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2018年2月28日水曜日

分電盤のブレーカーが上がらない(入らない)ので点検・取替修理作業

朝イチに中学生の頃の同級生から電話が掛かって、「急にブレーカーが切れたんで、上げようと思ってやってみたら火花が出たんやけど、阿部くんとこで見てもらえるん?」と...(・_・;)

いやそれ危ないけん、ブレーカー触ったらいかんよ!と伝えて、夕方点検修理に行ってきました。

分岐回路が一つ切れています。


「あのね、たぶん原因はこれじゃないんかなと思うんやけど。」と手渡されたのは、延長コード...(p_-)これは...

どうも、リクライニングシートの下に敷き込まれていた様で、被覆が剥げて短絡していました。
よく火が出なかったもんだと...(^_^;)

これで原因は取り除きましたが、いくらブレーカーを操作してもハンドルが上がりません?
そう言えば「火花が出た」と言ってましたね。
ブレーカーが破損した感じです。
車に新しいブレーカー積んでいたので、早速取替えます。

パナソニック製のブレーカーは常に車に積んでいるので、即対応が可能です。

取替えてハンドルを操作。

バッチリです(`・ω・´)ゞ
電気が使える様になって、「良かったぁ、すぐ治って。ありがとう。」と、とても喜んでいました(*´ω`*)

さて、撤去したブレーカーを持ち帰って、分解してみました。
わぉ!激しく焼けてますね(p_-)


ハンドルを操作しても、接点が繋がりません。

高熱で、接点を保持している樹脂のパーツが溶けてしまっているんですねぇ...
上手いこと考えられてますね。
内部破損すると、安全のために接点が繋がらない仕組みになってるんですね。
さすがパナソニック製です(*^^*)

教訓!切れてるブレーカーは、原因を取り除くまで操作してはいけません(p_-)

アベ冷熱技研は第一種電気工事士が施工する、四国電力請負計器工事認定店です。
この様な電気工事や修理もお気軽にご相談ください。

2018年1月7日日曜日

元旦の夜中にいきなり停電!漏電遮断器不具合で緊急初仕事(`・ω・´)ゞ

4日が仕事始めってこの前書きましたが、実は正月休み中にも動いていました(^_^;)

1月1日元旦。眠りに就く寸前、FBメッセンジャーがピロンと鳴りました?

エアコンをご購入いただいたり、分解洗浄をご依頼いただいた、大切なお客様でありFB友さんでもあるお客様からの緊急コール。

主幹ブレーカーが切れている様で、全停電になっています。
この寒い夜中に、大変な事態です。
主幹の漏電遮断器が動作しているので、どこかが漏電しているのかと思って、お電話させていただき、いろいろと試していただきましたが、どうも宅内側の漏電ではなさそうです...

どうしようか。アルコール抜けてないけど、飲酒運転で行くべきか?
いやいや、たぶん四国電力は元旦でも当番がいるハズ。
、という訳で、四国電力の緊急連絡先を教えて差し上げました。

電力さん早っ!!!(・∀・)

10年そこそこしか経っていないので、ブレーカーの不良はあり得ないよねぇとか、ウトウトしながら思ってましたが、まさしくそのブレーカーの不良でした...(´;ω;`)
事務所の倉庫に中古のブレーカーあったかなぁ?年末ほとんど捨ててしまった気がする...

とりあえず朝までお待ちいただいて、事務所へ行ってブレーカーが無ければ、ホームセンターにでも走るか?正月なので開いてないかも?同業者さんに電話してみようか?いろいろ考えながら事務所へ到着。

おぉぉぉぉぉっーっと!ありました!ありましたよ!(・∀・)
それも、まったく同じタイプで容量も同じの中古漏電遮断器が!


早速お客様のもとへお伺い。
うわぁ、寒い中お待たせしました<(_ _)>


主幹ブレーカーは、ハンドルを持ち上げても即落ちます。ダメダコリャ。さすが河村製...


既存ブレーカーを撤去。


左が持ち込んだブレーカー。右が既存の不良ブレーカーです。
まったく同じ品番、同じ寸法です。


さくっと取替えて、電源投入。

明かりがついて、「おぉ!阿部さんにお願いして良かった!神様に見える(*^^*)」と言われましたが、もっと早く来れたんじゃないかと。もっと早く来れたら、寒い思いをされなかったんじゃないかと...
一応、使える様に応急処置は完了です。
そう、応急処置ですよ。
中古のブレーカーですから、いつ同じ様になるか判りませんから、正月明けに新しいブレーカーを手配して再訪させていただきます。

しかし、10年そこそこしか持たないブレーカー...なんかオイルが滲んでいますよ?


