2008年6月9日月曜日

内子町で8馬力床置形取替工事

早朝から高速道路を通って、喜多郡内子町の縫製作業場へ、床置形パッケージエアコンの取替工事に行ってきました。

既存の三洋電機製8馬力パッケージエアコンです。
室内機↓


室外機↓

��0年選手ですが、基板の不良で動かなくなっていました。
修理の方向で考えていましたが、すでにメーカーに部品が無く、取替えとなりました。。。

撤去は先週行いました。
もちろんフロンガスは回収して、破壊処理に出します。

��馬力タイプは、フロンガスの量も結構入っています。
回収量は、9.78kg・・・(>_<)
きちんと「フロン回収行程管理票」を作成して報告いたします。

室内機が撤去されました。


ここから、本日の作業です。
冷媒配管やドレン配管は、床下を通っていて交換できないため、既存配管を流用する工事を行います。

��馬力は、配管サイズが1インチ(25.4mm)なので、すべて溶接接続となります。
曲がりがあれば、エルボを使って溶接。。。
時間と手間が掛かります。

配管はそのまま溶接すると、管内部に酸化皮膜ができてしまうため、少量の窒素ガスを流しながら溶接します。
また、すべての接続完了後にもこの窒素ガスを使って、配管内部に圧力を掛け、ガス漏れが無いかテストをします。

漏れが無ければ、真空ポンプを使用して配管内部の真空乾燥を行い、フロンガスを送って完了となります。

ここで、通常は試運転に移りますが、今回は既存配管流用なので「配管内洗浄」を行います。
「えっ?ガス送ってから洗浄?」と思った方は、遅れてますよ(^_^)

三菱電機のリプレースインバーター機種は、室外機のディップスイッチ1つで、既存配管の内部洗浄をしてくれるんです!
すばらしい技術ですねぇ。

ということで、今回設置させていただいたのは、三菱電機製 ワイドリプレースインバータータイプ 8馬力床置形パッケージエアコンです。

でかいです。。。室内機の重さは、120kgを越えています。

でも室外機は、コンパクトでスリムになりました。


もちろん、転倒防止金具を使って地震対策も万全です。


そうそう、これで今年から電気代も、ものすごぉ~く安くなって快適に作業ができますよ(^_^)v

2 件のコメント:

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    アベさんこんにちは。
    スリムエアコンの大型機種の室外機もスリムになりましたね。
    俗に言う(コンニャク型)。
    施工の面ではいいのかもしれませんが、サービスと温暖化の面で考えると
    コンデンサーの大きい以前の角型、俗に言う(木綿豆腐型)のほうがいいのかなと思うのですが。
    当方、冷凍機のサービスがほとんどですが、冷凍機でも小型化がされていますが、最近のものは、機械自体が弱いような気がします。これもコンデンサーの関係でしょうか? アベさんはどう思われますか?

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  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こにけんさん、コメントありがとうございます。
    室外機の大きさですが、最近は大きな室外機を置くスペースがない現場が多いです。
    その辺りの需要を考えて、メーカーも出しているんだと思います。
    あと、軽くすることによって、搬入費の負担を軽くするのが狙いだと思うんですが、逆に中途半端な重さの場合、レッカーで行くか、人力で行くか、悩みも増える訳で。。。
    耐久性の面ですが、自分がこの仕事に移った10年前頃の機器と比べて、各メーカー、明らかにコストを抑えているのが判ります。
    「安けりゃいい」という、世間の考え方に合わせた作りになっているような感がありますね。
    「安く売っても、故障すれば修理で稼ぐ」「故障すれば、買い替えを奨めて販売台数を上げる」・・・大手家電店の考え方が、メーカーをも汚染しているみたいですねぇ。

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