2017年1月25日水曜日

ガス漏れ?のエアコン 室内機の位置を変えて取替工事

午後から、エアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GV2816-W 汎用機です。


既存機はこんな所に設置されていました。。。

酷いですね。エアコンの事、まったく理解してない施工です(p_-)

無理矢理入れた感満載です。
このスペースの柱と柱の幅、室内機の幅より狭いです。。。

コンセントの位置も何も考えてない。
既存機も霧ヶ峰ですが、ムーブアイ搭載機種です。
奥に入っているので、ムーブアイも何も関係ない状態ですね。
何から何まで、最悪の設置方法です。

実は昨年の夏に、「エアコンの効きが悪い」との事で、ご相談いただいていました。
点検にお伺いするとガス不足でした。
漏れ箇所を探っていきます。


配管は天井裏収納を通って、、、


延々横引き。。。


外部を立ち下がって、、、


室外機へ。


室外機周りのガス漏れが無いか、リークテスターで調べましたが反応なし。
室内側のジョイント部分も異常なし。

配管が途中で繋がれていないかチェックしましたが、どこも繋ぎ箇所は無し。

こうなったら室内機の熱交換器から漏れてる可能性が、、、

パネルが開きません。。。
前面カバーも外したいのに、外せません。。。
お客様も、「高さも高いし、パネルが開かないのでフィルターの掃除も大変だったんです。」と。。。

これ、漏れ箇所探るには室内機を一度外さないといけないし、これまた熱交換器から漏れてると仮定して、熱交換器を取替えて、ガスを規定量充填する修理費用考えると、買い替えた方が・・・
三菱電機は冷媒回路の不具合の場合、5年の保証が付いていますが、なんとまぁこれ2010年製で6年経過しています(T_T)
やっぱり買い替えた方が・・・

という訳で、取替えでご依頼いただき、本日工事にお伺いしてきました。
まずは既存機を取外します。
案の定、外すの大変でした。
高い場所で、室内機を斜めにしたり横にしたりしながら、柱に傷をつけない様、必死で撤去。。。

スッキリです。 大汗かきましたけど(^_^;)

もうあそこには設置しません。
先ほどの場所の下に、配管穴を開けます。


配管穴には、裏側から貫通スリーブを挿入しておきます。


化粧部材を室内機の側面に合わせてカットしておきます。
なぜって?、キレイに仕上げるためですよ(*´ω`*)


位置決めをして、背面板を取付けます。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


冷媒配管は費用を抑えるため、既存配管を流用。
収納部で既存配管と接続します。


何とか水勾配を付けて、配管作業完了。


室外機を接続し、電動真空ポンプを使用して、配管内部を真空乾燥します。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。


元室内機があった場所は、天井裏収納にグリルが置いてあったのでハメ込んでおきました。
もしかして、このグリル付けてエアコン運転するつもりの設計だったんですかね?(゜o゜)

「わぁ、キレイに付きましたね。これならフィルターも掃除しやすいです。ありがとうございます。」と、大変お喜びいただきました<(_ _)>

さて、どうしても漏れ箇所を特定しないと気が済まない性格なもので...(^_^;)

バラしていきます。。。

あら?ドレンパンにオイルっぽいものが見えます。


ありました!漏れ箇所発見です!

熱交換器の溶接部分ですね。。。
内部の鉄の部分の腐食が激しかったので気になってました。

よくよく思うと、室外機付近の鉄製品、全部腐食が激しかった感じがします。


隣にあった室外機のプラロックを留めているボルトも。

ここは海からはかなり離れているので、塩害地域ではありません。
浄化槽ブロワがありましたからね。
もしかすると腐食性ガスが滞留している可能性があるので、お客様に報告しておきます。
(※腐食性ガスがドレンホースを通って室内機側に登って熱交換器を痛める事例もあります)

アベ冷熱技研は「一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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