレーカーを増設して、ケーブルを敷設していく訳ですが、この分電盤は...
最初、右脇に増設されているブレーカーも含めて、増設用の分電盤を隣に設置しようかと思っていましたが、どうにも30年を超えている分電盤が気になりまして、分電盤ごと取替えをお奨めさせていただき、ご依頼いただきました。

主幹ブレーカーが30Aなので容量増も頭をよぎりましたが、「今まで元のブレーカー(主幹)が落ちたことはないです。キッチンで炊飯器とレンジを同時に使ってしまって、小さいブレーカーは切れたことはありますけど...」ということでしたので、とりあえず主幹容量は変えずに分電盤を新しくする方向で決まりました。

「あと、阿部さんのところでは古いアンテナの取外しなんかもやってもらえるんですか?」
もちろんやりますけど、撤去してしまったらテレビが映らなくなりますよ?
「はい。地元の番組しか見ないので、風で倒れないアンテナに変えてもらいたいです。」という事で、アンテナ工事もご依頼いただきました。

という訳で、丸一日時間が取れる日が今日しかなかったので、早朝から工事にお伺いしてきました。

まずは、内玄関にある分電盤から、2階のエアコンのところまでケーブルを通していきます。


狭い一階の天井裏を、梁や柱の隙間をぬってケーブルを手繰り寄せます。


一階から二階へ立ち上げていきます。
午前中ですが、既に天井裏は灼熱です...

一階から二階へ立ち上げは、一部スイッチの開口部分も経由して通していきます。

簡単に書いてますけど、すんなりとは通らないのでかなり時間が掛かっています。

なんとかエアコンの横まで通りました。


ここにコンセントを取付けておきます。


さて、ここから停電工事です。
家中の電気が使えませんから、暑さで倒れそうなカラダにムチ打ってスピードを上げます。


新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続します。


アース(接地線)がありませんから、今回アースもしっかりと取ります。
一度屋外へ取り出し、塩ビ管を使ってアース線を導きます。


近くの植え込みまで引っ張って、アース棒を地中に打ち込んで接地完了。


異常箇所がないか確認して、電源投入。


玄関周りもキレイになって、安全に電気をお使いいただける様になりました。


エアコンも試運転を行って、異常がないことを確認して、電気工事の方は完了です。


では、アンテナ工事に掛かります。
南側...直射日光...暑さは最高潮です!


まずは新しいアンテナから設置していきます。
目視で松山本局が目の前に見えるので、最高のロケーションです。


いい位置にアンテナ線の引込みがあるので、ここに新しいアンテナを取付けます。


マスプロ電工製 U2SWLA20B 地デジ用UHFアンテナ ブースター内蔵形をチョイス。


ブースター電源部をテレビ後ろに設置して、レベル測定。


エラーフリーのとてもいい受信状態が確認できました。


映り具合をご確認いただいて、アンテナ取付けは完了。


さて、最後にこれを撤去します。。。


この時、3時半ころ。
少し雲が出てきて風が吹いてきましたが、屋根上の温度はこんな状況...(;´Д`)


屋根の上から物を落とさない様に細心の注意を払いながら、既存アンテナを倒します。

なんとか無事撤去完了。
これで台風の日でも、アンテナが倒れるんじゃないかとビクビクしなくても済む様になりましたね。

いやぁ、やり切りました。
一人ぼっちで朝から夕方まで、灼熱地獄でした。
今日も飲み物5リットルは飲みましたね。

「暑い中ありがとうございました。キレイにすっきりしていただいて、阿部さんにお願いして良かったです。また何かお願いすると思いますので、これからもよろしくお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

2020年8月5日水曜日

音溶 oto-dokeさんの店舗移転に伴うエアコン取付けと電気工事が完了

2年前に旧店舗のエアコン取替工事をご依頼いただいた「音溶 oto-doke」さんが、店舗移転をされるという事で、今年4月から取り掛かっていた工事が完了しました。


ご相談いただいたのは3月。まだ涼しい春でした。
「移転を考えてるので、現地を見てもらっって相談に乗って欲しい」との事。
 
テナントビルの1階。と言うか、半分地下という感じの、いかにも音溶さんにピッタリの物件(^_^;)

電気設備は古いですが、電灯回路のメインが50A。使おうと思えば動力回路もあります。
 
今回は動力契約は行わず、電灯契約のみで進めていきます。

天井裏は十分なスペースがあるので配線はやりやすそうですが、この吹付けがアスベストっぽくて嫌な感じがします。。。
 
ブレーカーに記載の製造年から見ると、アスベストかそうでないか微妙な年代でした(´・ω・`)
気を付けて作業に当たらないといけませんね。

電気工事はさほど難しい感じではありませんが、問題はエアコン。
室外機を置く場所で悩みました。
 
飲み屋街ですから、テナントビルが密集していて、隣との境界間隔がほとんどありません。

不動産屋さんは「屋上に置いてください」と軽く言いましたけど、屋上まで6階ですよ。
足場組まないと配管立ち上げできませんし、配管距離長すぎてエアコンの負荷が大き過ぎます。

