2012年7月5日木曜日

テナントビルでエアコン移設&分解洗浄工事(うるさら)

お預かりしていたエアコンの分解洗浄が完了したので、取付けにお伺いしてきました。

ダイキン製 ATR28GES-W(2006年製) 加湿機能付きの「うるるとさらら」です。

当初、お引越しに伴ってエアコンの移設工事をご依頼いただいていたのですが、室内機が汚れていたので「どうせ取外すなら」と分解洗浄もお奨めし、ご依頼いただきました。

電気系統を取り除いて、完全分解。


エアコン専用に開発された洗浄剤と、高圧ポンプでスミズミまで丁寧に洗います。

電気系統は外してあるので、完全に丸洗いができます。

熱交換器↓


ボディ内部↓


ドレンパン↓


ファン↓

内部はカビが生えていましたが、スッキリ綺麗になりました。

洗浄が完了すると取付けにお伺いする訳ですが、今回はテナントビルの3階で少々勝手が違いました。
下見にお伺いすると、結構古いエアコンが付いていました。


室外機を探すと・・・


壁埋込み一体型のエアコン(今は動かない)の外側に、壁面置台を使って吊り下げられています。。。

3階、それに下にはポリカ波板屋根で作られた物置があるので、長ハシゴが使えません(T_T)
あの重たい「うるるとさらら」の室外機を、窓から身を乗り出して「えいやぁ!」と置く自信なんてありません。
いや、やっちゃダメです(^_^;)
通常この様な場合、足場を建てていただくか、高所作業車が必要です。

お客様・ビルのオーナー様も交えて、いろいろな話し合いを行った結果、室外機を2階まで下ろして設置する事になりました。
本当はそれでもお引き受けするのは、前向きではありませんでした。

と言う事で、作業に掛かります。
まずは配管用の穴を開けていきます。

ALC壁+モルタル壁なので、結構時間が掛かりました。
まだ、コンクリートコア抜きの方が楽ですねぇ(^_^;)

外部はこんな感じで作業します。

波板屋根にコンパネや足場板を置いて、屋根を破らない様に慎重に作業を進めていきます。

室外機を置くための架台を設置。


ALCにアンカーは効かないので、ステンレス製の長ボルトを壁に貫通させて、部屋側の壁にLアングルを使って引き留めます。


この時やってしまいました。。。
壁貫通のために使用していたHILTIの電動工具を屋根上に落としてしまい、屋根を破ってしまいました。。。(T_T)

かなりブルーでしたが、オーナー様も「雨が漏らんようにしてもろたらええけん。」と、やさしく声を掛けていただきました<(_ _)>
もちろん、1枚新品に張替えさせていただきましたよ。

気を取り直して、室内機側の工事に掛かります。


電源は既存の200Vエアコンの電源を100Vへ切替えて、化粧モールで室内機まで延長します。


100Vコンセントが付きました。


配管を接続していきます。


「うるるとさらら」は、他の機種には無い余分な加湿ホースが必要です。

今回は移設なので今まで使用していたホースが届かないため、別売りの延長ホースを取り寄せ。
ホント施工者にとっては、嫌なエアコンです(-_-)

室内側はこんな感じで仕上がりました。


室外機43Kg+自分の体重65Kg・・・100Kg超えで屋根が持つかどうかなんて考えても作業が進まないので、えいやぁ!
何とか配管接続まで完了し、いつもの様に真空ポンプで配管内部を真空乾燥。

それにしてもこの室外機、デカイですよねぇ。。。

外周りはこんな感じで完了です。

この屋根、二度と上がりたくないです。。。(^_^;)

作業が完了すると試運転を行い、異常がない事を確認してお引き渡しです。

最近雨が多くムシムシしているので、早めに取付けができて良かったです。
これで快適な環境でお過ごしいただけますね(^^)v

アベ冷熱技研は、空調機器に精通した「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」が分解洗浄を行うので、安心してお任せいただけます。

※ご注意:2012年7月現在、エアコン分解洗浄の受付は中止しております<(_ _)>

詳細及び、分解洗浄の動画をご覧いただけます↓
[emoji:v-109]エアコン洗浄工事 : アベ冷熱技研

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