2014年7月7日月曜日

喫茶店の天カセ形エアコンフロンガス充填修理

先週、「店舗を借りた時から設置されていたエアコンの1台があまり冷えなくなっており、修理、交換、別途設置といろいろ考えているのですが、相談するあてが無く困っております。」と、喫茶店の店主さまからご相談のメールをいただき、点検にお伺いしていました。

家庭用の天カセ2方向吹き出しタイプが2台設置されていて、片方はほぼ風のみの状態。

室外機を見てみると・・・ん?


「なんか大きな室外機やな?」と思って接続口を見てみると・・・あら、マルチエアコンの室外機?


それも、室内機4台接続可能なタイプなのに、1台しか接続されておらず、空いている3つのうち1系統は、なぜか配管がペンチで切断されています。。。

付近はオイルまみれで、ここからガスが漏れているのは一目瞭然。

冷房運転すると2分の配管に霜が付くので、まったくガスが無い訳ではないけど、少ない状態である事は間違いありません。


ゲージを当てて、ガス圧を測定すると・・・ほぼ無し。。。


現状をご説明させていただいて、「修理で治るならそうしてほしい」とのご要望をいただきましたので、本日修理にお伺いさせていただきました。
まずは、ポンプダウンを行い、残ガスを室外機側へ回収。
ペンチでカットされた配管を外します。


フレアナットにキャップを取付けて、、、


トルクレンチで規定トルクを掛けて、しっかりと締め付けます。

これでガスが漏れる事はありません。

配管内部を乾燥させるため、電動真空ポンプを使って真空引きを開始。


真空引き終了後、冷房運転しながら、フロンガスを追加充填していきます。


規定圧力になれば、充填完了。


もう1台の方も、同じ様に配管がカットされたままでしたので、同じく修理・追加充填させていただきました。

冷風が出る様になって、美味しいコーヒーをいただきながら、しばらく様子を見てお引き渡しさせていただきました。

ところがです。。。
帰社して数時間後、「いつの間にか室内機のランプが点滅して、動作が止まってしまいました。」とご連絡いただき、夕方再訪問。

ランプが9回点滅。。。
そう言えば、美味しいコーヒーをいただきながら、某掃除業者にエアコン洗浄をしてもらったお話をお聞きしたのを思い出し、室内機のドレンパンに指を突っ込んでみると・・・

ドレン水が満杯。。。
ランプ9回点滅は、ドレンポンプ異常の表示だった訳です。

やられましたね。
ガス充填して、正常に冷える様になったので、ドレン水が出る訳です。
それまでドレン水が出てなかったので、ドレンポンプの異常に気が付かなかったという状態。。。

やれやれです。
今度はドレンポンプを取り寄せて、後日修理にお伺いさせていただきます<(_ _)>

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