2017年2月27日月曜日

溝辺町で新築中の住宅へUHF/BSアンテナ新設工事

新築中のお客様からのご依頼で、アンテナ新設工事にお伺いしてきました。

今回はアンテナ部材すべてお客様支給品で、工事のみのご依頼です。

※青色の足場メッシュシートがあるため、写真の色味が悪いのはご容赦ください<(_ _)>

昨年末から打ち合わせさせていただいていて、アンテナ取付け場所へ同軸ケーブルを出していただいています。

建築屋さんにもお気遣いいただいて、「足場のあるうちにやっておきませんか。」とご連絡いただき、本日施工させていただきました。

UHF用とBS用の壁面金具を取付けます。


UHFアンテナを取付けて、松山本局を狙います。


少しレベルが低めですが、足場が取れればもう少し改善されると思います。
それでもエラーフリーで、確実に映るいいレベルです。


BSアンテナを取付けて、衛星を狙います。

DXアンテナ製の金具は、かなり飛び出ますねぇ... 支給品なのでこのまま行きます。

本日は晴天ナリなので、いいレベルが出ました(^^)


外周りはこんな感じで完成。


宅内へ移ります。
情報盤の中へ、ブースター本体と電源部を取付けます。

建物の電源はまだ入っていないため、仮設の電源を使ってレベル調整を行います。

各部屋のユニット部でレベルを見ながら、ブースターの出力を調整します。


バッチリですね。エラーフリーで最適なレベルが出ました(^^)

まだ建物は工事中なので、ここまでで作業終了です。
適正レベルが出ているので、まったく問題はありませんが、もしお引っ越し後にテレビが映らないなどの不具合があれば、当然ですが工事保証対象で対応させていただきます。

アベ冷熱技研ではアンテナ工事やケーブルテレビ工事など、お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください<(_ _)>

2017年2月25日土曜日

むっちゃ楽しい!「銅管ろう付技術講習会」に参加してきました

昨日、今日と2日間、以前からもの凄く楽しみにしていた講習会に参加してきました(^^)

平成28年度経済産業省冷媒管理技術向上支援事業の「銅管ろう付技術講習会」。

昨年も開催されたんですけど、組合のイベントと重なっていて涙流しながら見送ったんですけど、今年も開催されると聞いて即申し込みしました(^^)

エアコンや冷凍機の施工に必須の銅管。
銅管(冷媒配管)の中をフロンガスが循環して、お部屋を冷やしたり暖めたりしている訳ですが、この銅管を接続する方法のひとつとして、「ろう付(ガス溶接)」があります。
ガス溶接は、アセチレンと酸素を混合点火し、約3000度の高熱を使って配管どうしを接続します。

フロンガスの地球環境問題が懸念される中、フロン排出抑制法などで、廃棄時の大気放出は減少傾向にありますが、実は運転中のエアコンや冷凍機からは、同規模程度の大気漏洩があるそうです。
これを少しでも減少させるためには、「漏らさない施工」が必要です。
しかし溶接技術は、人によってマチマチ。
今まで配管ろう付に特化した講習会などはなく、現場で先輩の施工を見ながら憶えるのがほとんどでした。

地球温暖化防止に貢献するため、職人の技術力アップと、質の高い後継者育成のため、我らが日本冷凍空調設備工業連合会が、経済産業省の支援を受けて全国各地で開催してきました。
国の支援事業ですから、「無料!!!」ですよ(・∀・)
今年度最後の講習会が、ここ松山で行われた訳です。

ね、結構スゴイ構想の講習会でしょ。ワクワクしてたまらなかったんです(*^^*)
1日目の午前中は座学。

ろう付に特化した最高のバイブルですよ、これ。
このテキストもらえるだけでも、2日仕事休むメリットは十分あります(*^^*)

1日目午後から、2日目まる一日は、待ち望んでいた実習作業(・∀・)


普段、中規模クラスのエアコンまでしか施工しない阿部が、初めて触れるこの38mmサイズ(^_^;)


冷凍機などに使われている、Co2用銅管。
Co2は温暖化係数1と環境にやさしい冷媒ですが、設計圧力がフロンの4倍近くあるので、配管の肉厚もスゴイですね。


銅管と異種素材の真鍮ソケットとの、銀ろうを使ったろう付も体験できます。


配管を立てて、銅管とソケットの間に上向きにろうを流し込んだり。


横に寝かせて、極力ろう垂れを抑えて上下まんべんなく流し込んだり。


周りに障害物があると想定して、前方からしか作業できない状況で、どれだけ上手く後ろへろう付するか。


後ろは鏡を使って確認しながらの作業... かなり実践的です。


溶接作業が終わると、ここからがキモです(^^)
ろう付した配管を、電動ノコで縦割りにします。


こんな感じで。

普段は写真右側しか見えませんが、割っちゃうので左の様に中身も見えるんです。
ソケットと銅管の間には、しっかりとろうが回っていて、いい感じに溶接できています(*^^*)
阿部的には、もう少し内フィレットにロウが回ってたらなぁという感じです。

はい、ここで終わりじゃありません(^_^;)
これを平べったくして、つなぎ目を無理矢理そらします。
しっかりとろうが回っていると、めくれる事はありません。


焦って作業すると、ろうがまんべんなく回らず、こんな感じでめくれてしまいます...

