いつもお世話になっている、地元企業にお勤めのTさんが新築されるという事で、5月頃からいろいろとご相談いただいていまして、本日取付工事にお伺いしてきました。
三菱電機製 MSZ-ZXV7117S-W ×1台 お客様支給品。
三菱電機製 MSZ-AXV2217-W ×2台 こちらはお買上げいただきました。
では、リビングの工事の模様を。
リビングは、キッチン・ダイニングと続きになっているLDKで22畳。
天井は中高天井になっています。
エアコンを取付ける場所へ、配管穴を開けていきます。
この壁、珪藻土壁なので、汚れない様に慎重に開けていきます。
コンセントの上なので注意して開けていきますが、壁内にケーブルが出てくるお宅と、そうでないお宅があります。
出てきました...(^_^;) それもこのお宅の場合、しっかりと柱にステップルで留めてあります...
「丁寧でいいじゃない」とか思いますか?
違うんですね、丁寧な電気工事屋さんは、ここに穴開けをするであろう場所にはステップルは打ちません。
エアコン工事のことを知っている電気工事屋さんと、知らない電気工事屋さんとの違いは、こういうところに現れてきます。
このお部屋などは悪意すら感じました(^_^;)
ケーブルを斜めに、しかも上の方でステップルで留めてあるため、ケーブルに余裕がありません。
これやられると、かなり時間のロスになるんですよねぇ。
「穴開ける位置を上にやるとか、左に寄せるとかできるやん。」と思います?
施工後で見ると、こういう位置関係です。コンセントの上しか穴開けできませんね。
気を付けて穴開けをしない業者さんだったら、確実にケーブル切断してる案件です。
はぃ、批判はこのくらいにしておいて、先に進みます。
先ほどの配管穴に、貫通スリーブを挿入します。
位置決めをして、背面板を取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
外部配管はサッシや雨樋に合わせて、ブラック色のスリムダクト仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
外周りはこんな感じで完成。
少し奥に設置したのは、お隣の窓の真ん前になるため、放熱と音がお隣に影響しないように配慮して位置決めしました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
午前中は一人で工事スタートしたため、結局夕方まで掛かってしまいました。
あ、腰痛の方は、まだ重いものを持つとグワッときますが、なんとか工事の方はできています(^_^;)
「体調悪い中、それもこの忙しい時期に無理矢理工事を差し込んでいただいてありがとうございました。」と、とても喜んでいただきました。
これで涼しくお引越しもできる様になりましたね。
Tさん、夢のマイホーム新築おめでとうございます(^^)
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2017年7月31日月曜日
2017年7月29日土曜日
マンションの一室とは思えないベランダで年代物のエアコンと格闘取替工事
いつもお世話になっているマンションのオーナー様のご依頼で、ご自宅の座敷のエアコン取替工事にお伺いしてきました。
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV4017S-W 汎用タイプをお買い上げいただきました。
既存機はダイキン製。
うぉ!これは久々に見た年代物(^_^;)
しかも隠蔽配管で施工されています。
この前まで普通に動いていたらしいです...(・_・;)
電気代が恐ろしい感じですが、お盆のお坊さんが来るときくらいしか使わないそうです。
室外機はどこですか?・・・ え?なに?
池の上に、架台組んで設置されていますよ。
ここマンションのベランダですけど(^_^;)
隠蔽配管流用で取替えご希望でしたが、当時では普通だった2分配管断熱なし仕様のため、既存配管は流用できません。
これ無理矢理使うと、天井裏や壁内で配管が結露して、建物を痛めてしまいます。
さぁ、どうしましょう。室内機の場所は変えることはできません。
よく見ると、室内機裏側は収納になっていて、その外側がベランダになっています。
配管を通せるのはここしかない。
収納内部に配管を通して、ベランダへ室外機を設置する方法でご提案し、ご依頼いただきました。
では工事に掛かります。
一昨日痛めた腰は痛みが和らぐこと無く、本日も痛み止めの薬と腰にコルセット巻いて、顔をゆがめながら脂汗をかいての作業となります(T_T)
まずはベランダ側から穴あけ。
コンクリート壁なので、鉄筋がないところを探ります。
水を流しながらコア抜きを行う湿式形コアドリルで穴を開けていきます。
収納側へ貫通しました。
無事配管穴が開いたので、既存機を撤去していきます。
池の中というロケーションと、体が入らないところ。
腰痛に耐えながら作業。
こんな感じで撤去。(さくっと書いてますが2時間ほど掛かってます...)
