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2019年4月5日金曜日

接触不良で発熱し被覆が溶けている主幹ブレーカーの取替修理作業

先週、エアコン工事にお伺いしたお宅で見付けた、主幹ブレーカーの一次側の被覆が溶けているところの修理作業にお伺いしてきました。


こちら、分譲マンションなんですが、変なところに分電盤が付いています。

この分電盤、半分壁の中に埋め込まれています。
そのまま露出で取付けると、トイレの扉が当たるので、無理矢理埋めたという感じですね...

それはさて置き、主幹ブレーカーの一次側に接続されているケーブルの先端が溶けています。

当時は先端を端子上げせず、被覆をむいで直接ブレーカーに噛ませる工法がほとんどだったため、ヨリ線を締め付けると、どうしても長年して緩んでしまいがちです。

溶けている側の相を触ると、ビスを緩めてもないのに、スッと抜けました...

炭化してしまってボロボロです... 恐ろしいですね...

中性線も緩めで、黒くなってしまっています...


片側の相はしっかりと締まっていましたから、キレイな銅色ですね。


主幹ブレーカーの製造年は「56年」と記載されていますが、さすがに1956年はありえないと思うので、昭和56年だと思いますが、それでも38年経過しているので取替えます(^_^;)


新旧交代です。
パナソニック製の漏電遮断器で、中性線欠相保護付きタイプへ取替えます。

「中性線欠相保護」の意味は長くなるのでここでは書きません。
Googleなどで検索していただくといろいろ出てきますので、そちらでお勉強されてください<(_ _)>

新しいブレーカーを取付けて、ケーブルを接続します。
写真では解りにくいですが、先端にR形端子を付けて接続していますので、今後ビスが緩む事はありません。


気になるので、他のビスもすべて増し締めしておきます。

緩んでるものが数箇所ありました...(^_^;)
分電盤ごと交換できればいいんですけど、この位置に取付けようとなるとトイレの扉があるため、かなり大掛かりな工事になってしまいます。

電圧を確認して、異常がなければ電源投入です。


カバーを元通りにして、完了です。

これで安心してお使いいただける様になりましたね。
エアコン工事の際にここを開けなかったら、発見できませんでしたから、大変な事にならなくて良かったですね(^^)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。

2019年3月30日土曜日

使いすぎじゃないのに停電になるお宅でとりあえず分電盤取替工事

Blogの記事でアベ冷熱技研を見付けていただいたお客様からのご依頼で、分電盤の取替工事にお伺いしてきました。

既存の分電盤です。

最近、ブレーカーは切れてないのに、お家の中の一部の系統のみ停電になる現象が起きていて、電気保安協会に点検してもらったそうですが、「特に異常は見当たらない」という事でした。

そんな時、同じ様な症状で分電盤を取替えたアベ冷熱技研の記事を見付けていただき、先週現状を確認するために現地調査にお伺いしていました。

ブレーカーが4個増設されていますが、まぁまぁ凄いことになってますね...(^_^;)

お聞きすると、ブレーカーは切れてないのにコンセントが停電になっていて、一度ブレーカーをOFFにしてONにし直すと復旧するという感じだそうです。

あと、よく解らないそうですが、寝ている間に停電になっていて、勝手に復電している形跡も何度かあった様です。
ちょっと気持ち悪いですよね。

分電盤内をよく見ると、黒い方がご臨終されています...

よく見掛ける光景ですが、この方のせいで漏電遮断器が動作する事もありますが、漏電ならすべての回路が停電になるので、これが原因とは考えにくいです。

ブレーカーの不具合かも知れません。
この分電盤の主幹ブレーカーの製造年が1979年ですから、40年...(・.・;)
安全のためにも交換する方が得策ですね。

ただし今回の案件、過去にもありましたがブレーカーの不具合ではなく、宅内配線の接続部の不具合も考えられます。
分電盤を取替えても、同じ症状が出るかも知れません。
その辺りをしっかりとご理解いただいた上で、今回ご依頼いただきました。

まずは既存分電盤と増設ブレーカーをすべて撤去します。


新しい分電盤を取付けて、ケーブルを接続していきます。


こんな感じで、増設回路もすべて分電盤内へ収めました。


扉を締めるとこんな感じです。

とりあえずこれで様子を見ていただく事になりました。
「おぉ。スッキリしましたね。こんなのどこに頼んだらいいのか、悩んでたんですよ。これで落ちなければいいですけど、また不具合が出たらよろしくお願いしますね。」と、とりあえずお喜びいただきました(^_^;)

アベ冷熱技研は登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事もお気軽にご相談ください。

2019年3月2日土曜日

エコキュートの浴室リモコン故障のため修理取替作業

初めてのお客様からのご依頼で、エコキュートの浴室リモコンの修理取替作業にお伺いしてきました。

以前からタマにエラーが表示されたり、動作しなくなったりの繰り返しで、電源の入り切りで何とかしのいで来られたそうですが、いよいよ表示も出ずまったく反応しなくなったため、アベ冷熱技研へご相談いただきました。


「とりあえずキッチンのリモコンで操作はできるので、急ぎませんから」という事でした。


エコキュートは2005年製。14年経過しています。
四電エナジーサービスのステッカーが貼ってありますが、10年リースは終了しています。

そもそも、このリモコンが部品として存在するかどうかを、まずメーカーへ確認します。

「ありますよぉ~」との回答。
価格を調べて、お見積りを提出させていただきました。

ただし、リモコンが悪いのでは無いかも知れません。
本体側の基板の可能性もあります。(キッチン側リモコンが動作しているので可能性は低い)
もしかすると、本体とリモコンを繋いでいるケーブルが断線しているのかも知れません。
最悪その辺りの可能性もお伝えして、ご了承いただきました。

