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2019年3月5日火曜日

BS4K放送を見たいので古い設備を撤去してアンテナ取替工事

以前エアコンをご購入いただいたお客様のご依頼で、アンテナ取替工事にお伺いしてきました。


既存アンテナはこんな感じでした。


このアンテナ、2階の屋根に太陽光パネルが乗っているため、1階の屋根に設置されています。


今回のご依頼は、「4Kチューナー買ったけど、アンテナが対応していなくて映らないんですよ。テレビで4K放送が見れる様にして欲しい。」というご依頼です。

このBSアンテナは4K8Kの周波数に対応していませんから、4Kチューナーを接続しても映りません。

でもこちらのお宅の場合、複数台テレビがあるため、BSアンテナだけ交換すればいいと言うものでもありませんでした。

とりあえず調査にお伺いしていたのですが...

地デジのアンテナの向きがおかしいなぁと思ってレベル測定してみました。

え?これ、テレビ問題なく映ってるんですか???(^_^;)

エラー出まくりですけど、「今まで何の問題もなく映っとりますよ。」との事(^_^;)

あれ?触ると動きます...( 一一)


途中で繋いでいる先のケーブルは、ナント3C-2V...(p_-)


軒下に設置されているブースターは、BSのみ。
ホント、地デジが映っているのが不思議です(^_^;)

さて、どこまで触りますかね...どうしましょう...きちっとやるには結構費用が掛かります。
BSの4Kだけ映ればいいのか、お客様にお聞きしました。

「結構掛るんですなぁ。まぁ阿部さんならキチッとやってくれるけん、悪そうなところはこの際に取替えてくださいや。屋根馬とポールは使えるでしょ。使えるもんは使ってもらって。」との事で、お任せいただきました<(_ _)>

屋根馬とポールは流用ですから、あとは全撤去。


支線もゆるゆるだったので...


ビシッと引っ張り直しておきます。


宅内までのケーブルは3C-2Vと5C-FVを繋いで使っていたので、これも全撤去。


シールド付きのS-5C-FBへ張り替えます。


まずはUHFアンテナを取付けて、松山本局を狙ってみます。

方向的に、マンションに囲まれている立地です。

うわぁ...エラー出まくりで、全然ダメです...


じわじわと角度を変えて行って、一番いいところがこの方向...(^_^;)え?


少しエラーが出ますが、この他のチャンネルはすべてエラーフリーで、この方向が一番ベストです。


受信レベルは既存アンテナより、全然いい値が出ました。

ポールを変えてもう少し上げてやれば、もうちょっといいレベルが出ますが、既存流用がご希望なのと、出費を抑えるために...
限られた部材でも、きちんと映る様にするのが腕の見せどころですね。
こういうのは逆に楽しかったりします(^^)

4K8K対応のBSアンテナを取付けて、衛星を狙います。


お天気がいいと、いい値が出ますね。
BSはまったく問題ないレベルです。


UHF/BSブースター本体を取付けて、ケーブルを接続します。


屋根周りはこんな感じで完成。


ケーブルを宅内へ引込みます。


テレビは2台あり、宅内で分配されて各部屋へ送られています。
この分配器も周波数帯域が狭いので、交換が必要です。


分配器を4K8K対応品に取替えて、ブースター電源部を接続します。


地デジとBSを分けるセパレーターも、4K8K対応品に交換。

これですべて4K8K対応になりました。

宅内側末端でレベルを見ながら、、、


ブースターの出力調整を行います。

最適なレベルが出るまで、屋根に上がったり降りたりを繰り返します。

こんな感じで納まりました。

BSのレベルは完璧ですね。
地デジはまだ少しエラーが残っていますが、このくらいは問題ないレベルです。

テレビの受信状況で確認すると、最適なレベルだと言うことがお解りいただけると思います。


4Kチューナーを接続して、いよいよ4K放送がご覧いただけますよ(*^^*)


「おお、映りましたな。これが4K放送ですか。今晩から楽しみが増えましたわぃ。思ったより大変な工事でお手数お掛けしましたな。また頼みますけんな。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2019年2月27日水曜日

