2015年11月19日木曜日

三菱電機製フィルター自掃機能付エアコン分解洗浄&不具合手直し

エアコン分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

三菱電機 MSZ-EM28E5-W(2008年製)


施工前はこんな感じでした。

LDダクトで施工されていますが、きちんと留められてなく、グラグラの状態です。
配管穴の位置が微妙で、仕方なくといった感じですね。

お聞きすると、最初はテープ巻き仕上げだったそうで、それが結露して露たれを起こしたため、手直しをお願いしたら、ダクトも付けてくれたそうです。

カバーを外すと、配管に黒カビが付いていて、結露している形跡が残っています。

露たれの原因はここの様です。

断熱材に切り込みが入っていますが、ここをきちんと密閉処理しておかないと、冷房運転中は銅管が冷えてますから、空気中の湿気を呼び込んで露たれを起こしてしまいますね。
これ、エアコン工事の注意点の基本です。。。

室内機を外してまたびっくり。。。

背面板を4箇所しか留めてありません。
この施工者は、余程コスト重視なのか、それともズブの素人なのか。。。

荷重の掛かる3箇所を追加でビス止めさせていただきました。

こんな施工されて、「室内機が落下した。水漏れする。三菱ボロい。」とか言われたんでは、メーカーがかわいそうです。
ネットで探すと、落下するエアコンって結構見掛けますが、あれほとんどが施工不良ですからね。

では洗浄に掛かります。
室内機をお預かりして、丸洗いするため電気系統を取り除いて完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。


熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓


洗浄が完了すると、取付けにお伺いします。
既存ダクトは撤去して、MDダクトへ取替えます。


室内機を掛けて、配管類を接続します。

配管の断熱をしっかり。
ドレンホースは、断熱ソフトドレンを使います。

配管を接続後、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

「いやぁ、丁寧にしていただいてありがとうございます。綺麗になりました。」と、大変お喜びいただきました。

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます。
エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

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