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2020年4月27日月曜日

エアコンを取付けようと思ったら配管が潰れていて溶接修理

ホント、なぜか忙しい時に限って、余計な仕事が増える事が多い阿部です...(´;ω;`)


以前、中古エアコンを移設させていただいた企業様の、サーバー室に設置されているエアコン。


これの能力が足りないという事で、今回も他の業者さんが取外した中古のエアコンに取替えてほしいとのご依頼です。


室外機の取外し方を見て、これホントにプロが外したんですかね?って感じです...


で、室内機の配管の根元が、断熱材の上からでも分かるくらい異様な曲がり方をしていたので、断熱材を剥いで見ると...(´;ω;`)

潰れてるじゃないですか...
取外しの時にやったんですかね?もしかして取付けの時とか?

いずれにせよ、見てしまった以上は放っておけません。
お客様に見ていただいて、修理するという事で...

また仕事が増えました...(´;ω;`)

持ち帰って分解。
配管をカットして、新しい配管へ。


接合はガス溶接機を使って。


こんな感じで完成。


しっかりと断熱を行って、元通りに組み立てます。


そして本日、取付けにお伺いです。
位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


取付けが終わると、試運転開始。


室外機のバルブの部分がオイルで湿っていたので、ガス圧も測定しておきます。


冷房運転、0.7MPa。とりあえず規定範囲内なので大丈夫です。


2.2kw、6畳用から、一気に5.6kw、18畳用になりました(^_^;)

通常なら効きすぎという事になると思いますが、サーバーの発熱量からすると、ちょうどいいかも知れませんね。

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
この様な急な修理も、技能士ならではの対処で早急な施工が可能です。

2020年3月17日火曜日

コロナウィルスの影響で修理部品の入荷が遅れ気味です

世間はコロナウィルスの影響で大変な事になってますね。
阿部はなぜだか、相変わらずバタバタと忙しく走り回っていまして、ありがたいなぁと日々感謝の気持ちで頑張っています。

さて、どんなに忙しくても、材料がなければ我々の仕事は前に進めません。
建設業界では、トイレなど水周りの部材がまったく入荷しないという状況で、知り合いの業者さんたちもかなり困惑しているそうです。

エアコンはどうなの?ってところですが、、、影響はあります。
特に中国に生産工場を置いているメーカーは、2月後半頃には一時期受注をストップしていました。
工場が止まっているので、納期も出ない状況でしたから。
3月に入ってから生産工場を変えたりの対策を打った様で、少しずつ稼働再開を行っている模様です。

そんな中、先月、天井カセット形パッケージエアコンの修理依頼をいただきました。
「工場止まってますから、注文入れてもいつ届くか分かりませんよ」とお伝えして、ご了承いただいていました。

先月末に注文を入れたところ、届いた納期回答はこんな感じでした。

とりあえず、お客様のエアコンは使うには支障のないレベルのものでしたので、気長に待つことにしました。

一ヶ月くらい待つのかなぁと思っていたところ、二週間ほどで到着...(・∀・)
「Made in China」の記載...(・_・;)

少しビビりました... 消毒しようかと...(^_^;)

入荷したので、早速修理にお伺いしました。

何が悪いのかと言うと、ファンモーターが異音を出しています。
当面の運転に支障はありませんが、音が気になるのと、年式も古いので部品が生産中止になる前に取替えておこうという事です。

既存のファンモーターを外すために、分解していきます。


新旧交代です。


組み直す前に、せっかく分解したので、熱交換器に付着したホコリを、掃除機で吸い取ります。

ここまで詰まってたら、効率もかなり悪かったと思われます。
ファンやドレンパンは、お客様が洗っていただきました。

新しいファンモーターを組み込んで、元通りに組み立てていきます。


あとは試運転を行って、異常がないことを確認してお引渡しです。

「ありがとうございました。これでもうしばらく使えますね。」と、とてもお喜びいただきました。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2020年1月24日金曜日

ダイキン業務用エアコン エラーコード「U2」で修理作業

いつもお世話になっているカーディーラー様から、「エアコンの暖房が効かなくなったんですけど、阿部さん見てもらえませんか?」と点検のご依頼。
通常、他社施工品の修理は受けないのですが、2年前にアベ冷熱技研で洗浄させていただいたエアコンですので、スケジュールをやりくりして点検にお伺いしました。