お客様のご都合のいい本日、修理にお伺いです。
まずはリモコンを外して、本体までのケーブルが断線していないか、動作電圧は掛かっているかを調べます。


DC12V前後電圧が出ていれば正常ですから、ケーブルは大丈夫です。


新しいリモコンに取替えます。
リモコンの周囲をしっかりとコーキングしておきます。


あとは動作確認をして、お引渡しです。

「動き出しましたね。ありがとうございます。これでまだしばらくは使えそうですね。次はエアコンの事でも相談に乗ってください。」と、大変お喜びいただきました。

この様な修理も、お気軽にご相談ください。

2019年1月26日土曜日

無理して自分で取外し配管が折れてしまったエアコンの修理・取付作業

ネット経由のお問い合わせで多いのが、エアコン分解洗浄に次いで、エアコンの室内機の配管折れ修理です。
お引越しの時などに、引越業者に折られたとか、ご自分で外そうとして無理やり捻って折れるとか、いろいろあります。

今回のご依頼も、ご自分で外したら折れてしまったと言う案件です。

ここまで潰れてしまうと、修正は不可能ですね...

引き取りにお伺いした時には、この様な状態でした...

配管外さずに取外したご様子です。
「外すのにかなり大変な思いをしたでしょう?」とお聞きすると、苦笑いされていました(^_^;)

お預かりして持ち帰ります。
折れている配管をカットします。


新しい配管に取替えて、溶接接続します。


銅管自体を高温加熱して、ロウ付けします。


溶接が完了すると、漏れがないか、窒素ガスを充填して気密試験を行います。


暖房時の運転圧程度に加圧して、一日置きます。


一日置いて、圧力が下がらなければ合格です。
保温材を巻き直して、取付日まで保管します。


という訳で、本日取付けにお伺いしてきました。
こちらのお宅は、賃貸住宅です。
配管穴は既存のものがありました。

お客様が取付けようとされていて、背面板が既に設置されていました。
でもこれ、穴の位置が合ってないのと、石膏ボードの壁にねじ込み式のボードアンカー使われていたので、安全のため一旦全部撤去します。

小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入しておきます。


配管穴に合わせて、背面板を設置。
強度の高いボードアンカーと、下地があるところはしっかりとビス止めしておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行います。


ご自分で外されたとの事でしたので、ちょっとガス圧も測定してみましょう。


15分~20分程度、暖房運転をしてみましたが、2.3MPaまでしか圧が上がりません。

暖房運転時は、通常2.5MPa~3.0MPa程度の圧力が必要です。

吹出温度も37℃と、少し低めです。

これも通常は40℃を超えて欲しいところです。

ただし、今日は松山市内でも雪が舞う低気温。

ガス圧は低めですが、しばらく使っていただいて様子を見ていただく事にしました。

いかがですか?
ご自分で外したら取外し代金が無料ですが、配管が折れたばっかりに通常の取外料金の3倍以上の修理代が掛かりました。

「もう二度と自分でやりません。」と、経験されたみなさんは同じ様に言われます。
餅は餅屋にお願いしますね(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検を行うので、安心してお任せいただけます。

2018年12月25日火曜日

漏電でお店のエアコンが動かない?Xmas明けから冷え込むので緊急点検修理

もう、ご予約をこなして行くだけで、いっぱいいっぱいの毎日です( ´Д`)

先週の金曜日の夕方、現場で必死で作業していると電話が...
古くからお世話になっているうどん屋さんの、パッケージエアコンが動かないと。
なにか漏電しているみたいで、リモコンが反応しないとの事。

作業していた現場を終えて、大渋滞の中帰社。
工具を乗せ換えてまた大渋滞の中へ。

やっとの思いで到着したのが夕方6時過ぎ。
早速リモコンを... 反応なし。


ブレーカーを確認。

全部入ってますね?漏電している様子は無いですが...

お聞きすると、今朝、業務用冷蔵庫が漏電してて、業者さんに点検復旧してもらったそうです。
原因が漏電だったみたいで、エアコンも同じく漏電かと思われていた様です。

漏電じゃない事が確認できたので、エアコンが動作しない原因を調べていきます。
まずは室外機。

業務用パッケージエアコンは室外機電源なので、室外機側から調べて行くのが基本です。

基板のランプは点灯しているので、通電はされています。
一部黒いススが見えますが、部品に焼けたところは見当たらないので、経年で付いたものの様です。


室外機に異常が見当たらないので、室内機へ移ります。
こちらも問題なさそうですよ?


リモコンのところで電圧を測ってみます。

あぁ... リモコンの不良ですね...
電圧がDC15V近く出ているのに、リモコンが動作しないと言うことは、リモコンの不良です。

さて困りました... 20年以上前の機種です。
部品があるか、メーカーサービスへ確認。

工場の方に代替品のリモコンはあるみたいですが、今日は金曜日。
それも夜7時...
明日から3連休。手配できるのは連休明け。
連休明けに手配しても、入荷まで2日掛かります。
来週から急激に寒くなる予報...
とりあえず、この三連休はファンヒーターとかでしのいでいただく事にしました。

で、本日連休明け。
朝イチに工場へリモコンを手配...せず?、松山市内の三菱電機サービスセンターへ問い合わせ。

「あ、それなら2個だけありますよ。どうします?」
取りに行きます!置いとってください!

という訳で、本日夕方、取替えにお伺い。
形は変わりましたが、無事動作しました。


ガンガン暖かい風が出る様になりました(*^^*)

「わぁ、良かった。寒くなるから、どうなることやらと思いよったんですよ。さすが阿部さんやわ。またお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が修理・点検・分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。