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2017年1月12日木曜日

賃貸ビルテナントで飲食店開設のため電気設備改修工事

昨年から取り掛かっていた、テナント店舗の電気設備改修工事が完了しました。

FB友の「ふじ屋」さんから、「阿部さんは電気工事もやるんですよね。いま知り合いの店舗改装してるんですけど、お願いできますか?」と、お問い合わせいただき、「もちろん!」と言うことで、現地拝見。

これは、なかなか面白そうな物件じゃありませんか(・∀・)

テナントに付いている分電盤。

ブレーカーは付いていますが、二次側のケーブルは全部撤去されていました。
なぜ撤去されてるのかは意味不明です(^_^;)

電灯側主幹ブレーカー。

漏電遮断器ではありますが、中性線欠相保護は付いていません。
建物と同じ年式なので、かなり古いですね。。。

動力側主幹ブレーカー。

動力契約なんか必要ないんじゃない?というくらいの部屋の広さですが、電灯回路が30Aしかないので、エアコンなどは動力回路を使うしかありませんね。

計器盤脇にある主開閉器。
ここから各部屋へ送られている訳ですが、開閉器がCKS。。。

ここは触らず、テナント盤の漏電遮断器は、安全のために取替えておいた方がいいですね。

なにせ予算が少ないと言うことと、ふじ屋さんが「なんでも自分でやってみたい人」(^_^;)なんで、ケーブルの仕込み作業はふじ屋さんが、四国電力への申請手続きや結線接続・配線器具取付けなどの電気工事士資格が必要な部分は、阿部が行うことになりました。

後日「配線終わりました」の連絡をいただいて、結線作業にお伺い。

点検口にまとめられたケーブルを、コンセント回路、スイッチ回路と結線していきます。

埋込コンセントやスイッチの取付けは、電気工事士の資格が必要です。


すべての器具類の接続が完了すると、絶縁抵抗計を使って、各回路に異常がないか確認。

異常がないことを確認後、電源投入です。

電灯側主幹ブレーカーは、中性線欠相保護付き漏電遮断器30Aです。

30A、貧弱ですけど、テナントの場合、容量を上げるには結構な投資が必要になるため、今回はこれで様子を見ます。

動力側主幹ブレーカーも、新しい漏電遮断器に取替えました。
30Aでしたが、今回エアコンしか使わないので、15Aにしました。

エアコンは別の記事で書きますね。

あとは、各コンセントの電圧測定、スイッチ回路の動作を確認してお引き渡しです。

お店は2月OPEN予定です。
内装工事がまだ続いているので、お店の写真が掲載できるのはもぅちょっと先ですね。

ふじ屋さん「ちょっと僕も電気工事士の勉強しよぉかなぁ」(・∀・)おっ、ぜひ!
なんでも興味持ってやる方、応援します(^^)v

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

2016年11月24日木曜日

エアコン専用コンセントの無い2階の部屋へエアコン新設工事

初めてのお客様のご依頼で、エアコン取付けと専用コンセント増設、LANケーブル配線、テレビユニット増設のご依頼をいただき、お伺いしてきました。
LANケーブル配線とテレビユニット増設については、別記事で書きますね。

まずはエアコン工事の方から。
パナソニック お客様支給品です。


鉄骨造2階建て、2階のこのお部屋へエアコンを新設します。


まずは位置決めをして、穴開けを行います。


先に専用回路を増設するため、この配管穴を利用してケーブルを通していきます。


1階の天井裏の一部が広いスペースになっているので、作業性はいいです(^^)


ただし木造を構造が違うので、所々穴開け加工などが必要です。


2階から1階の分電盤まで、ケーブルが通りました。


分電盤に呼びスペースが無いので、増設ブレーカーは分電盤の脇へ設置。


エアコンのところにコンセントを取付けて、専用回路増設完了です。


配管穴には、気密性確保を小動物侵入防止のため、貫通スリーブを挿入しておきます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


室外機は屋根置きです。溶融亜鉛めっき仕上げの架台で耐久性重視。

配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引渡しです。

これでこのお部屋も快適にお過ごしいただけますね(*^^*)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」「第一種電気工事士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

2016年11月17日木曜日

ハイ角スイッチのビス触ったらビリビリ来て恐ろしい...

「スイッチ触ったらビリビリ来るんですけど、そんなのも治してもらえるんですか?」というお問い合わせをいただきまして、早速点検に。

うぉっ!プレートを留めているビスの所で電圧を測ると、97.3Vも流れていますよ。
危険レベルの漏電ですね...(・・;)


阿部が小学生だった頃は、このハイ角スイッチが主流だったんですよねぇ。
懐かしいスイッチですが、危ないので取替えてしまいますよ。

まぁ外すにしてもビリビリ来るんで、絶縁手袋をはめて撤去。

モダンプレートのフルカラースイッチに取替えました。

今はコスモシリーズが主流ですけど、古いお宅にはこちらの方がしっくりきますね。

さて、なぜにこのスイッチ漏電していたのか?