外側がキレイに繋がっていても、内側はこんな感じになっているかも知れない訳です。
しっかりと炙って、しっかりとろうを流し込む事の重要性が解りますね。

今回、定員12名で満席でした。
一緒に受講されたみなさん、ホント熱心で凄かったです。

溶接、奥が深い(^^)シミジミ

この講習会、来年度以降も続けてくださいってお願いしましたが、国の支援事業としての開催は、今回が最後だそうです。
ただし、我らが日設連は、もっとたくさんの人に受講していただきたとの思いから、来年度からも続けて行ける様頑張りますとの事でした。
まぁ恐らく、もぅ「無料」では難しいと思いますが、これは受講料払ってもメリットの方が大きいです。
ぜひ全国の同業者さんにも参加していただきたいですね。

いやぁ~ホント、むっちゃ楽しかったぁ~(*^^*)

2017年2月22日水曜日

古い分電盤を漏電遮断器付きの安全な分電盤へ取替え電気工事

今日は一日、電気設備の改修工事にお伺いしてきました。


既存の分電盤はこんな感じでした。結構な年代物ですね。


当初のご依頼は、「キッチンでレンジと魚焼き器を使ったら、ブレーカーが落ちるんよ。毎日なんで、もぅ嫌になってねぇ。」と、お客様...
いやいや、頻繁に落ちるのは危ないですから(^_^;)
建付けの食器棚に収められたレンジと炊飯器。


電源はどこから取ってるのかと思ったら...
あら?大丈夫ですか?これ。。。


このコードはどこから取ってるのかな?と確認すると... うわっ!
危ないじゃないですか!二股に分けてるし、コードを途中で繋いでますよ!

これダメ!絶対これダメです!危ない。誰がこんな事やったんですか?
「これね、建具屋さんがホントはダメなんよぉって言いながらやりよった。」と...
ブレーカー落ちる落ちん以前に、ここはダメです。
ここは撤去して、レンジ専用でコンセント増設しましょう。
...と言うことでお話したところ、、、

「阿部さん、じゃぁ阿部さんの目で見て、悪そうなところ教えて。」とご相談いただき、分電盤周りを拝見。

エアコン専用回路が2回路増設されていますね。
屋外BOX内にも、1回路増設ブレーカーがあります。
漏電遮断器は分岐回路の4個のみで、他の回路は配線遮断器のみ。
この場合、もしエアコンが漏電しても、漏電遮断器ではないので回路が遮断されず、大変危険ですね。

主幹はCKS。ヒューズ容量は60A。
電流が60A以上流れると、ヒューズが切れる仕組みです。

数十年前はこれが普通でしたが、これだとヒューズを取替えるまで停電復旧できません。。。
近年はここが漏電遮断器なので、安全に使える上、遮断されても停電復旧が容易に行なえます。

屋外の電力量計の脇にも、ブレーカーがあります。
ここは数年前にリフォームされた際に増設された様です。

主幹は100Aと、一般家庭にとってはかなりの高用量ですが、これも漏電遮断器ではなく配線遮断器です。
隣の40Aはエコキュート用(エコキュートに40A?)。その横にはキッチンへの増設回路20Aがあります。

ここから、先ほどの宅内分電盤へケーブルが繋がっている訳ですが、これも途中で繋がれています。

既存ケーブル流用して短いので繋いだのは解りますが、ついでに入れ替えれば良かったのにって感じです。

この既存ケーブルVVR14sqでした。
CKSが60Aなので、これもCV-T14sqに替えておきたいですね。

という訳で、分電盤改修をお奨めさせていただき、「阿部さんに全部お任せするわ。」と、今回ご依頼いただきました<(_ _)>


では工事に掛かります。既存分電盤の内部を撤去。
このBOX、半埋込みで撤去はできないため、このまま流用します。


VVR14sqを撤去して、CV-T14へ入替えます。


宅内側へ入線。

短い距離ですが、かなり苦労してPF管を入れました。もの凄い時間が掛かっています。

新しい分電盤を設置して、ケーブルを接続していきます。


外周りを仕上げた頃に、雨が降り出しました...