カバー外して見ました。

グリスっぽいオイルが流れていますね。
短絡して焼けた様な跡はないので、内部漏電の可能性がありますね。
これを細かく調べても仕方ないので、こんなものはポイします(^_^;)

と、ここまでが元旦夜中から2日の午前までの流れです。
中古のブレーカーがあったのは不幸中の幸いでしたね。

正月明け、早速メーカーへ手配。
昨日入荷したので、早速本日取替えにお伺い。

元のブレーカーは中止品になっていましたが、後継機を送ってもらいました。
品番が少し変わったのと、表面の色が白になったくらいで、寸法などはほぼ同じです。

さくっと取替えます。


ついでに、ブレーカーに付いているホコリをお掃除。


ついでにビスに緩みがないか、すべてチェック。


あとは、絶縁抵抗計で異常がないか確認して電源投入。


なかなか大変な新年のスタートとなりましたが、お客様には大変お喜びいただいて、これで良かったんですかね?(^_^;)

アベ冷熱技研は第一種電気工事士が施工する、四国電力請負計器工事認定店です。
この様な電気工事や修理もお気軽にご相談ください。

2017年10月11日水曜日

水滴が少量落ちてくるので点検&エアコン分解洗浄作業

エアコン分解洗浄が完了したので、再取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-ZW638S-W(2008年製) フィルター自動掃除機能付きタイプです。


8月の真夏に、「阿部さん、ちょっと水が少し漏れる時となんともない時とあるんですけど、時間ある時に見てもらえません?」とご連絡いただき、点検にお伺いしていました。

左の隅から、タマに水滴が落ちてくるそうです。
こういうのが一番難しいです(^_^;)

原因を探っていきます。
確かに、左側付近に水が溜まっていますね。


ドレンパンが詰まっていると大量の水が漏れ出してきますが、今回はドレンパンの詰まりではない様です。
裏側のドレンパンにも水を流してみますが、キレイに流れていきます。


吹出口に目をやると、ファンに結構なカビが...

それより、吹出口へ向かって水が流れた跡が付いてますね。
原因はこれですね。

熱交換器が汚れているので、フィンとフィンの間のピッチが狭くなり、本来、熱交換器を流れ落ちるはずのドレン水が、奥へ吸い込まれて水滴が飛ぶ現象です。
少量の水滴が頻繁に飛ぶ様になると、ボディを伝って水漏れの原因になります。

これを治すには洗うしかありませんが、さすがに8月の酷暑中にエアコン外すなんてとても耐えられないなので、秋になったらやりましょうという事で、今回ご依頼いただきました。

お預かりした室内機は、電気系統を取り除いて完全分解。


再度、分解途中にも点検をしておきます。
ドレンパンにヒビ割れなどないか?


熱交換器奥のドレンパンや水の流れる経路に異常はないか?

不良箇所は見当たりませんでしたので、やはり水飛びが原因ですね。

エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


熱交換器には、阿部的にはあまり使いたくないリンスを吹き付けておきます。

これは熱交換器(アルミフィン)の表面に、親水性被膜を形成してくれます。
もともとエアコンのアルミフィンには、水飛びが起こらない様に親水性被膜が塗布されています。
あまりキツイ薬品で洗浄すると、この被膜が剥がれてしまうんです。
アベ冷熱技研が使用する薬品は、この親水性被膜を痛めない薬品を使っていますが、今回は水飛びが原因の水漏れだったので、予防措置として塗布させていただきました。
なぜ阿部があまり使いたくないかと言うと、これ香りが付いてるんですよね。
女性の化粧品の様な感じの香りです。
好きな人は大丈夫なんでしょうけど、嫌な人は嫌ですから、阿部的にはニオイに関しては敏感にいきたいと思っているところであります。

洗浄が完了すると取付けにお伺いします。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「あぁ、治ったんですね。良かったぁ。この前、冷蔵庫が壊れて買い替えたところなんで、エアコンも買い替えなんてとてもじゃないと思ってたんです(^_^;) ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をこちらでご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

2017年10月4日水曜日

エアコン室内機配管折れ溶接修理作業

「うるるとさららの室内機配管が折れていまして、数店に配管修理をお願いしましたが、ダメでした。修理依頼は可能でしょうか?」と、大阪にお住まいの方からメールをいただきました。

文章だけで現状が解らないので、写真を送っていただきます。

詳しくはお聞きしませんでしたが、右側面出しで設置されていたものを、取り外し時に根元から切断してしまった様です。
この位置なら溶接修理可能なので、お引き受けしました。

室内機が送られてきました。


2014年製、7.1kwタイプのうるさらですね。
あの加湿ホースも、ケーブルも根元で切られています。


カットされたジョイント部も一緒に送っていただいたので、新しい配管に取替えて、窒素ガスを流しながら、アセチレン+酸素で溶接していきます。


溶接が完了すると窒素ガスで内部加圧し、気密試験を行います。


3Mpa程度加圧して、しばらく放置。
漏れはないので合格です。


配管に断熱材を巻き付けます。


これで梱包してもいいんですけど、どうしてもこの傷が気になるので...


磨いておきました。(深い傷は消えません)


送り返すために養生します。

室内機背面に配管を納めればコンパクトになるのですが、どうしても溶接部分は弱くなるため、右側面なら右側面のまま梱包します。
運送中に痛められない様に、当て木をしています。

梱包完了。運送会社に集荷してもらって、返送します。

室内機到着後、「本日、エアコン室内機無事到着、受け取りいたしました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」と、お客様からメールをいただきました。
2014年製ですから、まだまだ使えそうですね。

この様なご依頼、タマにお問い合わせいただきますが、取付工事が伴わないため、溶接以外の部分の保証は一切できません。
その辺りのデメリットをご理解いただける場合のみお引き受けしております。