分解してみましたけど、端子部分が外側の鉄枠に触れている様な形跡もなく、原因は特定できませんでした。

なんだったんだろう...気になりますね。
まぁ取替えたから、お客様宅は安心なんですけどね。

こんなスイッチの取替修理も、お気軽にお声掛けください<(_ _)>

2016年11月8日火曜日

倉庫兼作業場の電気設備容量増設工事

以前、ご自宅の方のオール電化工事をご依頼いただいたお客様から、「作業場の電気容量が少ないのと、動力の機械を使いたいんで、増設をお願いできませんか?」とご依頼いただき、本日竣工お引き渡しにお伺いしてきました。

ご相談いただいたのは8月でしたが、「阿部さんが暇になる秋頃でいいですから」という事で、下見だけ先に行っていました。
既存引込みはこんな感じ。


主幹容量が30Aしかなく、作業場として使用するのは貧弱です。

現在、100Vのエアコンも付いていますが、広い倉庫に8畳用とかまったく効く訳もなく、大きなエアコンも入れたいとのご希望です。
あと、動力の機械を据えたいとの事で、動力回路も新設します。

まずは、図面を作成して、四国電力へ電力申請を行います。

着工は秋ですが、早めに申請を出しておいて正解でした。

実は近くの電柱に、動力のトランスがなかったんです。
この周り、畑と住宅ばかりで、動力使うような建物がありません。
「一ヶ月以上は掛かります」との回答でしたが、まぁ秋までにできれば大丈夫ですから(^_^;)

・・・で、秋になりました・ω・
動力のトランスも電柱に上がっているので、着工します。

既存の電力量計のカバーを外してビックリ!(*_*)
いやぁ、もぅ旅立たれていた様で助かりました...(^_^;)


しかしこのメーター取付けた電気工事屋さん、メーター板くらい取り替えればいいのにって思いますよねぇ。

ケーブル外したら、メーターがボコッと外れて落ちました(T_T)

はぃ、メーター周り、こんな感じで作業を進めていきます。

エアコンの配管が、なかなか邪魔です(^_^;)

屋内の方へケーブルを引込みます。

既存の電灯盤は、動力盤として流用します。
もちろんブレーカーは新しいものに取替えます。

スマートメーターを取付けて、トルクドライバーでケーブルを接続します。


すべての配線の接続が完了すると、絶縁抵抗値と接地抵抗値を測定して、異常がない事を確認してからブレーカーを入れます。


とりあえずこれで電灯側が完了。
動力側は引込班が後日、引込みケーブルを入れてくれるのを待ちます。


後日、動力の引込みが入りました。


機械が座るところの近くへ、動力専用コンセントを増設。


電灯回路と同じように異常がない事を確認して、ブレーカーを入れます。


専用コンセントのところで電圧測定を行い、すべての工事が完了です。


電灯側は30Aだった主幹容量を、60Aへ。
動力側は将来増設も考慮して、主幹を30Aにしました。

これで快適な作業場になりますね(*^^*)

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2016年9月15日木曜日

保安協会さんに漏電遮断器奨められたけど安全考慮して分電盤取替え・ケーブル張替え工事

以前、アンテナ工事をご依頼いただいたお客様のご依頼で、電気設備の改修・増設工事にお伺いしてきました。


「阿部さん。保安協会さんが来て点検してくれたんやけど、なんかうちの分電盤には漏電遮断器が付いてないんで、付けた方がいいって言われたんやけど、阿部さんとこでお願いできるの?」とお客様。
早速下見にお伺いさせていただきました。

うぉ、主幹がCKSじゃないですか... 上に4回路も増設されています。

CKSの60Aですね。
これ、ブレーカーとは仕組みがまったく違います。


こんな感じで、中にバー状のヒューズが入っています。

ブレーカーだと、電気を使いすぎるとレバーが下がって遮断されますが、レバーを上げれば再度通電されますよね。

このCKSは、電気を使いすぎると、このヒューズが溶けて切れてしまいます(^_^;)

この盤の中に予備のヒューズは置いてありませんでした。
切れたらどうすんの?って感じです...

保安協会さんがこのCKSを漏電遮断器に奨めるのは当然ですが、電力量計のところを見て「あれ?」


幹線ケーブルがVVR8sq×3cです。

VVR8sqの許容電流は40A程度ですよ? さっきのCKS60Aでしたよね...

これちょっと、漏電遮断器だけ換えてもダメですね。
既存のケーブル容量に合わせて40Aの漏電遮断器に取替えるか?
ケーブルも張り替えて60Aの漏電遮断器にするか?
お客様とも結構話し合いさせていただいて、「もうね、家も古いし、この分電盤もブレーカーいっぱい増やしとるし、阿部さんに任せるけん安心して使える様にして。」という事で、30年以上使われている分電盤ごと取替えることになりました。

まずは電気図面を作成して、四国電力へ電力申請を行います。


電力さんに申し込みが受領されると工事に掛かります。
まずは既存分電盤を全撤去。


一次側ケーブルを張り替えますが、建物が古いので天井裏でもケーブルが傷つかない様に、PF管へ収めます。


左が既存のVVR8sq、右が新しいCV-T14sq。許容電流は80A程度あります。


電力量計はこのまま流用で、ケーブルを接続します。
なぜ今回スマートメーターに換えないのかは、電力さんが教えてくれませんでした。
検定年度が新しかったので、おそらく(^_^;)

メーター板は木板から、樹脂製へ取替えました。

引込点は仮接続します。
後日、引込認定店さんが、再度圧着に来ます。


メーター周りはこんな感じで完成。


分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。


あ、そうそう、キッチンのエアコンが専用回路じゃないので、ついでに増設します。
この長いローカの天井裏を通して、あの向こう側まで...


エアコンの横の部屋の押入れに点検口があるので、ここから。


こんな感じで...


延々と...


ひたすら引っ張って、エアコンの横まで来ました(^_^;)


コンセントを取付けて、増設工事完了。

ついでの工事の方が大変だった気がしなくも無いですが...

いやぁ、この延長コードにエアコンのコードが刺さってたんですよ。
危ないですねぇ。


分電盤周りもこんな感じで完成。


漏電遮断器搭載、主幹60A、分岐回路数11回路の分電盤になりました。

「もっと凄いことになるんかと思っとったけど、キレイにできたねぇ。これで安心して電気が使えるね。」と、大変お喜びいただきました。

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