2013年7月3日水曜日

新築住宅で三菱霧ヶ峰×3台新設工事(隠蔽配管流用)

6月末に、洗浄&移設にお伺いさせていただいた新築住宅で、エアコン3台の新設工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 ハイブリッド霧ヶ峰
MSZ-ZW633S-W×1台(お客様支給品)
MSZ-BXV253-W×2台(アベ冷熱技研でご購入)


最初に洗浄&移設工事でお伺いしてから日数が掛かった訳には、いろんな問題がありました。

こちらのお宅は、エアコンの配管類がすべて壁の中にある隠蔽配管でした。
この配管はアベ冷熱技研の施工ではなく、建築屋さんの下請け業者の施工です。

まず、室外機を置くスペース。。。

すべての配管がここへ集中していますが、細かくは書きません。
空調屋さんなら、ここに室外機を置きたくはないですよね。。。

そして配管穴は開けっ放しで、雨水が入り放題。。。

しかも1系統、配管が折れていました。。。
新築時はいろんな業者さんが出入りしますから、折られない様に対処しておくのが基本です。
これ、根元で折れているので、建築屋さんに治していただく様にお願いしました。

で、室内側の隠蔽ドレン。

断熱ソフトドレンホースを使用している時点で怪しかったんですが、案の定、逆勾配。。。
これも建築屋さんに治していただく様にお願いしました。

最悪だったのは、配管の末端処理。
雨水が入らない様にテープを巻いて防水処理するのが当然ですが、、、

配管内から水がドボドボ。。。
さすがにこの配管に、新品のエアコンを接続するほどバカじゃありません。

いい加減キレそうになるのを抑えて、天気の良い日を選んで再々訪問。
窒素ガス持参で・・・


配管内部に高圧で窒素ガスを送り、内部の異物を吹き飛ばします。


配管内を乾燥させた後、背面板を取付け。


配管の末端をフレア加工します。


室内機を掛けて、配管類を接続していきます。


勾配が直されたドレン配管をしっかりと接続。


室外機を取付け、電動式真空ポンプを使って配管内部を真空乾燥させます。


室外機周りはこんな感じで完了。

いかにも放熱が悪そうなスペースですが、お客様にもご了承いただいているので仕方ありませんね。。。

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

お引越しされてから、結構な日数が掛かりましたが、無事お引き渡しできました。
いろいろ問題がありましたが、すべてキレイにリカバリされた建築屋さんに頭が下がります。
お客様は「何回も来て頂いてすみません」とお気遣いいただきましたが、お客様のせいではありませんから。
最低なのは配管施工業者ですね。隠蔽施工の基本の「き」の字も知らないとはこの事でしょう。

何よりも、蒸し暑くなる前にエアコンを設置できて本当に良かったです。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

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