前にこのテナントを借りていた方は、この共用スペースに室外機を二段置きにして使われていたみたいです。
 
ここに置かせてください。
「ここは共用スペースなので無理です。前の方は無許可で置いていました。」
じゃぁエアコン取付けできませんから、うちは撤退させていただきます。
「え?いや、それは,,, じゃぁどんな感じに設置されるのか、図面描いていただけますか?それで交渉してみます。」
という訳で、しっかりとしたプランを作ってお渡ししたところ、即OKいただきまして(^_^;)

正式にテナント契約されて、4月に入ってから内部工事に掛かりました。
「阿部さん、ある程度できたのでお願いできますか。」とご連絡いただいてお伺い。
 
え?一旦ボード全部剥いでやり変えてるんですね?(^_^;)
そうなんです、オーナーさんが内装はすべてDIYで行います。

天井開口があるうちに電気工事を行っていきます。
200V専用回路を2つ増設するので、ケーブルを通していきます。
 

天井裏を気にしながら、完全防備で作業を行います。


所々、既存のコンセント回路などが残っているので、すべての回路をチェックし直して、流用できるものは流用していきます。


エアコンや換気扇、スイッチ、コンセントに至るまで、すべてオーナーさんの支給品です。
換気扇が到着していたので、締め切った現場環境を良くするため、先に換気扇を取付けます。


換気用のダクトを使って屋外へ導きます。


排気は、もともと油まみれだった既存の換気扇を撤去して、屋外フードを取付けました。
 
換気扇は2台設置しました。
屋内は密閉されているので、排気だけでなく給気も必要ですが、これもオーナーさんがDIYで給気口を作るそうです(^_^;)

トイレには局所換気として換気扇が付いているのですが、天井裏で作業をしていて見つけてしまいました...


この換気扇、ダクトが繋がっていません...
 
そうです、トイレの臭いはすべて天井裏へ充満していた訳です。

これはテナント側の問題でしょう?とお話しましたが、聞き入れてもらえなかった様で、、、
 
これも接続しておきました。

これで、ウ◯コの臭いも屋外へ(^_^;)


ではエアコン工事に掛かります。
まずは配管穴を開けていきます。


冷媒配管とドレン管を勾配を付けて吊り込みます。


屋外は延々とテープ巻き仕上げ。
 
ここは表から見えないのと、直射日光が当たらないのでテープ巻きで十分です。

表側は美観上スリムダクトを使いますが、取り回しが複雑なので、曲がり部分はフリーダクトを使用しています。


こんな感じでくるっと。(簡単に書いてますけど、かなり苦労して通していますよ)


室内機側に戻ります。
開口はオーナーさんが位置決めをして開けてくれているので、それに合わせて吊りボルトを設置。


室内機を吊り込んで、配管類を接続していきます。
 
至るところに点検口があるので、かなりやりやすいです。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完成。
タイル部分が水洗いしやすい様に、架台を使って室外機を上げています。


上から見るとこんな感じです。
階段を通るお客様に、風が当たらないような方向に吹出口を向けました。


パネルを取付けて。


壁が仕上がっていないので、仮にリモコンを接続して試運転。
 
異常がない事を確認して、エアコン工事が完了です。

東芝製の単相200V3馬力タイプです。安かったそうですよ(^_^;)


それから電気工事も2、3日掛けて行っていました。

ここまでが4月中の作業内容です。

実はですね、このテナント、雨が降ると水が侵入してくる事が発覚しまして、すべての作業が中断。
半地下というのがアダとなってしまった様で、防水専門業者さんが入る事になりまして、それからナント梅雨の間ずっと防水処理...

遅れに遅れて8月になりました(・o・)
という訳で本日、最後の器具付けにお伺いしてきました。
 
天井と壁は仕上がっています。床はまだですけど(^_^;)

あれからずっとFBのメッセンジャーでやり取りさせていただいていて、配線器具の開口寸法もお伝えしていたら、すべて開口してくれていました。


こんな感じで、カウンター内部のスイッチ群。


ステージ周りのスポットライトやミラーボール用のスイッチ類。


音響専用のコンセント類。
 
プレートが無いのは間に合わなかったそうで、後日ご自分で取付けるそうです。

すべての器具を取付け終えて、スイッチをON。
ON。。
オン。。。
あれ?点かない?

完全に忘れていました。
次に来た時に繋ごうと、天井裏にまとめていたケーブル達...(^_^;)
 
情けないですね。
まぁ4ヶ月前ですから、完全に頭から消えてました(´;ω;`)

はぃ。ちゃんと接続して、点灯試験完了です。
照明器具が付いていないところは、引掛けシーリングになっていて、後日オーナーさんが取付けます。
もう少し派手やかになりますよぉ(*´艸`*)

音溶 oto-dokeさん、今月末移転OPENの予定で頑張っていますが、まだ床がこの状態なので、予定は未定です(^_^;)
詳細は音溶 oto-dokeさんのWebサイトをチェックされてください!

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気設備工事や空調設備工事も、お気軽にご相談ください。