絶縁抵抗計を使って、異常がないか確認後電源投入。

この分電盤、扉付きタイプなんですが、手前の扉の枠に当たって開かなくなるので、分電盤の扉は撤去しています。
分岐回路は12回路+4スペース(予備)にしましたから、今後も増設可能です。

主幹ブレーカーは60Aの漏電遮断器(中性線欠相保護付き)ですから、安心してご使用いただける様になりました。


食器棚のレンジと炊飯器のところには、専用回路を増設しておきました。

当初のご依頼はここだけだったんですけどね(^_^;)
「これで安心して使えるわ。阿部さんにお願いして良かった。また何かあったらお願いしますね。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「四国電力(株)請負計器工事認定店」です。
登録電気工事業者で、第一種電気工事士が責任を持って電気工事を行います。
この様な電気工事や修理・点検もお気軽にご相談ください。

2017年2月21日火曜日

お支払い方法と工事の保証についてのページを変更しました

Blog書く方にばかり気を取られて、本家のWebサイトのメンテナンスをしばらくやってないので、ちょこちょこと見直しを掛けています。

今回は、工事費のお支払いや、機器ご購入の際のお支払い方法に、カード払いを追加しました。

「お支払い・保証について (有)アベ冷熱技研」→ http://techabe.com/pay.htm



「楽天スマートペイ」と呼ばれていた時から取扱店として登録していましたが、「楽天ペイ」に名称変更され、カードリーダーも変わって放置状態でした(^_^;)
まぁ、アベ冷熱技研のお客様は現金でお支払いいただく事がほとんどですから、必要なかったとも言えます。

でもさすがに自分も、いろんなところで買い物する際にカード払いが増えてきまして、その便利さもよく理解しているところであります。
じゃぁこれもアベ冷熱技研のメリットとして、ちゃんと取り込もうじゃないかと思いまして(遅っ!)、重い腰を上げた次第でございます<(_ _)>

ただし、基本的には「工事完了後、現金にてお支払い」にて今後もお願いできればと思います。

はぃ、正直に書きますけど、このシステム使うと「手数料」引かれちゃうんですね。
一般常識として当然ですけど、引かれちゃうんですね。
汗水たらして、必死で作業しても、引かれちゃうんですね...と、まぁ半分冗談ですけど(^_^;)
「ちょっと入用で現金が当日ない」とか、「今月ちょっと苦しいので来月に」など、お困りのお客様のために、こういう支払い方法もあればいいなという気持ちで取り組んでおりますので、そこはナニトゾ<(_ _)>

あと、保証についても少し変更しています。
お客様支給品で工事のみでご依頼いただく事も多いですが、支給された機器が故障した場合について追記しています。

アベ冷熱技研が施工させていただいた工事については、当然ですが永年保証です。
ただし、機器の老朽化等によって生じる故障や、常識的なご使用方法以外でご使用の場合については、一般常識として対象外です。

アベ冷熱技研でご購入いただいた機器は、メーカーの保証範囲内となりますが、故障した場合の初期点検費用などはいただいていません。

お客様支給品の機器が故障した場合も、メーカーの保証範囲内となりますが、故障した場合の初期点検費用及び出張費などは、点検内容に応じてご請求させていただきます。
あたり前の事を書いていると思われるかも知れませんが、「工事したんだからタダで見て当然」というお考えの方も、ときどき、ときどき、ときどきいらっしゃってビックリする事がありますので(^_^;)

ということで、これからもお客様目線でできることからやっていきますので、暖かく見守っていただければと思います(*^^*)

2017年2月20日月曜日

暖房が効かないエアコンの部品取替修理(日立 RAS-E22Y)

一昨年前にエアコン分解洗浄をご依頼いただいたお客様から、「エアコンがいつまで経っても暖かい風が出てこないんで、見てもらいたい。」とご連絡いただき、点検にお伺いしてきました。

日立製 RAS-E22Y(2009年製)フィルター自動掃除機能搭載機です。


冷房が効かないとか、暖房が効かない場合、いろんな原因がありますが、まずはガス圧測定。
洗浄の際、当社が一度取外していますから、そこはしっかりと責任範囲です。
...が、ガス圧測るまでもなく、コンプレッサーとファンが回り始めて、しばらくすると停止?

フル運転する前に停止。これを繰り返しています。
室外機の天板を開けて、基板を確認します。

ありました。LEDランプが異常を知らせる点滅を繰り返しています。


「LD301」が12回点滅。症状は「ファンロック停止」。

確かに、ファンは弱々しく回っているだけです。

さて、ファンモーターが悪いのか?動作制御している基板が悪いのか?
両方替えれば簡単ですが、それでは修理費用がかさみます。
ファンモーターに異常がないか、抵抗値を測定して調べます。

今回は基板の不良と判定しました。
ここは当社保証範囲外なので、修理のお見積りをお伝えさせていただきます。
約7年経過していますが、耐久性の高い日立製ですし、自動掃除機能が付いている高級機種ですので、取替えよりは修理をお奨めさせていただき、本日再訪修理にお伺いしてきました。

既存の基板を撤去。


日立、何なんですか?
通常は中の基板だけですけど、箱ごと...それも電源端子、サーミスタまでそっくりセットになってます(^_^;)


新しい基板を取付けて、コネクタ類を接続していきます。


あとは試運転を行って、異常がないことを確認して作業終了です。

「おぉ、復活しましたね!」と、大変お喜びいただきました(*^^*)
まだまだ頑張ってもらえそうですよ。

アベ冷熱技研は、「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が点検・修理を行いますので、お気軽にご相談ください。