2004年製造。ダイキン製天井カセット形パッケージエアコンです。


リモコンでエラーコードを確認します。

「U2」というコードが表示されました。

室外機側の不具合の様ですね。

室外機は屋上に設置されています。


制御基板のLEDランプは、緑が点滅、赤が点灯。


保護装置作動。

「U2」のコードと照らし合わせて、恐らくファンモーターとインバーター基板の不具合と思われます。

念のため、メーカーサービスと話しながら各部をチェック。
「インバーター基板の不良と思いますが、念のためにファンモーターも交換しておいた方がいいですね。ファンモーターの不具合で基板が傷んだ可能性もありますので。」との事。

ただし、16年目です。
部品があるかどうかは、仕入先経由で急ぎ調べてもらいます。
現状をご説明させていただき、部品がある場合の修理見積もりと、新しく取替える場合のお見積りを提出させていただくことになりました。

なんとか部品の在庫がある事を確認できたので、取替えは見送って修理の方向で部品手配。
ただし、16年経過しているので、動き出したとしても他の不具合が出るかも知れないという事は強くご理解いただいてお引き受けしました。

そして本日、部品が入荷したので修理にお伺い。
雨の予報でしたが、なんとか曇り空でのスタートです。

ファンモーターとインバーター基板を取外すため、分解していきます。

手前にあるのは制御基板です。

インバーター基板はその裏にあるため、手前のものは全部取外さないといけません。
こういうメンテナンス性の悪いところが、ダイキンキライなんですよねぇ...

なんとか撤去。
雨降るなよぉ...と念じながら作業を進めます。


外したファンモーターを手で回して見ると、上段に付いていた方が少し回転が重く感じました。

やはりファンモーターも換えておいて良かったですね。

新旧交代です。


インバーター基板も新旧交代です。


元通りに組み直して、電源投入。


試運転を行って異常がない事を確認します。


しばらく試運転をしている間に、配管の断熱材が劣化して銅管が裸になっていたので、、、


きちっと巻き直しておきました。

断熱材が取れてしまうと冷暖房効率が悪くなりますし、夏場は銅管が結露して室内側に露タレが発生しますからね。

はぃ、異常もなく、無事暖房が効きはじめたので修理完了。お引渡しです。

「助かりました。ありがとうございます。とりあえずこれで、あと数年持ってくれたらいいですけど...。急いでもらってすみません。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2019年12月4日水曜日

ドドドドドドと振動するエアコン室内機の修理とついでに分解洗浄

「阿部さん、エアコンが凄い音立てるんで買い換える」と、8年前にエアコンをご購入いただいたお客様からご相談。

三菱電機 MSZ-JXV401S-W(2011年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。

え?まだ8年ですよ?霧ヶ峰やし、もったいない...
状況を見にお伺いすると、ハツリ機で壁を削っている様なもの凄い振動で、大声で喋らないとお客様の声が聞こえないくらい・・・(・_・;)

なんだなんだ??? ファンの羽根が折れて、バランスが崩れたのかな? と思って、ファンを覗き込んで見るも、異常なし...

手で軽く回してみても、異音もまったくなし。。。
どうしよう...お客様は買い換えるつもりですが、いや8年ですよ...

買い換える場合の大まかな費用、修理する場合の大まかな費用をご説明させていただいたところ、「治るんだったら阿部さんに任せる」とご依頼いただきました。
どちらにしろ、一度外して分解しないと原因が分かりません。

どうせ外して分解するなら、洗浄もしましょうかという事で、持ち帰りました。

まずは原因を探るため、分解していきます。
振動が出る場合のほとんどが、ファンかファン周りの不具合が原因です。

ファンとモーターを繋いでいる軸受が何か変です...(p_-)

うわぁ...軸受のゴムの部分がスッポリ取れてしまっていますね。

阿部はこの仕事始めて20年ですけど、初めて見ました。
FB友さんの中で修理をよくされる方々は、「アルアルです。」と言っていました...それ三菱じゃないですよね(^_^;)
まぁここが外れると、それはもの凄い振動が起こるのがよく解りますね。

モーターも怪しいかな?と思って点検してみましたが、異常なし。
取り急ぎ、破損しているファンを部品取り寄せします。

部品が到着するまでに、洗浄をしておきます。
いつもの様に、室内機を丸洗いするため、電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧洗浄機でスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


破損したファンは処分。


新しいファンに取り換えます。


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

ここ数日、急に気温が低くなって、電気ヒーターで過ごされていたお客様。
「早いこと治してもらってありがとう。やっぱり小さなヒーターではいかん。エアコンがええなぁ。キレイに洗ってもろたし、助かりました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研