2017年8月27日日曜日

ムーブアイ搭載フィルター自動掃除機能付きエアコンへ取替工事

以前から、オール電化やエアコン工事のご依頼をいただいているお客様のご依頼で、エアコン取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 フィルター自動掃除機能付きエアコン お客様支給品です。

「阿部さんがいつも三菱がいいって言われてるんで、今回は三菱にしました。」
正解です!ありがとうございます(*^^*) ※三菱からは何ももらってません(^_^;)

既存機は東芝製。


なかなか、ポリシーの欠片もない施工ですね(^_^;)
この時も急な故障で量販店に頼まれたそうですが、よっぽど急いでいたんでしょうね。


外周りはこんな感じでした。

駐車場から玄関へアクセスする、スロープ通路に室外機が置かれています。

化粧カバーは流用のご希望です。
上のビス、ちゃんと締まってませんね...

ダクトに塗装が乗ってるので、気をつけて外さないと割れてしまいます。

既存機を撤去しました。配管穴に貫通スリーブが入ってないのは想定内です(p_-)


室内機を留めていたビスのほとんどが空回りしてましたが、こんなもので留めてたんですね。

これ、石膏ボード用じゃなくて、コンクリート用ですけど...
よく今まで落ちませんでしたね、室内機・ω・

では、取付けに掛かります。
気密性確保と小動物侵入防止のため、配管穴に貫通スリーブを挿入します。


位置決めをして背面板を取付けます。

カーテンレールが微妙なのと、この壁内、場所によって鉄骨が入っているところもあり、ビス留めできる箇所を探すのに一苦労。
MDダクトと背面板を取付けるのに、1時間近く掛かっています。

室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


右側は目一杯寄せて・・・


左はカーテンレールきわきわ...というか、サイドキャップはハメれません。
これは下見の時点でご説明させていただいて、取外す方法でご了承いただいています。


配管接続完了後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。

朝一は涼しかったんですけど、さすがに南側で直射、隠れるところがなくて真空引きに掛かる頃には気温が30℃超えて来て、自販機に走りました(^_^;)
水筒忘れてて、危なかったです...

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「あぁ、スッキリきれいになりましたね。もとのエアコンの取付け方すごかったでしょ?◯◯に頼んだんですけど、次はありませんね。また阿部さんにお願いします。」と、とてもお喜びいただきました<(_ _)>

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

4 件のコメント:

  1. こんにちは、私は高専生でエアコン工事に強い関心を抱いています。
    壊れたエアコンを取り外す時、どのようにして冷媒を回収するのでしょうか?
    壊れていないエアコンはポンプダウンできますが、壊れているのはできないと思ったので。

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    1. コメントありがとうございます。
      そうですね、動作しないエアコンのポンプダウンはできません。
      どの様に回収するかとのご質問ですが、故障で動作しない家庭用ルームエアコンについては、全量排出を防ぐため室外機にある2つのバルブを全閉し、できるだけ環境負荷にならない取外し方を行います。
      ここが家庭用と業務用の扱いの違うところで、家庭用は家電リサイクル法、業務用はフロン排出抑制法の扱いいなります。
      家電リサイクル法の条文の中で、動作しない場合のフロン回収については明確に謳われていません。
      ただし、業者向けのマニュアルの中では、できれば回収してねみたいな曖昧な感じで記載されています。
      家電リサイクル法においての、フロン回収・破壊処理は、製造した「メーカーの義務」です。
      フロン排出抑制法では、業務用エアコンなどのフロン回収・破壊処理を「使用者の義務」として、使用者負担で現地での完全回収を義務付けています。
      同じフロンなのに、扱いが違うのはおかしいですよね。
      当時のフロン回収破壊法が成立してから、政治家やメーカー・団体へ家庭用エアコンも回収義務を付ける様にお願いしていますが、なかなか受け入れられません。
      同業者の間では、裏の圧力があるから難しいよねという話は出ています。
      アベ冷熱技研としては現在、ポンプダウンできない家庭用エアコンについては、バルブ以降のガス回収は行っていません。
      できればこの微量なフロンガスも回収したいのが本音です。
      ただし回収と破壊処理には、それなりのコストが掛かります。
      業務用の場合は、使用者の費用負担義務がありますが、家庭用の場合は、使用者は数百円のリサイクル費用のみで、回収破壊処理の負担義務はありません。
      どこの誰が負担しますか?という話になってきます。
      弱小企業が、ボランティアではできませんよね。
      この辺りの法改正を、以前からずっと言い続けていますが、何ら変わりません。
      そんな世界です...
      すみません、前向きな話にならなくて。

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  2. 返信ありがとうございます。
    家庭用はできるだけガスが出るのを防ぐため、バルブを閉めてから取り外すのは初めて知りました。
    少しのガスでも日本全国、ましてや世界を合わせたらとんでもないことになってそうですけどね…
    地球温暖化が問題視されているのに、家庭用エアコンのフロン回収が緩いのも問題があるけれど、回収にコストがかかるのは仕方ないですね。
    まだ16歳ですが、法改正を願うばかりです。

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    1. 自分が本当に願っているのは、エアコン工事の有資格化です。
      フロン漏えいを根本的に無くしていくには、誰でもできるエアコン工事ではなく、しっかりと知識を持った有資格者が行わなければ、施工ミスによるフロン漏えいを減らすことはできません。
      かなり前からこの有資格制度の導入をお願いしていますが、ここ数年でやっと官公庁物件での施工に資格保持者の明記がされました。
      まだまだ一般には浸透しそうにもありません。
      なぜかと言うと、資格で縛ってしまうと、夏場の繁忙期に工事できる業者が足りなくなってしまうからです。
      解りますよね、どこの業界が反対するか。
      日本を支えている業界ですから、政治家もなかなか重い腰を上げようとはしません。
      難しい問題です。

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