室外機も鬼の様に重かったです。ホント鬼です鬼...足場も悪いし。
この鉄の台は、外すと防水シートが破れるので、このまま置いておきます。
室内機も撤去。
昔はこんな木板に引っ掛け金具だけで、乗せてるだけだったんですよ。恐ろしい施工方法ですね。
で、この木板。釘で留めてあります...昔はモルタルに釘打ちでOKだったんですね。恐ろしい。
撤去完了。室内機外した途端、水がドバっと出てきたのは、このドレンの高さですね。
冷媒配管よりドレン管の方が上とか、どーでも良かったんですね。
これが後で大変苦労します。
この壁の後ろはこんな感じで、新しく取付ける室内機の高さも悩みどころです。
裏側の収納部に、ベランダ側へ向けて勾配を付けながら配管穴を開けていきます。
もう一方の収納部も。
位置決めをして、背面板を取付けます。
こうやって見ると、既存のドレンが異常に高いことがよく解りますね。
このドレンは使えないので、根元でカットしました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
こんな感じで配管を。
収納の奥行きが違うので、狭いしかなりやりにくいです。
室内機側の既存の穴を見えないように隠すため、室内機は下げ気味に設置してあります。
そのため、室内機裏で若干ドレンが上がり気味になるので、木材を敷いて水平になる様に。
三菱電機のドレン排水口が高めに設定されているのでできる技ですね。
狭い場所で、痛みと戦い、脂汗まみれになってテープ巻き仕上げ。
これだけ勾配が付いていれば、ドレンホース内が詰まる事はありません。
外部の立ち下げはスリムダクトで美観仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
実はこの土の部分、隣に池があるので、まるで田んぼの中で作業しているくらい足が埋まります。
長靴を履いて作業しましたが、まぁ腰に来るのなんの...
さすがに室外機プラロック置きとかは無理なので、コンクリートブロック敷の溶融亜鉛メッキ仕上げの平置台仕上げにしています。
専用電源ですが、既存の室外機の電源から、、、
塩ビ管を使って延長して、、、
室内機の脇に取付けました。
ホントは埋込タイプにしたかったんですけど、壁内構造のところで断念し露出タイプにしました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
ちょっと室外機が見えてますけど、ここは仕方ありませんね。
はぃ、今日も朝9時過ぎスタートで、お引渡しできたのが夜7時半でした...
腰痛のせいと言うほど作業スピード的には遅くなかったんですが、まぁベランダの足場が悪いのが一番の原因でしたね。
「いやぁ、できましたね。これでお盆も涼しく坊さんを迎えれます。あともう一台、同じタイプのがあるんで、また阿部さんの暇になる秋ごろにお願いしますわ。」と、大変お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV4017S-W 汎用タイプをお買い上げいただきました。
既存機はダイキン製。
うぉ!これは久々に見た年代物(^_^;)
しかも隠蔽配管で施工されています。
この前まで普通に動いていたらしいです...(・_・;)
電気代が恐ろしい感じですが、お盆のお坊さんが来るときくらいしか使わないそうです。
室外機はどこですか?・・・ え?なに?
池の上に、架台組んで設置されていますよ。
ここマンションのベランダですけど(^_^;)
隠蔽配管流用で取替えご希望でしたが、当時では普通だった2分配管断熱なし仕様のため、既存配管は流用できません。
これ無理矢理使うと、天井裏や壁内で配管が結露して、建物を痛めてしまいます。
さぁ、どうしましょう。室内機の場所は変えることはできません。
よく見ると、室内機裏側は収納になっていて、その外側がベランダになっています。
配管を通せるのはここしかない。
収納内部に配管を通して、ベランダへ室外機を設置する方法でご提案し、ご依頼いただきました。
では工事に掛かります。
一昨日痛めた腰は痛みが和らぐこと無く、本日も痛み止めの薬と腰にコルセット巻いて、顔をゆがめながら脂汗をかいての作業となります(T_T)
まずはベランダ側から穴あけ。
コンクリート壁なので、鉄筋がないところを探ります。
水を流しながらコア抜きを行う湿式形コアドリルで穴を開けていきます。
収納側へ貫通しました。
無事配管穴が開いたので、既存機を撤去していきます。
池の中というロケーションと、体が入らないところ。
腰痛に耐えながら作業。
こんな感じで撤去。(さくっと書いてますが2時間ほど掛かってます...)
