2015年7月19日日曜日

エアコン室内機から水漏れ・・・原因は意外なところに

昨日、3年前に新築でエアコン支給で施工させていただいたお客様から、「エアコンから結構な量の水が漏れるんですけど、どうしたらいいですか?」とご連絡いただき、本日日曜日でお休みでしたが、もう今日しか時間が取れないので急遽点検にお伺いさせていただきました。

水漏れで最初に思い浮かぶのは、「ドレンが詰まってドレン水が溢れる」とか、「機器が傾いているので逆流する」とかですが、テスト水を流し込むと、キレイに外へ流れていきます。。。

冷房運転をしばらく続けると、吹出口からボトボトと大量に水滴が出てきました。


熱交換器を見ると、一部の配管ラインに添って、結露水が付着しています。

通常、これがアルミフィンを伝ってドレンパンに流れるのですが、この結露水が流れる事なく留まっているため、風速に耐え切れなくなって吸い込まれて、吹出口の方へ飛んでいる様です。

ではなぜこんな現象が起こるかですが、熱交換器の一部しか冷却されていないので、典型的なガス不足状態だと判断しました。

ゲージマニホールドでガス圧測定を行います。

このエアコンは、R410Aというフロンガスを使用しています。
通常、外気温が32、3度程度であれば、0.95Mpa~1.1Mpa程度の運転圧力が正常値です。
しかし写真の様に、ガス圧は0.65Mpa。。。
まったく無い訳ではなく、不足している状態です。
ガス不足のため、熱交換器が一部しか結露しなくなり、水漏れの原因となりました。

さて、そのガス漏れ箇所を探します。
自分が施工したものにリークテスターを当てて漏れ箇所を探すのは、非常に精神的に苦痛です(´・ω・`)

施工した場所からの漏れは検出されませんでした。
ここで少し気持ちが楽になります(^_^;)

まず室外機の外装を取って探しましたが検知せず。
室内へ戻って室内機の熱交換器裏辺りにリークテスターを当てると、「ピー!」

室内機からの漏れの様です。
この後、漏れ箇所を特定するため、外装を外して探し回りましたが、裏の方なので「ここ」という位置までは特定できず断念。

購入後3年ですから、普通のエアコンメーカーなら、冷媒回路の保証が5年付いているハズなので、現状をお客様にご説明して、メーカーへ振りました。
ガスは補充していません。
ガスを補充すれば水漏れが止まって、今晩から使えるとは思いますが、漏れている箇所が室内機と言う事と、こちらで小さなお子さんが使われるので、安全性を再優先して充填は避けました。

※メーカー資料から→「R410AはR22と同様、毒性が少なく、化学的安定な不燃性冷媒です。しかし、R22と同様、その蒸気比重は、空気の比重よりも重いため密閉した部屋で冷媒が漏洩すると、下層部に冷媒が滞留し、酸欠(酸素欠乏)の事故につながる可能性があります。また、R22と同様、直接火気に触れると有毒ガスを発生する恐れがありますので、通気のよい、冷媒が滞留しない環境で取り扱って下さい。」

この作業、汗だくになって2時間掛かりました。
漏れ箇所を特定できなかった事だけが心残りで悔しい休日となりました。。。


【 2015年7月21日 追記 】
お客様から、「昨日メーカーさん来まして、やはり阿部さんの言う通り機械内部でした。保証内で部品交換してもらえることになりました。メーカーさんも場所特定にすごく苦労してましたよ(>_<)」と、ご連絡いただきました。
無償修理対応で良かったですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