アンテナ対応がまったくできてない新築住宅で地デジ・BSアンテナ新設工事

現在、県外にお住まいのお客様からのご依頼で、松山市内のご実家の敷地に新築されて帰省されるとの事で、アンテナ新設工事のご依頼をいただきました。

マスプロ電工製UHFアンテナ スカイウォーリー(ブラックブラウン色)と、4K8K対応BSアンテナです。


こちらのお宅、大手住宅メーカーさんなので、テレビ受信設備とネット・LAN・電話設備が、1階の情報ボックス内に納められています。


カバーを外すとこんな感じです。

この中に既にブースターが内蔵されているので、ブースターは支給品となります。

ブースター本体が1階のこの位置ですから、アンテナを取付ける場所にはUHF用とBS用の2本のケーブルがあるハズです。

ところがですね、2階南側のベランダには1本しかケーブルが出ていません?


おかしいなぁ... 下見に来た時には2本出てたし、お客様とも確認しましたよ?


現場監督さんがいらっしゃったので確認してみました。

「もともと、ここは1本ですよ。BS用にケーブルを1本出しています。」
え?2本に見えたのは、先っぽを配管に差し込んでいただけなんですかね?

じゃぁもう1本はどこにあるんですか?
「こちらに。」

うわぁ... まったく裏側の引込点のところにあります...
これ、CATVにするつもりだったんじゃないですか?
明らかに建築業者さんとお客様の打ち合わせミスですね...

さてどうする?

ところで、ここにBSアンテナ取付ける設計とか、おかしいと思いませんか?
監督さん、ここにBSアンテナ取付けて、受信できると思います?
「あ... 軒先がだいぶ出てますね...」

あ。じゃないです。
あ。じゃ済みません。

さてさて、どうする??

ベランダ側にはケーブルが1本しかありません。

お引越しは明日です。
今日中に完成させないと、明日からテレビが見れません。

ここにBSアンテナを付けても軒先が邪魔して受信できませんから、ここに地デジアンテナを取付けます。
BSアンテナをどうするかは、地デジアンテナの取付けが終わってから考えます。

まずは取付金具をしっかりと取付けます。


UHFアンテナを取付けて、松山本局を狙います。


ロケーションは最高で、目視で松山本局が確認できます。
これなら軒先が出ていても、十分受信できます。


受信レベルは最高です!
まったく問題なしに、地デジが受信できました。


UHFアンテナはこんな感じで完成です。

ブラックブラウン色なので、外壁に溶け込みますね(^^)

さて、BSアンテナをどうしますかね?
現場監督さんと話し合いながら、可能性を探っていきます。
1階小屋裏が点検できる点検口は見つけましたが、かなり大掛かりになりそうです...

「そう言えば、母屋の方へLANケーブルを通した配管があります。あれを利用できませんか?」と監督さん。
おぉ、これなら情報ボックスから屋外まで配管内にケーブルを通す事ができますよ(・∀・)
しかも情報ボックスから最短距離です!


カバーを外すと、おっと、これはいい感じです。
CD22というワンサイズ太い配管ですから、S5C-FBケーブルも十分通りそうです。


通してみますね。


キタキタ(*´艸`*)通りました。
上手く行きそうですよ。


この位置で受信できるか、事前にBSアンテナを手で持ってレベル確認。
いいレベルが出たので、位置決めをして壁面金具を取付けます。


BSアンテナを取付けて、BS衛星を狙います。


隣の建物が気になりましたが、まったく問題なくエラーフリーです(*^^*)


BSアンテナ周りはこんな感じで完成。

結果的に、建物の裏側で目立たない場所に設置できたので、災いを転じて福となすですかね(^^)

アンテナ周りが完了すると各部屋で受信レベルを見ながら、ブースターの出力レベルを調整します。


地デジ・BS共に、エラーフリー。
かなりいいレベルが出て、久々に納得のいくいい環境ができました(*^^*)


通り沿いから外観を見ると、こんな仕上がりです。

結果的にBSアンテナは建物裏側に設置できたので、建物の印象が崩れずに良かったですね。

「いやぁ、面倒掛けましたね。追加料金がいるなら取ってくださいよ。きれいにしてもらって、ありがとうございました。」と、大変お喜びいただきました(^^)

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>