室外機も鬼の様に重かったです。ホント鬼です鬼...足場も悪いし。
この鉄の台は、外すと防水シートが破れるので、このまま置いておきます。
室内機も撤去。
昔はこんな木板に引っ掛け金具だけで、乗せてるだけだったんですよ。恐ろしい施工方法ですね。
で、この木板。釘で留めてあります...昔はモルタルに釘打ちでOKだったんですね。恐ろしい。
撤去完了。室内機外した途端、水がドバっと出てきたのは、このドレンの高さですね。
冷媒配管よりドレン管の方が上とか、どーでも良かったんですね。
これが後で大変苦労します。
この壁の後ろはこんな感じで、新しく取付ける室内機の高さも悩みどころです。
裏側の収納部に、ベランダ側へ向けて勾配を付けながら配管穴を開けていきます。
もう一方の収納部も。
位置決めをして、背面板を取付けます。
こうやって見ると、既存のドレンが異常に高いことがよく解りますね。
このドレンは使えないので、根元でカットしました。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
こんな感じで配管を。
収納の奥行きが違うので、狭いしかなりやりにくいです。
室内機側の既存の穴を見えないように隠すため、室内機は下げ気味に設置してあります。
そのため、室内機裏で若干ドレンが上がり気味になるので、木材を敷いて水平になる様に。
三菱電機のドレン排水口が高めに設定されているのでできる技ですね。
狭い場所で、痛みと戦い、脂汗まみれになってテープ巻き仕上げ。
これだけ勾配が付いていれば、ドレンホース内が詰まる事はありません。
外部の立ち下げはスリムダクトで美観仕上げ。
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
実はこの土の部分、隣に池があるので、まるで田んぼの中で作業しているくらい足が埋まります。
長靴を履いて作業しましたが、まぁ腰に来るのなんの...
さすがに室外機プラロック置きとかは無理なので、コンクリートブロック敷の溶融亜鉛メッキ仕上げの平置台仕上げにしています。
専用電源ですが、既存の室外機の電源から、、、
塩ビ管を使って延長して、、、
室内機の脇に取付けました。
ホントは埋込タイプにしたかったんですけど、壁内構造のところで断念し露出タイプにしました。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
ちょっと室外機が見えてますけど、ここは仕方ありませんね。
はぃ、今日も朝9時過ぎスタートで、お引渡しできたのが夜7時半でした...
腰痛のせいと言うほど作業スピード的には遅くなかったんですが、まぁベランダの足場が悪いのが一番の原因でしたね。
「いやぁ、できましたね。これでお盆も涼しく坊さんを迎えれます。あともう一台、同じタイプのがあるんで、また阿部さんの暇になる秋ごろにお願いしますわ。」と、大変お喜びいただきました。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
2017年7月26日水曜日
広いリビングへ三菱霧ヶ峰9.0kw新設工事&200V専用コンセント増設工事
いつも厚意にしていただいているFB友さんのご紹介で、エアコン新設工事にお伺いしてきました。
三菱電機霧ヶ峰 MSZ-FZV9017S-W ムーブアイ極搭載29畳用フラッグシップモデルです。
「エアコン取付けをお願いしたい方がいらっしゃるんですけど。」とご紹介いただいて、まずは下見にお伺いしていました。
5階建ての建物で、一部テナント、一部自宅とういう感じです。
大きなリビングは吹き抜けになっていて、天カセ4方向タイプが2台設置されていました。
壊れて動かないそうで、メーカーも部品がないので修理不能とのこと。
「壁掛形のルームエアコンを取付けたい」とのご希望でしたが、ルームエアコンでは能力不足になりそうだったので、この天カセを取替る方をお奨めしましたが...
「そうできるなら、そうしたいんですけど」という事で、室外機を拝見させていただくため屋上へ。
この屋上へアクセスするのに、タラップを使って上がらないといけない状況で、尚且つこの状態↓
うわっ!これは無理だ!ビルマルチエアコンじゃないですか...
しかしこれ、通りの裏側に当たる部分で、屋根まであるので、簡単にクレーンでとかは無理です。
新築時だから上げれたんだと思いますが、後のことを考えて設計しないと大変ですねぇ。
もうこの施工会社は無くなったとお聞きしました(_ _;)
という訳で、ルームエアコンの方へ話が戻りましたが、まぁ設置場所をどうするか。
どう考えてもこの面しか無理です。この面なら向こう側に小さなベランダがあるので。
でもここまで専用コンセントを増設しないといけないなぁ...
