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2019年9月6日金曜日

浴室リフォームに伴い電気温水器からエコキュートへ取替工事

いつもお世話になっているお客様のご依頼で、エコキュート取替工事にお伺いしてきました。

日立エコキュート ナイアガラ出湯タイプ水道直圧式フルオート お客様支給品です。

※ご注意:お客様支給の場合、エコキュートなど重量物は、搬入・搬出をお客様にお手伝いいただいています。お手伝いいただけない場合はお断りさせていただきますので、ご了承ください。

既存機は三菱電機製の電気温水器でした。

実は数年前にも一度、エコキュートへの取替えでご相談いただいていましたが、その時は「もう少し様子を見ます。」との事で、お話は流れていました。

それが最近、エラーが出始めて、操作していないのにいきなり高温差し湯が始まったりと、温水器が暴走し始めたため、年式も古いので修理ではなく取替えとなりました。

今回、松山市の補助金が出るとあって、浴室リフォームも同時にされるそうです。
そのため、工期はリフォームを請け負う業者さんとのすり合わせとなり、急遽この時期に掛かることになりました。

実はその業者さんFB友の設備屋さんで、現場でバッタリ。
「おぉ!阿部さんなら間違いない!」「あら!Yさんなら大丈夫や!」とお互いを称え合いからの着工です(^_^;)

さて、工事に掛かる訳ですが、これやられると取替えの時に大変なんですよね...

基礎の前から急激に曲げて配管を立ち上げています。
しかも、基礎より土間の方が高くて、基礎が下がってる様にも見えます。

横から見るとこんな感じ。

配管の仕舞いは最悪の施工ですね。
これでは脚部カバーも付けれません。

どちらにしろ、大変な工事になりそうです...

既存の温水器を外すため、水道のバルブを閉めないといけないんですが、、、固着して回りません...(´;ω;`)

30分くらい掛かって、なんとか閉める事ができました。
のっけから腕が攣りそうです...

給湯・給水・排水、、、圧着しているのでぶった切るしかありません。


撤去しました。

黒いCD管は、電源線とリモコン線です。
オレンジの管は湯張り用の配管ですが、今回はフルオートになるので、この配管は使用せず、新しく三層管で引っ張ります。

はぃ。この配管類をどうにかしなければなりません。。。
基礎周りの土間をカットして、コンクリートをハツリます。


掘り進めて行くと、基礎の下に白い蓋が見えました?
え???もしかして、排水マス???

お客様にも確認していただきました。
「なんか図面にマスが描いてあるのに、一個ないなぁって前から思いよったんですよ。こんな事になってたんですね...」と、唖然とされていました。

汚水マスでトラップがないので、詰まる事はほぼ無いと思いますから、とりあえずこのまま(^_^;)

配管経路を変えて、基礎の型枠を組みます。


コンクリートを流し込んで、一週間程度寝かせます。


その間にできるところは、合間を見て進めていきます。
こちらのお宅、浴室が2階にあります。

ユニットバスを撤去したタイミングで、追い焚き用の配管(三層管)を通します。

ユニットバス屋さんによると、「浴槽の下にドレンパンが付くタイプなので、追い焚き配管を長めに入れておいてください。」との事で、こんな感じで置いておきます。


ヒートポンプユニットは置く場所が限られているので、こちらへ。

三層管をスリムダクトに納めて、美観仕上げに。

そして本日、エコキュートを取付けに掛かります。
型紙を置いて、アンカーを打つ位置を決めます。


アベ冷熱技研が使うアンカーは、HILTI製のウエッジアンカー(溶融亜鉛めっき仕上げ)です。

引き抜き強度が高いのと、溶融亜鉛めっき仕上げで錆びにくく処理されています。
値段的に少し高いですが、安全性優先です。

タンクユニットを据えて、配管類を接続していきます。


ヒートポンプユニットも。


ユニットバスが組み上がっているので、追い焚き配管を繋いでいきます。


浴槽アダプターを設置。


配管接続が完了すると、通水試験。

水漏れがない事を確認して、配管に保温材をしっかりと巻き付けます。

エコキュート周りはこんな感じで完成です。


あとは浴室リモコンを取付けて。


台所リモコンも取替えて、試運転開始。


湯張りテストも完了して、お引渡しです。


浴室周りがまだリフォーム中なので今晩はお風呂に入れませんが、週末には完成予定との事で、新しいお風呂で気持ちよくお過ごしいただける様になりますね(^^)

