2011年12月26日月曜日

クリニック処置室の壁掛形PAC取替工事

いつもご厚意いただいているクリニックの、パッケージエアコンの取替工事にお伺いしてきました。

三菱電機製 PKZ-ERP56KC 三相200V スリムER 壁掛形パッケージエアコンです。


既存機は天吊形でした。

3年程前から基板を取替えたり、リモコンを取り替えたり、修理を何度かしてきました。
今回はスイッチを入れるとブレーカーが落ちてしまう状況になり、設置から20年近く経つ事と、省エネ性能を考えてご相談いただき、取替えをご依頼いただきました。

既存機の撤去に掛かります。

室外機は、軒先に二段置架台を使って設置されています。
辛うじて、マグネットスイッチを押すとコンプレッサーが起動するので、強制的に室外機側へフロンガスを回収します。

室内機を撤去しました。


室外機は、電動式リフトを使って入れ替えます。

リフトは3mまでしか届かないので、軽トラに乗せて使用しました。
ここから先、室外機側は社長に任せて、自分は室内機設置へまわります。

まずは室内機設置場所を右へ移動するため、天井を開口して配管を溶接延長します。


室内機を設置し、配管類を接続していきます。

配管接続が終わった時点で、室外機側で真空引き作業を開始しますが、室内作業がバタバタで写真を取り忘れました(-_-;)

既存のドレン配管は、高さが合わないので使えないため、隣の診察室にある流し台まで延長します。

できるだけ見た目を良くするため、断熱ソフトドレンホースをベージュ色のVE管の中に通して化粧しました。

流し台側はこんな感じです。


室外機側は既に設置完了。


後は、リモコンを取付けて試運転を行います。


異常がない事を確認して、お引き渡しです。

既存機はカーテンの左側にあって効率が悪かったので、壁掛タイプを通路側に設置させていただきました。
一定速タイプからインバータータイプに替わりましたので、かなりの省エネ効果が期待できます(^^)v

後は、持ち帰った室外機に充填されているフロンガスを回収します。

回収したフロンガスは、地球温暖化防止のため適正に管理・破壊処理を行います。

アベ冷熱技研は「 一級冷凍空気調和機器施工技能士」の責任施工。
お客様にぴったりの機種選定から、機器を長持ちさせるエコロジー工事まで、お気軽にご相談ください。

4 件のコメント:

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんにちは、相変わらずの素晴らしい仕事っぷりに
    感心しております。
    断熱ドレンをVEに収める技は機会があれば
    真似させていただきます^^
    来年もよろしくお願いします。

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  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    エタナル設備さん、お久しぶりです。
    VP管に断熱材を巻きつけるのが基本ですが、今回は悩みました。
    スリムダクトだと大袈裟に見えるので、仕方なくといったところです。
    現地で見ると、あんまりいいもんではありませんよ(^_^;)
    良いお年を。

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  3. SECRET: 0
    PASS: 7c75d66c6cdd272e847d465a73af39ff
    このデザインの室外機ももう20年経ってしまったのですね
    まだ新しいイメージがあったのですが
    グリルの真ん中に回転方向を表す丸い矢印が
    4つ付いているのがスリムエアコンの特徴でしたね
    私の家も霧ヶ峰SFXとAXに置き換える10年前まで
    84年式の一定速機スリムエアコンを使ってましたが
    室内外機ともうるさくてタイマーも無くて最悪でした
    尤も、マンション入居の時にタダで付けてもらったから文句は言えないのですが

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  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    霜ヶ峯さん、コメントありがとうございます。
    そうですねぇ、月日は早いものです。。。
    一定速はガツンと入るので、当時は室外機の置き場に困りましたね。
    省エネ性からも、インバーターさまさまですね。

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