という訳で、お見積り後ご用命いただき、工事予定が満杯で大変お待たせいたしましたが、本日取付工事にお伺いしてきました。
ヤル気満々で機器搬入を始めた矢先...
え?あれ?うそ...
先週まであれだけ67kgとかのマルチエアコン室外機搬入とか、普通にこなしていたのに、44Kgの室外機でグキッとか...(TдT)
はい、腰痛めました... 激痛です。まだ作業開始する前なのに。。。
えぇ、そんなの関係ないです。やりますよ、脂汗スゴイですけど(T_T)
まずは配管穴を開ける場所を探ります。
鉄骨造なので鉄筋探査機を使って、壁内の金属を避けます。
容量が大きいので、配管穴も75Φのコアドリルを使って穴あけを行います。
外壁はALCなので、通常の穴あけと同じ工法です。
穴には貫通スリーブを挿入。
位置決めをして、背面板とスリムダクトを取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
このタイプ、室内機も22kgともの凄い重いです... 唸り声を上げながら、激痛に耐えて持ち上げました。
もぉ体中の脂肪やら水分やら、全部出きった感覚です(^_^;)
外部配管もスリムダクト仕上げ。
延々と延長してこの場所へ室外機。
鉢植えに熱風が掛からない様にと、お客様のご希望です。
この配管工事、簡単に書いてますが、9.0kwなので配管サイズは2分4分です。
4分は手曲げすると簡単に折れてしまうので、かならずベンダで曲げます。
このスペースでベンダで曲げていくのがどれだけ大変かは、同業者さんにしか分かってもらえないと思います(^_^;)
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
さぁここからです。
廊下にある分電盤からエアコンのところまで、200V専用回路を増設します。
腰の痛みは限界を通り越して、悟りの境地に突入しています(-_-)
この部分はダウンライトがあるので、これを点検口代わりにしてケーブルを通していきます。
はぃ、サクッとエアコン脇にケーブルが出てきました。(ホントはサクッといってません...)
どうにかなるだろうと安気に考えていた分電盤周りでハマりました...
分電盤上部に穴を開けて、呼び線を挿入するも、上の梁?に当たって上手く通りません...
ダウンライトから腕を突っ込んで手探りしても解らず、スマホを挿入して撮影。
うわ、こんなん通る訳ないし...(T_T)
呼び線挿入して「カンカン」当たる音がしてたのは、天井下地の軽天バーだった様で...
この見えてるケーブルはスイッチ回路なので、分電盤へは繋がっていません。
どうにもならないので、ここを開口。
ここからリビング天井裏へは、何とか梁を交わして通りました。(というか、もの凄い時間が掛かってます)
結局、分電盤上の壁内はまったく通らず、仕方なくモール処理で(T_T)
この部分は、最初の下見の時点で難しそうだったので、「最悪はモールで立ち上げます」とお話していた通り、最悪の結果になりました... ん~かなり頑張っただけに悔しいです。
エアコン脇にコンセントを取付けて、増設工事完了。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
朝9時過ぎスタートで、お引渡しできたのが夜8時前でした...
腰を痛める最悪のスタートから、天井裏の梁との格闘、なにかすべてが思い通りに行かない一日でしたが、二時間おきくらいに飲み物とおやつを出していただいて、「熱中症になったらいかんけんね」と扇風機3台をブンブン回して、ずっと気にかけていただいたお客様に感謝です<(_ _)>
南側のほとんどが窓ガラスという過酷な暑さのリビングでしたが、今晩から快適な空間になりますね。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。
三菱電機霧ヶ峰 MSZ-FZV9017S-W ムーブアイ極搭載29畳用フラッグシップモデルです。
「エアコン取付けをお願いしたい方がいらっしゃるんですけど。」とご紹介いただいて、まずは下見にお伺いしていました。
5階建ての建物で、一部テナント、一部自宅とういう感じです。
大きなリビングは吹き抜けになっていて、天カセ4方向タイプが2台設置されていました。
壊れて動かないそうで、メーカーも部品がないので修理不能とのこと。
「壁掛形のルームエアコンを取付けたい」とのご希望でしたが、ルームエアコンでは能力不足になりそうだったので、この天カセを取替る方をお奨めしましたが...