「スッキリきれいに仕上げてもらって、ありがとうございます。いろいろ不具合も出てきましたけど、これで安心して使えます。またエアコンとかもお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>

2019年1月29日火曜日

24年目の灯油ボイラー水漏れでエコキュートへ取替工事

本日、エコキュートへの取替工事が完了しましたので、お引渡しさせていただきました。

三菱電機 SRT-N374 エコキュート 給湯専用タイプをお買い上げいただきました。


既存の給湯器は、灯油ボイラーです。

24年お使いで、昨年年末に内部配管の寿命で水漏れが発生し、メーカーサービスが応急処置をしてくれたそうです。
年明けすぐに、「ボイラーにしようか?電気温水器にしようか?エコキュートも気になるし。」という事で、ご相談いただきました。

実はこちらのお宅、地下水(井戸水)を使っています。
地下水ですと、エコキュートは使えません。(水質が良ければ使用可能ですが、ほとんどの場合、メーカーの水質基準に合格しません)

お聞きすると、数年前に、キッチンのみ上水道を入れたそうです。
その配管に繋ぎ変えれば、エコキュートも使えます。
電気温水器をエコキュートの違いとメリットをご説明させていただき、エコキュートでご依頼いただきました。
ただし、3人家族で、今までも追い焚き機能は使っていなかったので、給湯専用をご希望されました。

まずはエコキュート増設のため、電気図面を作成し、四国電力へ申請します。


申請が受理されると、工事に掛かります。
まずは上水道の配管を探すため、土を掘り返していきます。

お客様の記憶では、ボイラーの脇を掘っていたとの事でしたので、掘り下げて行くと出てきました(^^)

途中をカットして、配管を分岐。
これで上水道が使えます。


既存の基礎がありますが、タンクユニットを乗せるには少し小さいので、継ぎ足しで基礎を作ります。


これで一週間以上寝かせます。


エコキュート専用の200V電源増設工事に掛かります。

主幹容量は75Aで十分な容量なので、分電盤はこのまま流用して分岐ブレーカーを増設します。

ユニットバスの点検口を利用して、ケーブルを通していきます。


分電盤までケーブルが通りました。

ケーブルが2本見えるのは、1本がエコキュート、もう1本は2階のお部屋へエアコン専用コンセント増設するためです。

外部へ取り出し、塩ビパイプでケーブルを保護して立ち下げます。


2階の部屋へエアコン専用回路増設のため、天井裏へ入ります。


1階から2階への立ち上げは、ルートが重要なカギとなります。
2階から、こういう隙間をスルスルと通して...


1階天井裏へ呼び線を降ろしていきます。

簡単に書いてますけど、何度も上がったり降りたりの繰り返しで、結構体力がいります...(´;ω;`)

体が入らない場所は、ケーブルキャッチャーを使って引き寄せます。


呼び線にケーブルを繋いで、2階まで延長。
「コンセントが無いから、エアコンが付かないんでしょ?」と言われていたお部屋に、エアコンが取付けできる様になりましたよ(^^)v


エコキュート専用とエアコン専用のブレーカーも取付け完了。

ここまでが先週の流れでした。

そして本日、エコキュートの取替えにお伺いです。
まずは既存ボイラーを撤去。

地下水の配管はカットして、キャップをしておきます。

位置決めをして、アンカーを打ち込みます。


タンクユニットとヒートポンプユニットを設置し、配管類を接続していきます。


配管接続完了後、注水開始。
タンクが満水になるまで時間が掛るので、電力量計を取替えます。
既存はアナログメーターです。


スマートメーターに取替えて、新しい電力契約になります。


リモコンも換えておきましょう。


新しいリモコンに取替えて、電源投入。


あとはご使用方法をご説明させていただいて、お引渡しです。

「できましたね。キレイにしてもらってありがとうございました。これで灯油入れる手間もなくなって楽になります(^^)」と、大変お喜びいただきました(*^^*)

アベ冷熱技研は、第一種電気工事士・給水装置工事主任技術者が取付工事を行います。
オール電化に関することなら、お気軽にご相談くださいませ<(_ _)>