「そうできるなら、そうしたいんですけど」という事で、室外機を拝見させていただくため屋上へ。
この屋上へアクセスするのに、タラップを使って上がらないといけない状況で、尚且つこの状態↓
うわっ!これは無理だ!ビルマルチエアコンじゃないですか...
しかしこれ、通りの裏側に当たる部分で、屋根まであるので、簡単にクレーンでとかは無理です。
新築時だから上げれたんだと思いますが、後のことを考えて設計しないと大変ですねぇ。
もうこの施工会社は無くなったとお聞きしました(_ _;)
という訳で、ルームエアコンの方へ話が戻りましたが、まぁ設置場所をどうするか。
どう考えてもこの面しか無理です。この面なら向こう側に小さなベランダがあるので。
でもここまで専用コンセントを増設しないといけないなぁ...
という訳で、お見積り後ご用命いただき、工事予定が満杯で大変お待たせいたしましたが、本日取付工事にお伺いしてきました。
ヤル気満々で機器搬入を始めた矢先...
え?あれ?うそ...
先週まであれだけ67kgとかのマルチエアコン室外機搬入とか、普通にこなしていたのに、44Kgの室外機でグキッとか...(TдT)
はい、腰痛めました... 激痛です。まだ作業開始する前なのに。。。
えぇ、そんなの関係ないです。やりますよ、脂汗スゴイですけど(T_T)
まずは配管穴を開ける場所を探ります。
鉄骨造なので鉄筋探査機を使って、壁内の金属を避けます。
容量が大きいので、配管穴も75Φのコアドリルを使って穴あけを行います。
外壁はALCなので、通常の穴あけと同じ工法です。
穴には貫通スリーブを挿入。
位置決めをして、背面板とスリムダクトを取付けます。
室内機を掛けて、配管類を接続していきます。
このタイプ、室内機も22kgともの凄い重いです... 唸り声を上げながら、激痛に耐えて持ち上げました。
もぉ体中の脂肪やら水分やら、全部出きった感覚です(^_^;)
外部配管もスリムダクト仕上げ。
延々と延長してこの場所へ室外機。
鉢植えに熱風が掛からない様にと、お客様のご希望です。
この配管工事、簡単に書いてますが、9.0kwなので配管サイズは2分4分です。
4分は手曲げすると簡単に折れてしまうので、かならずベンダで曲げます。
このスペースでベンダで曲げていくのがどれだけ大変かは、同業者さんにしか分かってもらえないと思います(^_^;)
配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。
さぁここからです。
廊下にある分電盤からエアコンのところまで、200V専用回路を増設します。
腰の痛みは限界を通り越して、悟りの境地に突入しています(-_-)
この部分はダウンライトがあるので、これを点検口代わりにしてケーブルを通していきます。
はぃ、サクッとエアコン脇にケーブルが出てきました。(ホントはサクッといってません...)
どうにかなるだろうと安気に考えていた分電盤周りでハマりました...
分電盤上部に穴を開けて、呼び線を挿入するも、上の梁?に当たって上手く通りません...
ダウンライトから腕を突っ込んで手探りしても解らず、スマホを挿入して撮影。
うわ、こんなん通る訳ないし...(T_T)
呼び線挿入して「カンカン」当たる音がしてたのは、天井下地の軽天バーだった様で...
この見えてるケーブルはスイッチ回路なので、分電盤へは繋がっていません。
どうにもならないので、ここを開口。
ここからリビング天井裏へは、何とか梁を交わして通りました。(というか、もの凄い時間が掛かってます)
結局、分電盤上の壁内はまったく通らず、仕方なくモール処理で(T_T)
この部分は、最初の下見の時点で難しそうだったので、「最悪はモールで立ち上げます」とお話していた通り、最悪の結果になりました... ん~かなり頑張っただけに悔しいです。
エアコン脇にコンセントを取付けて、増設工事完了。
作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。
朝9時過ぎスタートで、お引渡しできたのが夜8時前でした...
腰を痛める最悪のスタートから、天井裏の梁との格闘、なにかすべてが思い通りに行かない一日でしたが、二時間おきくらいに飲み物とおやつを出していただいて、「熱中症になったらいかんけんね」と扇風機3台をブンブン回して、ずっと気にかけていただいたお客様に感謝です<(_ _)>
南側のほとんどが窓ガラスという過酷な暑さのリビングでしたが、今晩から快適な空間になりますね。
アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。